三浦祐太朗「縁を大事に」、40代も「走り続ける」、40歳バースデーライブは初ベスト盤を完全再現

 

 シンガー・ソングライターの三浦祐太朗(40)が11日、東京・日本橋三井ホールでバースデーライブを行った。 

 フルバンドを従え、自身のソロ活動の軌跡を収めた初ベストアルバム「歌い継がれてゆく歌のように」を、1曲目から完全再現。母親の元歌手・山口百恵さんの「絶体絶命」のカバーで幕開け。約2時間、「いい日旅立ち」「横須賀ストーリー」やオリジナル曲「JOY」「心の花」、ライブアレンジした「Home Sweet Home!」など17曲を歌い上げた。

  ファンからの「祐くん、おめでとう」という祝福の声には「ありがとう」と感謝。「何かね、(誕生日当日の4月30日は)誕生日っぽい感じがしなくて。今日のライブが、僕の40歳の誕生日だと思っています」と話すと、大歓声に包まれた。 

 2011年にソロプロジェクトが始動し、13年が過ぎた。あまたの出会いと別れを経験する中、縁、つながりの大切さを感じずにはいられなかった。「この10数年の間、皆さんと紡いできた縁って計り知れないものだと思っています」と感慨深げ。「皆さんと今までつないできた縁、みんなが僕につないでくれた縁、そういうものを大事に歌いたい。これからつながれていくであろう縁も大事に、(この先も)歌っていきたい」と約束した。

  またこの日、2歳のまな娘が初めてリハーサルを見学に訪れたことを告白。「『仕事をしているとこ、見てえっす!』と言ってきたんです、急にね。どういう反応をするか気になったけど、(ノリノリで聴いていたので)意外すぎました。ウソでしょ!?って。たまげたよ(笑い)」と普段見せない姿に驚いた様子。「2歳でも何となく分かるんだなって」と成長ぶりに目を細めた。

  7月5日からライブハウスツアー「縁奏」(大阪・Zepp Nambaほか全4公演)が決定。フルオーケストラによる特別公演「西本智実『ノスタルジー』with三浦祐太朗―山口百恵名曲集―」(7月21日に東京・東京オペラシティ、9月1日に大阪・ザ・シンフォニーホール、12月7日に埼玉・大宮ソニックシティ)も控えている。 

 充実期を迎えているが、更なるステップアップのため、前進あるのみ。三浦は「10の位が4になりましたけど、皆さんに負けないように愛を届け続ける40代にしたいと思います。走り続けます」と誓っていた。(加茂 伸太郎)