掲記の見出しで、産経新聞に記事が載った。自民党が女性議員の数を増やそうと本腰を入れ始めた、というものだ。現在の約12%から10年間で30%に引き上げる「野心的」な目標だそうだ。その背景には政府が令和2年に策定した「女性候補に対して、令和7年までに35%」との目標があるからだ。

ただ、現実には選挙区には現職の男性候補が多く、簡単には女性の新人には交代できない事情がある。
だが、考えてみて欲しい。なるほど世界的にみて先進国では(途上国ですら)女性議員の比率で言えば、日本はかなり遅れている? だが、日本には日本の国情というものがあるのだ。一律に比較して低いから底上げが必要だとはならない。
日本では女性が政治的に先頭に立って政策をリードする雰囲気がまだないのではないか。昔に比べ、女性の生活が安定してきて、生活に追われる人たちは少なくなってきている。だが、それが女性が政治的に日本なり県レベルでリードする社会的醸成ができていないのではないか。それでも市町村レベルでは結構増えてきている。だが国政は別問題だ。だから国政レベルで政策を考える女性がでてきても良いのだが。
他の欧米ではどうか知らない。国策レベルで女性が国会をリードするような国には私はあまりなって欲しいとは思わない(^^)。肝心の日本の女性たちも真剣には考えていないのではないか?