「浜」という漢字は皆さまご存知かと思います。
人の苗字でいえば「浜田、浜崎、浜口」、地名なら「横浜、浜松、舞浜」をはじめ、海岸でも「〇〇浜」という名前はたくさんあります。
「はま」という読み方の漢字は、「浜」以外にも「濱」や「濵」などもあります。
ですが、その違いは何なのでしょうか?
一般的に一番多く使われる「浜」という漢字、この「浜」の旧字体が「濱」です。
そして「濱」の異体字が「濵」になります。
「濵」という漢字を初めて見たので、気になって調べてみると、実は、ダウンタウンの浜田雅功さんの本名も「濵田雅功」。
「濵」の読み方は、「はま」や「ひん」と呼びます。
(異体字とは、同じ字と認める範囲で特に正体の字形が異なる字のことを言います)
「浜・濱・濵」の3つとも読み方や意味は一緒です。
浜という漢字の意味は「はま・水際・波打ち際」です。
携帯電話・スマートフォンやパソコンでも、「はま」と入力して変換しても「濵」という漢字が出てこない場合は、「ひん」で文字変換すると出て来る可能性があります。。。多分。。。爺ィ確認済み。。。
確かに「浜・濱・濵」という漢字は3つとも同じ意味ですが「浜」という漢字が一番良く使われます。
日常シーンにおいて、使う漢字を迷う事はそこまで無いかと思うのですが、人名(苗字)で使う場合は少し注意した方が良いかもしれません。
特にビジネスシーン等で「濵田」さんや「濱口」さんへメールを送ったり宛名を書く際に、「浜」という表記を使われるのを嫌がる方もいらっしゃったりするので失礼にならないように気をつけましょうね。
今日の、お店も「濱」がつくお店。
「浜」ではありませよ!!
という訳で今日のお店は南区藤野二条5丁目「味の濱龍」さんで今年264杯目の拉麺。
今日は「ムリクリ」です!
すいません!
昨日入ろかな?どうしようかな?と・・「九十九」に行っちゃった!
石山通りに面しているラーメン店「味の濱龍」さん
看板の「ねぎラーメン」の文字。
なんダァ?あの文字?
つい心惹かれ、訪問しました。
駐車場は店裏のチョットは離れた空き地。。。
アララッ?○山製麺の配送トラックが二台・・
コチラは確か・・太兵衛・小林製麺さんのはず・・
ヤッパリ配送先でラーメンを食べるのはあずましくないのかなぁ?
お店に向かう途中○山製麺のジャンパーを着た男性2名が食事を済ませたようで・・
お店の外観はゲバイです。
店内に入ると・・雑然・・
先客は3名。。。
店内は雑然としていますが。。。
初老のご亭主が笑顔でお出迎えです。
先ずはメニューを拝見!!
コチラのオススメでもある「ネギラーメン」は・・
矢張り「醤油ラーメン」750円
その下の「光メン」が気になります。。。
客席のそれぞれには「眼鏡クリーナー」が・・
アララッ?調理場にあるのは業務用のらーめんたれ!「南華園」のものですね。
カウンターの上には矢張り「業務用つぶ野菜ソース」あちゃァ!
こうあからさまに見せられると・・興ざめ・・
暫しのち「醤油ラーメン」登場!!
旭川ラーメンを思わす醤油スープと小さなチャーシュー、メンマ、海苔、刻みねぎ。
値段の割に寂しそう・・
先ずはスープをひと口!!
ウンウン!
豚骨ベースの醤油スープは旭川よりの味わい。
業務用が頭にチラつきますが・・美味けりゃ良いじゃんと納得させて・・
ネット情報では「鶏ガラ出汁は一切仕様していないとのこと。よく勘違いされるお客様が多いとか・・」
成る程!力強いスープの正体は豚骨なんですね。
麺は太兵衛・小林製麺の昔ながらの黄色い縮れ麺。
このスープにあった美味しい麺ですよ。
チャーシューは程よく柔らかなトロトロタイプの一歩手前のもの。
美味しい!
スープの最後の一滴まで頂きました。
外観からゲバイラーメンを想像してましたが、見事に裏切られました。
食べている途中お隣に矢張り年配の女性が・・注文に迷われてご亭主に色々質問をされていましたが・・「先ずはビール!」えッ?お母さんまだビールは早い時間でしょ。。。ご亭主が瓶ビールと「おつまみ」を二品。。
「先ずはコレを食べていて下さい」。。
良いなぁ。。
「浜」という字の旧字体「濱」は「さんずい」に「来賓」「主賓」の「賓(ヒン)」と書くのは前述通り。
この文字を、金文の時代にまで遡ってて紐解くと、建物の屋根を意味する「うかんむり」の下に、動物の後ろ足をあらわす形(「万」)を描き、その下に「貝」という文字が書かれています。
ここで示されている建物とは、祖先を祀る霊廟のこと。
その中に生贄となった動物の足、更に宗教的儀礼で使う道具としての「貝」を供えて、神様を迎えます。
「さんずい」は水をあらわす部首ですから「浜」という字は海の辺り、浜辺で行う儀礼的な行為を意味しているのです。
かって、古の人々は天体の巡りと潮の満ち干きをよみ、海原の上空に群がる鳥達の様子を眺めて漁に出る日を決めていました。
その上で、海の安全と豊漁を願う儀式を厳かに行います。
それは、今もなお日本各地の浜辺で見られる風景。。。
「鎌倉 舟おろし」
さらに、漁に出ない日の人々は、貝や海草、植物を取り、衣食住の全てを「濱で」まかなっていました。
そこには、広大な命の源に感謝を捧げながら営む、細やかだけれど豊かな暮らしがあるのです。
時には大災害を齎す「海」ですが・・
店舗情報
店名
味の濱龍
電話番号
011-593-1322
住所
札幌市南区藤野二条5丁目1-14
営業時間
11:00〜24:00
日曜営業
定休日
木曜日
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
駐車場 有(店裏の指定駐車場 10台)
✳︎全面喫煙可
ご馳走様です。
今回の「味の濱龍」さんは☆☆☆☆☆とさせて頂きます。
業務用のタレは隠して欲しかったなぁ!
いつも最後まで読んでくださって
本当に有難うございます。