最近行なわれたプログラミング言語実態調査(日経xTECHによる)によれば、今後学びたいプログラミング言語は、図(クリックで拡大)のごとくPython(パイソンと読む)であることが分かった。回答者440人中321人だった。7割を超える回答者がPythonを学びたいと答えている。



PythonはAI開発に向いていると言われており、AIブームの到来で有望視しているのだ。ちなみに第2位はJavaScriptだった。これまた221人で半数以上だ。一方もうあまり必要ない、と考えられているのが、COBOL、FORTRAN、PL/Iだ。私が現役で全盛であったときには、この3つが断突だったので隔世の感がある。もっとも、コンピュータが時代は昔の大型汎用機から、インターネット、Web、クラウドの時代になっていることも一因だろう。

しかし、図によるとプログラミング言語は何と多いことだろう。その違いもよく分からず目眩がするくらいだ。
そのPythonについてもう少し調べてみた。一応汎用プログラミング言語となっているが、AIに向いていると言われている。AIには様々な応用があり、製造業なら不良品の検出、作業ロボットの制御、在庫管理など。画像診断、創薬、遺伝子解析といった医療分野もあるし、小売業では来店者管理、欠品の検出、無人店舗の実現など。また近年盛んな自動運転も肝はAIによる画像認識だ。こいった最新技術のシステム理解にもPythonが向いていると言われる。Pythonが向いているのは正確には機械学習やディープラーニングだ。Pythonはそれに必要なライブラリーが充実しているから。逆にディープラーニングのためのライブラリーもPythonを前提としたものが多いらしい。