1973 DT90 429の予備エンジンが手に入りました。キックはまったく下りません。
オイルポンプカバーを外すと2サイクルオイルと水が混ざった液体がドバーッと溢れ出てきました。
オイルポンプを留めるM5のパンヘッドスクリューは、写真のように片方は完全に舐めていて、写っていないもう片方は頭が飛んでねじ切れていました。
下穴を開けます。
無事外れました。
ジェネレーターカバーのM6パンヘッドスクリュー1ヶ所、溝があるように見えますが完全に舐めています。
再び下穴を開けます。
無事外れました。
意外にもジェネレーターはきれいでした。ラッキー。
シリンダーはモノタロウの防錆潤滑剤をかけてプラスチックハンマーで横からコツコツやると少しずつ外れてきました。キックが下りないのはギアの問題のようです。
50.50mmのピストンは写真では傷があるように見えますが、ちょっとした擦れと汚れで、実物はかなり良い状態です。爪が引っかかるような傷はありません。シリンダーも同様です。このままいきます。ボーリングやピストンの費用が浮きました。嬉しいですね。
エンジンを開けるときは、インパクトドライバーと長いビット、ネジはずしビット(エキストラクター)を使っています。安価で手に入りますが、どれもなかなか良い工具で気に入っています。
つづく