お晩です!

今宵も「爺ィの夜話」をどうぞ!

47話は・・


今日225日はヱビスの日でした。

サッポロビール(株)が1890年(明治23年)225日に「ヱビスビール」が初めて発売されたことから、自社ブランドのヱビスビールをPRすることが目的です。




ヱビスビールは、厳選されたアロマホップをふんだんに使用し、長期熟成によって生まれた麦芽100%の「ちょっと贅沢なビール」。

専ら「本麒麟」の爺ィの口には中々入りません。(*'▽'*)

いい値段がしますからね。


ところで「日本のビール」っていつからあるのでしょうか?

日本人で初めてビールを醸造したのは川本幸民氏。


川本幸民氏

1853年頃、川本氏は自宅でビールの醸造実験を行い、曹源寺境内で、桂小五郎氏、大村益次郎氏、橋本左内氏といった人物を招いて、醸造したビールの試飲会を行ったと言われています。

文献上では川本以前にヘンドリック・ドゥーフや高野長英の醸造法が見られますが実際に作られたのかどうかは不明。

1869年に、日本で最初のビール醸造所「ジャパン・ヨコハマ・ブルワリー」がアメリカ人のG・ローゼンフェルトとドイツ人技師のE・ヴィーガントにより横浜の外国人居留地に設立。

今は井戸の跡しか残ってませんが・・



1870年にノルウェー系アメリカ人技師ウィリアム・コープランドが「スプリング・バレー・ブルワリー」(後の麒麟麦酒)を横浜の外国人居留地に設立。


スプリング・バレー・ブルワリー

また、コープランドは、工場隣接の自宅を改装し、外国人居留者と外国船の船員向けに「スプリング・バレー・ビヤ・ガーデン」を開設、コレが日本初のビアガーデン。


今も残るスプリング・バレー・ビヤ・ガーデン

1872年には大阪市で渋谷庄三郎が「渋谷ビール(しぶたにビール)」を醸造、販売。



渋谷が日本人としては初めての本格的なビール醸造・販売業者です。

以後、「三ツ鱗ビール」、「北方ビール」、「桜田ビール」と次々販売が相次ぎました。

1876年には開拓使が札幌市に札幌麦酒醸造所(後のサッポロビール)を設立し「冷製札幌ビール」の製造、販売。


札幌麦酒醸造所

コレが日本人による初のブルワリー(ビール醸造所)

1885年にはジャパンブルワリー(麒麟麦酒の前身)、1887年には丸三麦酒、1888年には札幌麦酒株式会社、1889年には大阪麦酒株式会社(アサヒビールの前身)、1893年には日本麦酒のヱビスビールが生まれました。

1906年にはビール産業を外国に対抗すべく清浦奎吾農商務大臣の強い働きかけによって日本麦酒、札幌麦酒、大阪麦酒は合同し、大日本麦酒が成立しました。


大日本麦酒


第一次世界大戦で、アメリカ合衆国はヨーロッパ各国からのビールの輸入を絶たれ、日本や東南アジア、インドで醸造されたビールを大量に輸入、1913年と比較して、第一次世界大戦が終戦となる1918年には、日本のビールの輸出量は222倍にも上り、日本で醸造されるビールの25%が輸出に充てる程の規模になりました。

しかし1920年にアメリカで禁酒法が施行され、これに伴ってアメリカ国内で不要となったビール醸造機械を買い取って日本に運ぶことで、新たなビール会社の設立が相次ぎました。



1939年、日本のビール製造量が第二次世界大戦前のピークに達し、同年918日に物価停止令による販売価格の固定化、続いて1943年に製品の規格が統一化されて、戦後1949年までこれらのブランドが消滅する時代が続きましたが、1949年には大日本麦酒が朝日麦酒(アサヒ)と日本麦酒(サッポロ)に分割され、麒麟麦酒(麒麟)との三社体制になりました。

(後にサントリーが参入)

コレが今でも続いています。。。

さてと拉麺!拉麺!


先月開店したお店。

そろそろ落ち着いた頃かな?

「一蘭」さんにお邪魔します。

お店は「ノルベサ」の一階。




外からは中の様子がわかりません。

店内に入ると「オッ!!凄い行列!!」



店舗入り口の可愛いお嬢さんから「お一人様ですか?ただ今230分で席へご案内できますが・・」

「食券を買って列にお並びください」

スラ〜と言われて・・



券売機の前には3人連れの女性達が・・券売機は二台あるのですが二台とも占拠してその前でアレコレお喋り・・

邪魔なんだよォ!心の叫び!

ヤット券売機が空き、いざ購入。

タケェ!!ラーメンが950円!!

替え玉やら煮卵などのトッピングを入れると軽く1000円超え・・

取り敢えず基本のメニュー「ラーメン」950円を購入。

列に並びます。



並んでいると回転は案外速い・・・

お嬢さんが店舗の案内やらチラシなどをくれ注文表に記入を促されます。



味の濃さ「基本」

こってり度「基本」

にんにく「基本」

ねぎ「青ねぎ、白ネギ」

チャーシュー「あり」

赤い秘伝のタレ「2倍」

麺のかたさ「普通」



暫し並んだ挙句ヤット席の通されます。

席はカウンターのみ40席ほど。

細長いカウンターへの入り口付近には暖簾が掛かり中は見えない造りになっています。



1人ずつ隣席と仕切られた異様な雰囲気のカウンターは味集中カウンターだとか・・




ココは某宗教の瞑想部屋かぁ・・

味集中と言われながら店舗スタッフ達の威勢の良い声が・・耳障り・・

正面の簾が開き、先ほど記入した用紙と食券が回収されると丼もそこから出されるスタイル。

スタッフに用事の有る時は呼び鈴を押してとか。。。

暫し後「ラーメン」登場!!



白濁豚骨スープの上にはペラペラチャーシュー、ネギ、赤い秘伝のタレ。

極めてシンプルです。

と言うより「コレで950円?」

先ずはスープを一口!!



スープは豚骨ベースですが、遠い昔に頂いた「丸泰」のインスタントラーメンのような味わい。。。

不味くはないけどこれで950円?



ストレートの細麺は素麺を茹でたような食感。

麺の風味も味わいもありません。

爺ィの様な少食でも替え玉しなくちゃ全く足りない量で、これで950円?



赤い秘伝のタレの主成分は殆どが一味で2倍程度ではさほど辛さはなく「秘伝」とは全くの意味不明!




チャーシューはペラペラの物。

如何にも既製品。。。

味付けも薄めで肉感もなく・・ガッカリ。。。


スープの最後の一滴まで頂きましたが、矢張り値段に拘ります。

札幌でこのラーメンが受け容れられるとは思えませんがねぇ。。。

お嬢さんは可愛いかったけど・・


折角「ヱビスビール」の日ですからプチ・エピソードを。。。



ラベルの戎様は鯛を一匹抱えていますが百本に一本の確率で後ろの魚籠から鯛の尾が出ているものがある。

これは有名な話。


ヱビスビールが由来となったJR東日本恵比寿駅の発車メロディには、ヱビスビールのCMソングである「第三の男」のテーマ音楽が導入されているそうです。




アサヒグループ食品のビール酵母「エビオス」はヱビスビールより名付けられたものです。

戦後の大日本麦酒分割時にエビオスがアサヒビールに承継されたため、ビールとは会社系列が異なる状態になってしまいました。




戦前、中国の大連で「ヱビスビール」が販売された事がありましたが、ほとんど売れませんでした。

その原因は、この地域が日本の支配下に置かれる前はロシアの影響を強く受けていた地域であり、ロシア語では女性器を意味する言葉に「ヱビス」の発音が近かったことから、恥ずかしくて、嫌われたためであるとされています。

(*'▽'*)


発売は1890年(明治23年)ですが、ラベルに書かれているのは当時の日本麦酒醸造会社が設立された1887年(明治20年)になっていて、戎様を挟んで(左から)「BORN」「1887」と書かれています。(※2016315日のリニューアルによって、発売年の「BORN」「1890」に変更されました)



「ヱ」の文字はワ行に属するのにローマ字表記はWEBISUあるいはEBISUではなくYEBISUとヤ行になっていますが、これは古いローマ字の綴り方でエ・ヱのどちらもyeと綴ることがあった名残りです。

日本円をYenと表記するのも同じ理由です。

かつては江戸をYedoと綴ったこともあったそうです。

なお、工場跡地に開業した恵比寿ガーデンプレイスの英語表記もYEBISUとなっています。



恵比寿ガーデンプレイスなんてお洒落な場所、田舎者には縁がありませんし、ヱビスビールも・・高くて滅多にお口に・・たまには・・(^_^*)

旨ければ高くてもいいのですが、大して美味しくないラーメンに、この値段は・・



店舗情報

店名

一蘭 札幌すすきの店

電話番号

011-242-1033

住所

札幌市中央区南3条西5-1-1 ノルべサ 1F

営業時間 

10:00~翌4:00

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

駐車場 

 ✳︎完全禁煙



ご馳走様です。

今回の「一蘭 札幌すすきの店」さんは☆☆☆☆とさせて頂きます。

いつも最後まで読んでくださって本当に有難うございます。



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