6月16日からアメリカロングビーチでAI画像認識の学会(CVPR:Conference on Computer Vision and Pattern Recognition)が開催されたとのこと。写真はその様子、クリックで拡大。
今はやりのAI特に画像認識の世界的学会だそうだ。CVPRはAIが人のように画像を認識する「コンピュータービジョン」と呼ぶテクノロジーの専門学会だ。今自動車や流通など「コンピューターの目」が必要な分野では必須のテクノロジーで、日本が製品やサービスで得意とする、と見なされている分野だ。
どうも参加している人の目的や関心は、論文やデモの発表や聴講もあるが、最大の目的はAI人材の獲得らしい(^^)。多くのブースで獲得したいスキルを記したパンフレットを配っている。
私もかつて現役時代、海外での学会やコンファレンスにいくつか参加したことがあった。20年ぐらい前のアメリカミネソタ州ミネアポリスでの学会は今でも覚えている。2月の厳冬期に開かれたもので、とにかく寒かった。外は零下20度(摂氏)以下だっただろう。北国なので朝日が昇るのが遅く、またすぐに暮れてしまう。アメリカでの学会は英語が出来なければどうにもならない。発表も殆ど分からなかった。もっぱら視覚に訴えるブースやパーティションを選んで聴講したことを覚えている。
日本政府はAIを大学の必須科目にして年25万人の人材を育成する目標を掲げたそうだ。CVPRのような世界的な学会にて通用するマインドを醸成する必要もあるだろう。