ガサガサのシリンダーをイチネンケミカルズ 耐熱黒で塗ります。

シリンダー塗装の難しいところは、フィンの奥まできれいに塗ろうと何度もスプレーしてもフィンの縁だけめちゃめちゃ厚塗りになるだけで奥の方は結局塗り残しがちになるところです。

 

今回は未使用のパーツクリーナーのノズルを使いフィンの奥まで耐熱塗料を吹き付けてから、タレた塗料を綿棒に吸わせフィンの側面や奥の塗り残し部分に塗りました。綿棒は気を抜くと繊維が鋳肌に絡んで嫌な感じ。ちょっと高いけどモノタロウのクリーンスティックが良さそうです。次回シリンダーを塗るときに試してみましょう。

 

何度もライトを当てて塗り残しがないことを確認してからオーブンレンジで200℃ 30分焼きました。きれいに出来て嬉しくなり仮組みしました。ピストンもガスケットも入っていません(笑)

 

スタッドボルトもガサガサだったので亜鉛メッキしました。見えにくい部分とはいえ露出するので手を抜かずやります。

 

 

クロームメッキには及びませんが原付ビジバイには十分です。

 

新品(90116-07035)も出ますが4本揃えると2,000円以上するので再利用としました。自分で言うのもなんですが、なかなかの仕上がりです。

 

スタッドボルトのM7ナット、H3Cは普通の1種ナットが使われていたのですが、輸出のL系だとロングキャップナットが使われていたみたいで、スタッドボルトの錆防止にもなるし見栄えも好みということでキャップナットをチョイス。

M7のロングキャップナットなんて売っているわけないだろう…と思ったのですが普通に売っていました。

POSH 820740-07

HONDA 90304-MJ0-920

 

スタッドボルトは今でもM7が使われていることがあるみたいで、エキパイのフランジを留めるナットとして作られているみたいです。

高圧洗浄機で済ませたヘッドは、いつかお金持ちになったときにブラストしてピカピカにします。