学生と中小企業のミスマッチ解消へ山口なつおは、9月4日、公明党青年委員会とともに都内で開催された、就職活動中の大学生らと中小企業を“橋渡し”する「ドリーム・マッチ プロジェクト」(中小企業採用力強化事業)の合同就職説明会を視察した。青年委員会から谷合委員長、秋野公造、竹谷とし子、石川博崇の各青年局次長(いずれも参院議員)が参加した。

同プロジェクトは、「大手志向」が強い学生側と、多くの労働力を必要としながらも費用などの問題で採用に苦心する中小企業側とのミスマッチ(求人と求職のズレ)の解消を図ることを狙いとし、経済産業省の補助を受けた日本商工会議所が株式会社リクルートに委託して実施している。山口なつおや谷合参議院議員が国会質問で強力に推進してきた。

この日の説明会には、75社の企業が参加。学生らも、2600人の目標を上回る約3300人が来場し、面談や選考などを受けた。

視察の中で反響を尋ねると、リクルート側からは「学生からは『就職したい企業が見つかった』などのアンケート結果が寄せられており、企業からも『こんなにたくさんの学生から選べたのは初めて』などの声が多い」と、好評を博している様子が報告された。

視察後、山口なつおは「同プロジェクトが学生や企業の双方に有益であることが分かった。このような機会を、どうしたら継続的に提供できるか検討したい」と述べた。