北朝鮮が今年に入り、南北統一を放棄した。朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は韓国を「徹頭徹尾、第一の敵対国」と呼び、韓国が挑発するなら「超強力的な手段で壊滅させる」と宣言した。「統一」「和解」「同族」という概念を北朝鮮の民族史から完全に除去するという。正恩氏は祖父、金日成(キム・イルソン)主席の統一案「高麗連邦制」をいとも簡単に放棄した。背景にどんな戦略があるのか。さまざまな分析の中には、11月の米大統領選で「第2次トランプ政権」の登場をにらんでいるとの見方も出ている。

北朝鮮の統一案は1980年金日成が提唱した「1。民族、2.国家、3.政府による高麗連邦制」だ。だが、ここ数年、北朝鮮は統一を意識した朝鮮民族第一主義からわが国家第一主義に変わっていた。
金正恩政権は韓国の文在寅前政権と2018年に3度の首脳会談を行ったが、得るものは何もなかった。また彼が仲介したトランプ前米大統領との米朝交渉も決裂したのだった。

さて、この事態を受けて、韓国の親北の思想を持つ左派勢力は
どうでるのか?