山口なつお オフィシャルブログ「レポートブログアメーバ版」Powered by Ameba-記者会見 山口なつおは、7月3日午前、国会内で記者会見し、民主党の分裂が今後の政治に与える影響などについて、大要次のような見解を述べた。

一、民主党内で意見に隔たりのあるグループが抜け、民主党としては社会保障と税の一体改革で考え方を同じくする人たちで結束する方向に行くだろう。しかし、(議席)数が減って衆参ともに国会運営が難しくなり、今後の政権運営はかなり厳しい状況だ。

一、(民主党の混乱のため)国会審議そのものが止まっており、一体改革に関する参院特別委員会もスタートできない。当面ですら、このような停滞を招いてい るのだから、今後、大事な課題で与党として責任を持って決断し、野党に協力を求めて国会を運営できるのか、政権を運営できるのかという責任感を問いたい。

一、公明党は国民生活の実情を見極め、その安定、前進に果たすべき役割を果たしたい。一般論として、協議して合意を形成する土壌を維持することは大事だ。 一体改革は仕上げる意思を持っているが、その他の課題について、どうするかは今結論を持っていない。政府・与党が混乱を自ら招き、それをどう収拾して立て 直すか、しっかり見極めて対応したい。

一、基本的には、政権交代した民主党政権の意義は大きく失われたと思っている。大きな流れとしては、まず(国民に)信を問うということをせざるを得ない状況だと思う。

一、(一体改革に関する民主、自民、公明の3党合意に“談合”との批判があることについて)3党合意は、日本の社会保障や財政の状況から、大きな判断とし て必要だった。意見の違いがあっても、話し合って合意を形成する機能を政治が持つことは必要だ。国民が不安を持っている課題で、合意できるところは合意 し、方向性を定めて結論を出すという意味での大きな合意だから、そのような非難は当たらない。われわれは丁寧に説得していく努力をしたい。