10月13日の産経新聞記事からだ。トヨタ自動車と出光興産は電気自動車(EV)用の次世代電池である、全固体電池の量産化に向けた協業で合意した。

全固体電池は私も以前から次世代電池の有力な方式として注目してきた。しかもこの技術、日本が世界をリードしているのだ。
全固体電池は液漏れなどの心配がない、繰り返し充電しても劣化が少なく、高容量・小型化など電池の基本性能を劇的に高め、EVの航続距離を1千キロ超の水準に伸ばし、充電時間を短縮できるとされ、次世代の電池として理想的だ。今回の協業は高容量・高出力を発揮しやすいという硫化物系の固体電解質を対象としているらしい。これは電池の量産がしやすいという。トヨタは硫化物固体電解質に関する特許数で世界トップクラス、胃で持つも電解質の製造で有力な特許技術を持っている。
トヨタは令和9~10年の全固体電池の実用化を目指しており、両社の知的財産を合わせることで量産体制の確立を目指しているという。

先日、TVの教育テレビのサイエンス番組で、九州大学が産学共同で、水素による発電、自動車への応用を目指している、との放映があった。この水素分野でも日本は世界をリードしている、とのこと。頼もしい。