「沙羅乙女」 

高梨沙羅さんではありません。

戦前の1939年に公開された東宝映画。

原作は獅子文六、主演は千葉早智子、徳川無声、北沢豹、江波和子、藤原鎌足。

その一節に「耳の端(はた)で万雷の拍手を聴いたように、町子は面眩(おもはゆ)く、面喰った。」と言う場面があります。



「万雷」とは・・とても多く、大量の雷と言う意味で、転じて大きい音の例えに用いられることも。 

今日のお店は「万雷の拍手」で再開した「味の万雷」さん

6月に閉店したと聞いていたのですが、「あそこのお店やってたよ」と家人から聞き、調べてみたら10月に再オープン!

「閉店」したと聞いて、あ~旭川ラーメンのお店が一つ消えたことに寂しさを感じていました。

お店の前を通るたびに店舗も人手に渡るんだろうな~と思っていました。

復活したと聞き何はともあらず、急いで駆けつけて・・

違う方が名前も継いで開いたのかな?



オ~暖簾が新しくなっている!

店内に入ると以前と同じようにラジオがB G M。

ご亭主と息子さんとホール担当のお姉さんの3人体制は以前と変わらず。

券売機で購入したのは「やわらかチャーシュー正油」700円・・でも以前の様に百円玉でキャッシュバック。


何と600円じゃん。

日曜日のお昼さぞかし混雑してると思ったらお客様は爺ィを入れて五人。

再オープンを知らない方が多いのだろうなぁと・・

カウンターに座ってメニューを見ると

「やわらかチャーシュー正油」がありません。あるのは「ゴマ風味正油」??「やわらかチャーシュー」は何処??

メニューも以前と少し整理されています。



変わらないのは・・

ご亭主は相変わらず仏頂面。

お兄さんは必要以外は無口。

静かな厨房。。。鍋の音。。

カウンター席で静かに待つこと5分くらいで「やわらかチャーシュー正油」登場!!



旭川ラーメンらしい濁りある茶色スープの上にはチャーシュー3枚、メンマ、ネギ。スープの下には軽くウエーブのかかった麺。

お気に入りの旭川ラーメン。

豚骨と魚介の濃いめのスープに加藤製麺が安定の味。

しかし以前に比べて若干正油感が強く、スープの風味が弱々しい気がして・手

でも旨い事には間違いない!



チャーシューはトロトロの柔らかいタイプ。爺ィの好みのチャーシュー!!

やっぱ・・このチャーシューなしでは「万雷」さんには来なかっただろう。

旨いッ!

スープの最後の一滴まで頂きました。

帰る時に「お体大丈夫ですか?」といつも寡黙なご主人に声をかけたら、ニコヤカな顔で「足より腰が痛くてネェ!何とか頑張ってます。」「又伺いますね」「ありがとうございます!又お待ちしています!」と満面の笑みで・・

笑い顔は中々感じ良いご亭主!

お店を出るまでコチラをニコヤカに見ておられました。


閉店セールと称して安売りをしていた次の日に、いつもと変わらず営業しているお店。これはいったいどういうことなのでしょうか?



この手によくあるカラクリは、

「閉店=永遠に店を閉める」ではなく、「閉店=今日は店を閉める」という意味での閉店セールです。

「味の万雷」さんは違いますよネッ!


ご馳走様です。

今回の「味の万雷」さんは☆☆☆☆☆☆とさせて頂きます。

さらに再開を祝福して☆一つ追加させて頂きます

いつも最後まで読んでくださって

本当に有難うございます。


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