高品位なリバーブプラグインで有名な2C audioからチョット奇天烈なプラグインが出ている。
出ているといっても結構前から発表されていて、おっさんも長くDEMOっている。

 

KALEIDOSCOPEと呼ばれるプラグインは同社のどのプラグインとも違ったサウンドプロセッサーで
B2・・・・・・・・高性能なアルゴリズムリバーブ。
Breeze2・・・B2の簡易バージョン的位置づけだがPRECEDENCEとの連携により超高度なイメージングが可能。

AETHER・・・高品位なコンボリューションリバーブ。

 

というところからのKALEIDOSCOPEなので空間系のプラグインとお見受けするのだが、実際のところはどんな種類とも言い難いざっくり「サウンドプロセッサー」と言わざるを得ない。
といってもざっくりいうと高性能なレゾネーターなんだ。

 

 

じっさい弄ってみるともはやシンセサイザーだな。
 

割とシンプルな音源もこいつにかかると独特なリズムやドローン・アットモースフィアな音に化けちゃう。

 

さて、インターフェイスがかなり特徴的だけど、時間軸と周波数を画像データから取り扱う。
精神鑑定とかみたいなグラフィックで表示される。

 

設定的には出力のADSRなエンベロープと画像の明暗で表現している。時間軸はXで画像の右から左へ経過する。
DAWと連動しているので音の確認はDAWを走らせないと解らないので注意ね。

 

Y軸は周波数だ。

画像がぼやけた奴はボケ具合に合わせてまったり音像が変化し、くっきりかっちりした画像ではきびきびとした音像変化だ。

色相は音楽的にステレオ効果のため2色が基本で色の違いにより左右の出力が変化する。

2色の色が混ざって違う色になるのもアリ。

 

時間軸に対するフェードバックと画像の解像度を調整し原音と共振させ独特な音像を作り出すのだけど、もはや変態的だ。

 

また、チューニングを施すことにより周波数変化が音楽的に変化されるようにすることが出来る。
パーシャルやビートの設定で心地よいグラニュラーのような効果が出せるが、グラニュラーシンセシスとはまた違った効果だ。

 

けっこうなリソースを消費するので素材づくり向けなプラグインだ。がトラックの中での音像が大胆に変化する効果も期待できる。

ホワイトノイズを発信することも出来るのでオートメーションを駆使した音像のテールで残響効果も良いかも。

かなり特殊だよね。