今日のヨタ噺は・・・


公明党の遠山清彦・前財務副大臣は緊急事態宣言が続く中、銀座のクラブを訪れていたことや、自らの資金管理団体がキャバクラ店などに支出していたことが明らかになったのを受けて1日、衆議院議員を辞職しました。



又、自民党の松本純元国家公安委員長は、深夜、東京・銀座のクラブでハシゴしたとして、

田野瀬太道文部科学副大臣、大塚高司衆院議院運営委員会理事が離党しました。



当初、松本氏は国対委員長代理を辞任した129日、銀座クラブには「1人で行った」と説明。しかし、実際には3人で訪問しており、虚偽説明だったことが判明。

松本氏は「後輩2人をかばいたかった」と述べ、虚偽説明を謝罪しました。



松本氏らの説明によると、3人はイタリア料理店で女性2人と一緒に食事をした後、その後、3人で銀座のクラブを訪れていたとの事。。。

正に「巫山戯る」な!!


アレッ?

キーボードで変換すると「巫山戯る」と出て来ました。。。

「巫山戯る」という漢字、これは確かに「ふざける」と読みます。

では、なぜ漢字で「巫山戯る」と書くのでしょうか?


辞書で「ふざける」という言葉の意味を確認します。

ふざける

 冗談を言ったり、おどけたことをしたりする。

 子供などが浮かれて騒ぎまわる。

 人を馬鹿にしたようなふるまいをする。

 男女がたわむれる。いちゃつく。〔「巫山戯る」は当て字〕

『大辞林』三省堂


意味は先ほども書きましたが、日常的によく使われるものばかりです。

唯一、ちょっと特殊かな?と思われるのが④の意味でしょうか?

そしてまさに、この④のところに〔「巫山戯る」は当て字〕という説明書きがあります。

察するに、「ふざける」という言葉が成立したずっと後に、誰かが洒落て字を当てたのでしょう。

では「巫山戯る」という字はどこから来たのか?


「巫山」は中国四川・湖北両省の境にある名山で長江が山中を貫くように流れていて、巫峡をつくりあげています。


巫山

「山は重畳にして天日を隠蔽する」と表されるような切り立った山、深い谷間の深山渓谷巫山でざれよう(あそぶ)とするのはとても危険でたわけ者(馬鹿者)のすることの意味。

同じ「巫山」という字を使った語に「巫山の雲雨」とか「巫山の夢」といったもの(故事)があります。


内容はどちらも同じで、「中国、楚の懐王が夢の中で巫山の神女と契った」という故事を指します。



このことから中国では「巫山」といえば男女がいちゃつく場所という共通したイメージができたのでしょう。

また「戯(ぎ・げ・け)」という字も「戯れる」と書いて「たわむれる」と読みますが、「男女がみだらな言動をする。いちゃつく」という意味があります。

ですから「巫山で戯れる」と書けばまさに、「ふざける」の④に意味に合致しますし、発音的にも「巫山戯る」でピッタリです。


銀座のお姉さん達と緊急事態宣言が続く中、イチャイチャしていた議員さん!



「巫山戯る」は貴方達にはピッタリの言葉ですね!!

でも、貴方達がお姉さん達にチヤホヤされて「やにさがって」大枚を叩いた飲み代。。。

それって、出所はコロナ禍で苦しんでいる国民の税金ですよ!

因みに「やにさがって」の語源は、キセル(パイプ)を加えてタバコを吸うとき、そのヤニが口元に下がってくるようにキセルを上向きにくわえます。



その姿が気取ってるように見えることから、脂下がる(やにさがる)という言葉が生まれたようです。

貴方達の記者会見、見ていたら、言葉が上から目線。

「巫山戯るなっ」!!


ウォッホッホッ・・楽しんで頂けましたか?