山口なつおは、3月6日夜、前原誠司外相が外国人から政治献金を受け取っていた問題で辞意を表明したことについて、東京・新宿区の党本部で記者団に対し、大要次のように述べた。一、重要閣僚が辞任ということだから、もはや内閣の求心力を失っている。（菅直人首相が）慰留しても、とどめることができないことを見ても内閣の体をなさなくなっているといわざるを得ない。
一、（2011 年度予算案と関連法案の審議への影響について）ポスト菅の呼び声が高かった重要閣僚の辞任であり、菅政権の運営は極めて困難になったものと考える。その点 では菅政権は国民の信を失っているわけであり、内閣総辞職か、衆院解散のいずれかを取らざるを得なくなってきているのではないか。政権として必要最小限の ことは何か、しっかり選び取り、国会に判断を求めるべきだ。
一、（前原氏の説明責任について）外国人から献金を受けたことを知っていてやったのかどうか、必ずしもはっきりしない。そのほかにも、脱税に関係した先からのパーティー券購入も不透明なまま残っている。政治家として説明責任を尽くす課題が残っている。