ニュースによると、日本で今年今までに難民申請した外国人が今年急増したとのこと。1月~9月までで、1万1千人をこえた。過去では通年で過去最高だった1万9千6百だった平成29年に迫る勢いだそうだ。

「難民」とは、戦争や災害などで故郷を離れざるをえなくなった人をさす。難民条約では、人種、宗教、政治的意見などを理由に、母国で迫害される恐れのある人を難民と定義している。
日本の難民審査は厳しく、認定者数も認定率も欧米諸国に比べて桁違いに少ない。しかし、難民認定とは別の形での保護が増えている。令和4年、難民とは認められなかったものの、人道的配慮から在留を特別許可した外国人は1760人、一番多かった令和3年に比べ3倍を超えた。他に緊急避難措置としてアフガニスタンなど日本にいる約1万人に在留をみとめてきたし、令和4年以降、ウクライナの避難民約2500人を受け入れている。さらに6月の入管難民法改正により紛争避難民らを難民に準じて救済する、新制度「補完的保護」が始まれば難民同様安定した長期の在留資格を付与され、日本語教育などを無償提供される。
私などシニアは難民というとあまり良い印象を持たない。外国人の犯罪などが危惧される、言葉が通じない、などネガティブな感覚をどうしても持ってしまう。そんな時代ではないことは分かっているのだが・・・・。