山口なつお、5月2日夕、2011年度第1次補正予算の成立を受け、国会内で記者団に、大要次のような見解を述べた。

一、現場の被災者の声を受け止め、一刻も早く補正予算を成立させて被災地の皆さんにこれが届くよう全力を挙げたいとの思いで賛成した。連休返上での成立は、その気持ちの表れだ。政府は全力を挙げて予算の執行に当たるべきだ。

一、(政府は)切れ目のないよう今国会中に2次補正を提出すべきだ。国会も原発の問題、被災地復旧・復興への政府の対応を立法府の立場から厳しくチェック していくことが重要だ。会期をにらみながらしっかり政府を督励したい。(菅政権の)姿勢はスピード感がなく、現場の苦しみや実情に対して共感性が乏しい。 今後もこの姿勢が続くようなら厳しく物を申していく。

一、(内閣不信任案について)政府の働きに空白をつくることを目的にしてはならないが、取り沙汰されること自体、菅政権の厳しい実情を反映している。国民や政界の厳しい評価を政権はよく自覚してほしい。

一、(ビンラディン容疑者の死亡は)テロ活動を国際社会が結束して封じ込める流れの中で大きな転機だが、予断を許さない。テロ収束へ国際社会の結束した取り組みが重要だ。