主 催:厚南地区自主防災会

参 加:厚南地区地域の方々、宇部鴻城高校、

協 力:宇部市防災危機管理課、山口県立大学、

    防災ネットワークうべ(支援:やまぐちGISひろば)

 

(1) 1/22(土):”まち歩き”による地域の危険箇所等記録

 およそ40名程度の参加者を、グループ分けし、グループ毎にまち歩きを実施

 危険箇所等の把握、記録を行いました。

 

①オリエンテーション

  

 

②まち歩き地図

  

 

③地域の危険箇所等

 内水氾濫を想定し、水門、水路等、関連施設の確認や、

 小学校への避難路に、蓋のない側溝ありなど、危険予測が行えました。

  

 

  

 

  
 

(2) 3/30(水):ワークショップ(避難路検討)

 およそ60名の参加者が集結し、先日行った”まち歩き”の結果を踏まえ、最適な避 難路を話し合いました。

 山口県立大学(倉田研究室)の学生さんにより大判ディスプレイ上にGIS(および大判地図)を表示し、宇部鴻城高校の生徒さんがタブレットを操作しながら、地域の方々に、地域の地理情報を説明していました。

 

 

 

(3) 終わりに

 最終ゴールは、地域の内水氾濫ハザードマップを作ることと聞きました。今回では まだたどり着いていませんが、以下、国交省の5mDEM(標高メッシュ)を元に、例示として表現してみました。 

図. 厚南地区の内水氾濫ハザードマップ(例)

 

【凡例】

 避難場所(兼 避難所)=△:厚南小学校、中学校(標高が高い)

 避難ルート=赤線     :中川と厚東川に挟まれた地区からの避難ルート(案)

 内水イエローゾーン=黄  :標高1.4m以下(中川の通報水位)

 内水レッドゾーン=赤   :標高1.9m以下(中川の警戒水位)

 

【補足】

 中川と厚東川に挟まれた地域は、古くは田園であり、大雨時に内水氾濫が予想されると聞きました。有事には標高の高い避難場所へ避難することになるが、ワークショップでは、どのルートが最適か、車、徒歩それぞれで、どう避難すべきかなど、活発な議論がありました。

 今後、この地区の内水氾濫ハザードマップ作成に向けて、今後、まち歩きや水路などの現地データを整備し、このDEM(標高)データと連動することで、より確度を上げてゆき、ひいては地域での情報共有により、有事に備えられればと思いました。

 本法人ではこの活動を、宇部市はもとより、山口県下全域に広げられるように活動を続けてゆきます。やはりここでも、小中高校と地域の連携が何より重要と改めて認識できました。

 

以上です。