毎回、米国の大統領選挙は、内政問題が中心です。外交、特に今は米中関係はあまり争点にはならないでしょう。
今争点として注目されているのは、
1)移民問題、2)イスラエルによるガザ地区への大規模攻撃への対応、3)国内経済問題、4)人工妊娠中絶問題、5)トランプ氏の法律違反を巡る裁判、6)人種・LGBTQ(性的少数者)差別、7)バイデン・トランプ両氏の年齢 などだ。
以上の争点を巡って、バイデン大統領とトランプ氏が本戦で争った場合、「勝負は五分五分、どちらが勝ってもおかしくない」というのが、米国有識者の見方らしい。

バイデン大統領は現在81歳、米国人の平均寿命をすでに超えている。「もしトラ」ならぬ「もしハリ」を懸念する意見もあります。つまり高齢のバイデン大統領が任期途中で引退したならハリス大統領が誕生する可能性があります。その場合どうなるか、特に対中政策は不透明です。ハリス氏の政策手腕に期待する声は聞こえてきません。