先にブログで書いた通り、最近北北海道を旅行した。稚内、利尻、礼文島だ。
稚内にある宗谷岬が日本の最北端とのことだ。だが、その直後フェリーで渡った礼文島の北のはずれのスコトン岬の方が何となく北端にある気がしたので調べてみた。ウィキペディアによれば、以下のとおりである。

スコトン岬(スコトンみさき)は、北海道礼文郡礼文町にある礼文島の岬。「須古頓岬」と漢字で表記されることも多い。晴れた日には樺太(サハリン)が望める。スコトンとは、アイヌ語で、シコトン(大きな谷)・トマリ(入江)=「大きな谷にある入江」という意味である。
最北端と最北限
礼文島にあるスコトン岬「最北限の地」の碑がある。
宗谷岬は北緯45度31分22秒、スコトン岬は北緯45度27分51秒。よって、宗谷岬の方が約3分31秒(約6,541m)北に位置する。以前は共に最北を名乗っていたが、測量の結果宗谷岬が「最北端」と判明した為、スコトン岬は「最北限」を名乗るようになった。しかし、日本国政府の実効支配の及ぶ範囲内での最北端は、宗谷岬北西方にある弁天島(北緯45度31分35秒)であり、更に日本国政府が領有権を主張する範囲内での最北端は、択捉島のカモイワッカ岬(北緯45度33分28秒)である。
稚内側
宗谷岬:北緯45度31分22秒
弁天島:北緯45度31分35秒
礼文側
スコトン岬:北緯45度27分51秒
種島:北緯45度30分20秒

おや、と思った。「日本国政府が領有権を主張する範囲内での最北端は、択捉島のカモイワッカ岬(北緯45度33分28秒)である。」・・・・と。
意外に思えた。択捉島は何となく、知床の東にあるように感じていたので、そこが宗谷岬より北にあるとは・・・・・。
でも、下図によって明らかになった。千島列島は北に向かって弓なりに位置しているのだ。そしてまた、この地図により、終戦まで日本国領土であった、南樺太(サハリン)は随分北にあるのだな、・・・と。ロシア(ソ連)との国境付近は千島列島を超えたカムチャッカ半島に近い緯度にあることが分かりこれまた意外に思った。