俳聖・芭蕉は「奥の細道」の旅の翌年春から頻繁に琵琶湖を訪れています。

時には庵を結び住処にした事もあるようです。



中でも近江八景のひとつ・堅田の浮御堂(滋賀県大津市本堅田)は、松尾芭蕉のお気に入りの場所でした。

元禄4年(1691816日、堅田の竹内茂兵衛成秀という人の家で俳句の席を催したと、俳文「堅田十六夜の弁」に書いています。



前日(十五夜)の夜、同じ大津にある、義仲寺で月見の宴が催されました。

(義仲寺は琵琶湖畔にあり、現在も「芭蕉」のお墓と「木曽義仲」のお墓が並んで眠っています)


翌日も、その余韻は冷めず芭蕉は数名の門人と、琵琶湖を舟に乗って堅田まで出かけたとのこと。

この日の俳句の席は、前夜にも増して盛況だったといいます。


芭蕉は俳文「堅田十六夜の弁」としてこの日の事を記し、成秀に贈りました。


「堅田十六夜の弁」は「望月の残興なほやまず。二三子いさめて、舟を堅田の浦に馳す。・・」から始まる名文で中盤には「やがて月雲外に離れ出でて、金風・銀波、千体仏の光に映ず・・」と続きます。。。

アラッ??見つけちゃった!

「銀波」!「銀波露」

という訳で今日のお店は豊平区月寒東513丁目の「らぁめん銀波露 札幌月寒店」さんで今年78杯目の拉麺。

今日も「重箱の隅」ですいません。



江別に本店があり、月寒店・手稲店・帯広店の4店舗があるチェーン店です。

ラーメン屋さんらしくない外観は知らない人が見たらケーキ屋さんかと思うかも・・

カウンターは店内中央に10席ばかり。

あとはテーブル席で合計50席と広いお店。



カウンターに腰掛け矢張り何時もの「香ばし醤油」730円をお願いします。

男性スタッフ3名女性スタッフ3名が元気よく働いています。

何時もながら接客態度が良いのには感心します。

ガラスの向こうではお兄さんが鍋でFIREショー。

いかにも「香ばしい」匂いが店内に流れています。

暫しのち「香ばし醤油」登場!!



何を「香ばしく」したのかは分からないけど、確かに「香ばしい」

茶色く濁りのあるスープの上には大きめチャーシュー2枚、メンマ、軟白ネギ、ターサイ、玉ねぎ。

チャーシューの上にはゴマやフライドオニオン。

独特の匂いがします。


先ずはスープを一口!!



ウンウンッ!コレコレッ!

何時もの味。

豚のゲンコツベースの白湯スープは、醤油の風味と合わさって、更にFIREされる事により、一層風味が加わって美味しい!


 

麺は「さがみ屋製麺」の中細で軽く縮れの入った黄色い麺です。

初めて頂いたとき一瞬旭川の麺か?と思いましたが、矢張り違う味わいです。



チャーシューは厚さ、大きさ申し分なく、トロトロの一歩手前で風味が良く美味しいです。


玉ねぎは炒められてツヤツヤとして、美味しい!



ターサイは少なく、特に印象はないです。

あっと言う間にスープの最後の一滴まで頂きました。

このお店のスープはセントラルキッチンで一括生産、各チェーン店に配送されるとのこと。

その配送方法に問題があるなど言われていますが、美味しけりゃカンケイない!

ススキノの岡家のように「臭い」豚骨臭」をご近所にばら撒くより、余程良い!


今日は俳句でしたが、こんな句を見かけた方も多いかと・・

「急ぐとも 心静かに手を添えて 外にこぼすな 松茸の露」

「詠み人知らず」の狂句ですね。



どこのトイレを利用しても、清掃する人が必ずいます。

その方に感謝と敬意を込めて「きれいに、こぼさずに」使用するのがマナーでしょう。


トイレに関する句はこれ以外にも男性に対しては

「急ぐとも 西や東に垂れかけな 皆見(南)る人が汚(北)なかりける」

「急ぐとも 心静かに 真ん中へ 散らば吉野の花もきたなし」


次は女性の句ですがね。。。

「急ぐとも 心静かに 殻を開け そっと潮吹く 磯の蛤」

「ほとばしる 磯の鮑に 潮香る 決して漏らすな 羽衣の露」

キャア!(*≧∀≦*)

女性の方怒らないで・・



でも・・これで出来ました。

「銀波」と「露」

なぁんてね!



店舗情報

店名

らぁめん銀波露 札幌月寒店

電話番号

011-853-1222

住所

札幌市豊平区月寒東513丁目1-23

営業時間

11:0022:00

日曜営業

定休日

年中無休

駐車場 有(店周り20台)



ご馳走様です。

今回の「らぁめん銀波露 札幌月寒店」さんは☆☆☆☆☆☆とさせて頂きます。

いつも最後まで読んでくださって

本当に有難うございます。



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