山口なつおは、8月15日、東京都千代田区の日本武道館で開かれた政府主催の全国戦没者追悼式に出席し、献花した。天皇、皇后両陛下や菅直人首相、遺族ら計約6100人が参列し、戦争の犠牲となった約310万人の冥福を祈るとともに、平和への誓いを新たにした。菅首相は式辞で「不戦の誓いを新たにし、世界の恒久平和の確立に全力を尽くす。悲惨な戦争の教訓を語り継ぎ、平和国家として世界の人々との絆を深めていく」と訴えた。
その後、正午に全員が1分間の黙とう。天皇陛下のお言葉などに続き、父がフィリピン東方の海で戦死した山梨県甲府市の河西佐智子さん（67）が遺族代表として、「悲しい歴史を二度と繰り返さないことを誓う」と追悼の辞を読み上げた。