放送30周年を記念して、ドラマ『古畑任三郎』シリーズ(フジテレビ系)が一挙放送中だ。
古畑任三郎(田村正和)、今泉慎太郎(西村まさ彦)、西園寺守(石井正則)、向島音吉(小林隆)などの個性的なキャラクターのレギュラー陣に加え、豪華なゲストが犯人役を務め、最高視聴率は34.4%を記録した。
当時、マニアックな古畑ファンの間で話題になっていたのが、「事件の時間軸」である。
たとえば、1st seasonの第1話「死者からの伝言」(犯人はコミック作家の小石川ちなみ=中森明菜)で、古畑が電話をするシーンがある。
古畑「幡随院の取り調べは明日からということで」
第4話「殺しのファックス」の犯人だった推理小説家・幡随院大(笑福亭鶴瓶)の取り調べを、翌日おこなう、ということだ。
つまり、第1話は「第4話より後に起きた事件」だと確定する。