ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の再建で知られる盛岡毅氏率いる、「刀」がいよいよ沖縄北部のヤンバルの森に開設を計画している、テーマパーク「ジャングリラ」が2025年に開業する。盛岡氏は「沖縄の大自然だからこそ得られる究極の興奮とぜいたくを楽しめる内容にする」と言う。敷地面積は約60万m2で東京デズニーランド(TDL)やユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ:大阪市)を上回る。
総事業費は約700億円で、今年2月から工事に入っている。刀が株主になる会社「ジャパンエンターテイメント」が運営する。オリオンビールとっ小売業のリウボウ不動産のゆがふHDの地元3社の外、県外の大手企業も出資するオールジャパン体制をひいている。
沖縄の観光客は訪日外国人を中心に着実に増加している。年間観光客が1000万人を突破し、米ハワイと肩を並べた。空港をはじめ交通インフラの整備も進んでいる。地元住民は「沖縄北部では美ら海水族館オープン以来の明るいニュース」と喜んでいる。
構想が生まれたのは、12年前、当時東日本大震災が起こるなど日本は閉塞感に包まれていた。12年の訪日外国人数は19年の4分の1:836万人に留まっていた。それでも、森岡は「片道4時間圏内に20億人もの人口を抱える沖縄には、ハワイを超えるポテンシャルがある」と説いた。地図参照。
森岡の構想は雄大だと思う。玉城沖縄県知事は、辺野古の無駄な抵抗を止めて、このプロジェクトを応援すべきだ。これぞ沖縄の生きる道だから・・・。