「奴」とは武家に働く者の中でも低い身分にあたり、「中間(ちゅうげん)」や「折助(おりすけ)」と呼ばれていた武家奉公人を、蔑むときの呼び名です。



「家つ子」(やつこ)が語源であるとされています。

奴は農民や一般町民の次男三男が雇われてなることが多く、武士が出かける時の荷物持ちや雑務をこなしました。また参勤交代の時には大勢の奴が必要となるため、このときだけ臨時で雇われるということもあったそうです。



奴は、大きな四角形を染めた半纏を着ていることが多く、この紋所は「釘抜紋」と呼ばれ、この紋所から、食材を大きめの立方体に切ることを「奴に切る」と表現するようになりました。「冷奴」は豆腐を奴に切って食べることからその名がついたとか。。。




現代でも正月などに凧揚げをする際によく見かける「奴凧(やっこだこ)」は、この奴の筒袖を張った姿を模したものです。



また、遊郭や花柳界の女性がこの身分の男性の言行をまねることがあったことより、遊女や芸者を「○○奴」と呼ぶことがあったそうです。

そういえば居ますね!!

「椿 鬼奴」さん!!

で今日のお店は「松尾ジンギスカン 丘珠店」



んッ??「ラーメン」じゃないって!!

まぁまぁ!ほらねッ!!



「奴ラーメン」の暖簾があるでしょう!

「松尾ジンギスカン 丘珠店」さんはこの暖簾が出ているのです。

という訳で今日のお店は東区北丘珠二条2丁目「奴ラーメン」で261杯目の拉麺。


ジンギスカンもラーメンも食べられる北丘珠の食事処。

丘珠高校の近くにあるラーメン屋さん。

平日の昼時に訪問。

「名水ラーメン」さんに行く途中に見つけたお店です。

でも食べログには掲載なし!!

「松尾ジンギスカン 丘珠店」で検索するとヒットしました。

お昼前に訪問。

お母さん一人で切り盛り。

前客の方はカツ丼!

メニューを拝見!!



ジンギスカン定食、野菜炒め定食、焼きそば、うどん・そば等もあります。


爺ィは当然「正油ラーメン」550

お昼近くになるとドンドンお客さんがご来店!!

皆さま「ラーメン」が多いようですね。

鉄工団地が近いので、昼食時は工場の方が来店しているようです。



「松尾ジンギスカン」のフランチャイズなのでしょうが別の名前を付けて商売しても良いようですね。

「奴ラーメン」とは・・糸が切れてどっかに飛んでいかなければ良いのですが・・

ラーメンの注文が入るたびに別室にラーメン玉を取りに行くお母さん・・

暫しのち「正油ラーメン」登場!!



黒っぽい正油スープの上にはチャーシュー、メンマ、キクラゲ、麩、刻みねぎ。


先ずはスープを一口!!



ウンッ??旨いような・・ありきたりなような・・

でも不味い訳ではありません。

僅かな感じるフルーティな風味。

まるでジンギスカンのタレを使用したような・・「銀波」のラーメンの焼肉のタレ味を思い出すような・・

正油ラーメンはそのせいかスッキリ、サッパリ!!



麺は奥から取り出してきてその都度茹でるのでどこのラーメンからわかりません。

でもザ・札幌麺です。



チャーシューは固めで・・

でも柔らかな箸で摘むとバラバラ!!

もう少し大きなのが良かった・・


麩、メンマ、キクラゲ、刻みネギはいたって普通の物。


スープの最後の一滴まで頂きました。


人に代わって願掛けや水垢離(みずごり)をする所から「願人坊主」と呼ばれた僧が、街頭で囃して踊り最後に「エー奴さんどちら行く」とお定まりのように唄いました。



それが、寄席や花柳界に広まって独立。大衆に大いに受け入れられ、端唄と言えば「奴さん」と思われるほどになりました。

願人坊主は半僧半俗の僧であったものが次第に芸などを披露して金銭を乞うようになり、やがて僧の格好をした大道芸人を指す言葉になりました。

「かっぽれ」も願人坊主が始めた踊りとして有名です。


俗謡「奴さん」の歌詞で

「エー 奴さん どちらへ行く(アーリャコリャコリャ)

旦那を お迎えに さっても寒いのに 共ぞろい

雪の降る日も 風の夜も サテお供はつらいネ

・・中略・・

きぬぎぬ 言葉も交わさず あすの夜は裏の窓には わし一人サテあいずは良いか

しゅびをようして 逢いに来たわいナ(アリャセコリャセ)

それもそうかいな アーコリャコリャ」 




この「きぬぎぬ」とはなんでしょう?

三省堂「大辞林」では「後朝(きぬぎぬ)」は次のように説明されています。

男女が互いに衣を重ねて共寝した翌朝、別れるときに身につける、それぞれの衣服。

相会った男女が一夜をともにした翌朝。また、その朝の別れ。

夫婦の離別



「首尾をようして」とは、「首尾よくして」、つまり物事がうまいぐあいに都合よく運ぶ様を意味している。。。

「裏の窓には わし一人サテあいずは良いか」ウフフっ!!




忍んで来た様ですね。。。

奴さん・・やるなぁ・・


店舗情報

店名

松尾ジンギスカン 丘珠店(奴ラーメン)

電話番号

011-781-0511

住所

札幌市東区北丘珠二条2-1-12

営業時間 

11:0020:00

日曜営業

定休日

火曜日

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

駐車場 有(隣接)



ご馳走様です。

今回の「松尾ジンギスカン 丘珠店(奴ラーメン)」さんは☆☆☆☆☆とさせて頂きます。

いつも最後まで読んでくださって

本当に有難うございます。



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