経営においては、「違いを出す」ということが重要だ。
いわゆる差別化、そしてブルーオーシャン戦略。
違いを出す手法として、「比率を変える」方法がある。
AとBの比率を変える。たとえば缶コーヒーなら、ミルクの比率を増やして「ミルクたっぷりコーヒー」など。
人事の世界では、一般的に離職率は低い方が良いとされる。
長く働ける良い会社というイメージにつながるからだ。
この離職率というパーセンテージを、完全に逆張りしてきた会社がある。
「離職率100%」
IT会社のMapleSystemsだ。社員はエンジニアが多く、「エンジニアは常に新しいスキルを求める勉強家であるべき」ということらしい。
つまり、会社を「卒業」して、いろんな会社で経験を積もうぜ、というメッセージだ。
終身雇用を否定していく、働き方改革という社会の流れもこのメッセージを肯定的に捉える重要なファクターだと思う。
この圧倒的な逆張り。
振りきってる差別化が話題を呼び、今まで1か月1人程度の採用だったのが、2か月で10人になったという。
比率を大胆に変える。
差別化の極致を見た。