米大統領選に臨む共和党候補を決める予備選挙でドナルド・トランプ前大統領の圧勝が続いている。民主党現職のジョー・バイデン大統領の支持率が低下していることもあり(支持率の低下は、彼の老齢の心配もある:彼は今81歳、4年間大統領が務まるのかの不安)、トランプ氏が次期大統領に再選される可能性が現実味を帯びてきた。もしそうなった場合=「もしトラ」、トランプ次期政権はどんな政策を取るのか。

日米両国の一部で、トランプ氏は日米同盟の縮小や破棄にまで踏み込むという警告が出始めた。北大西洋条約機構(NATO)を軽視するこれまでの同氏の発言が背景にある。
だが、トランプ陣営の政策研究機関が今後の対日関係について分析している政策文書を入手して、内容を点検すると、記載されていたのは、日米同盟破棄説とは正反対の、日米同盟大幅強化への強い意向だった。
全く正反対の方向だが、トランプ氏がこの通りの政策をとるとは限らない。要はトランプ氏の場合、ハプニングもあり得るし、大統領になってみないと分からない、というのが正直なところだろう(^^)。