今回のJapan Forward(JF) の記事から興味のあった記事2件だ。
一つは、ロシアのウクライナ侵攻の3か月前に、JFの記者(内藤氏)がロシア軍のウクライナ侵攻を予測して当たったこと。その理由として、内藤記者は、ロシアの多数派を占める民族主義者的な保守が世界をどのようにとらえ、何をしたいか、ロシア派の論理で推論したという。プーチンロシア大統領に聞いたわけではない。内藤氏はかつて産経新聞の特派員として10年以上駐在し、強く感じた次のような不安を伝えたのだ。
「民族主義者たちは、欧米によって作られた現在の世界を誤りだと否定し、いずれ自壊するか、破壊されるべきだと考えている。それでも世界最大の国土と資源を持つロシアは生き残り、世界の救世主として神の使命をはたすことになる。少なくとも、彼らはそう信じているのだ。第三次世界大戦を望んでいる人たちもいる。なぜなら、欧米中心の世界が破壊されたのち、ロシアが世界を牛耳ることになると思っているからだ。」
二つ目は、
「第56回ミス日本コンテスト」の最終審査が22日、東京都内で開かれ、ウクライナ人の両親を持つ日本国籍の椎野カロリーナさん(26)がグランプリに選ばれた。写真。

「人種の壁があり、なかなか日本人として受け入れてもらえないことも多くあった」と、椎野さんは涙ぐみながら、完璧な日本語で語った。
椎野さんはウクライナ生まれ。5歳の時に日本に移住し、名古屋で育った。現在はモデルとして活動している。2022年に日本国籍を取得したという。
日本に帰化した人がミス日本のグランプリに輝いたのは椎野さんが初めて。しかし、椎野さんのグランプリ受賞は、日本人とは何かという議論を再燃させている。
だが、残念ながら、この女性は受賞を辞退した。妻子ある男性と不倫をしていたことが明らかになったためだ。