防府市大道中学校において、9/4~10/16の毎週金曜日、1年生のふるさと学習における地域防災授業に、GISを活用することになり、本法人(および大道地区防災士協議会)は、GISの利活用等において、支援いたしました。

 

1.授業支援
 【GISの仕組みと利用】 1年生(27名)

 ふるさと学習の授業においては、大道地区の文化財(防府市教育委員会)、過去の災害履歴(大道地区防災士協議会)、大雨洪水時のワークショップ(下関気象台)と合わせて、GISの授業が実施され、本法人楮原理事(山口大学教育学部准教授)が担当しました。

 

 

 

 

 【ふるさと探訪(まち歩き)】 防災班(10名)

 中学校付近のまち歩きを実施されました。

 防災士さんの説明を聞きながら、中学生がタブレットのGISに危険箇所の写真、コメントを記録しました。本法人はGISの提供および操作説明を実施しました。

 

 

 【ふるさと探訪(GISデータ編集)】 防災班(10名)

 まち歩きの後に、中学生が、パソコンGIS上でデータを編集しました。本法人はGISの提供および操作説明を実施しました。

 

 

 

2.授業のリモート放映

 コロナ禍のさ中、地域防災士等、学校関係者以外が授業を遠隔で観覧できるよう、Web会議システムを活用しました。本法人は機器提供・設定等を行いました。

 

 【授業風景(音楽室)】 

 

 

 【リモート授業観覧(視聴覚室)】
 

 

 

3.文化祭発表

 10/31(土)に開催された文化祭で、中学生によるステージ発表および防災マップの掲示がありました。本法人はGISの操作・設定を支援しました。

 

 【ステージ発表】


 

 【防災マップ掲示】 およそ3×5mの巨大マップは圧巻でした!

 

 

 

(補足)大道中学校ブログ 

詳しい活動内容については、大道中学校が作成された以下のブログをご覧ください。

 9/ 4(金)  (講演)大道地区の文化財 / 地域防災(防府市教委 / 大道地区防災士協議会) 

 9/11(金) (講演)GIS講座(楮原理事(山大准教授))

 9/18(金) (講演)大雨災害・ワークショップ(下関気象台)

10/ 2(金) 防災学習・校外学習(大道地区防災士協議会、やまぐちGISひろば)

10/16(金) ふるさと探訪(大道地区防災士協議会)

10/17(土) 防災ワークショップ(やまぐちGISひろば)

10/31(土) 文化祭(大道中学校)

 

 

(所感・謝辞)

大道中学校においては、今回初めてのチャレンジングな取組となったようです。

中学生にとっては、「地域防災とGIS」を学ぶよい機会になったのではないでしょうか。

 

初めてという点では私どもも同様であり、充分に支援できなかった点、失礼しました。

一方、中学校の防災教育において、GISをどのように活用できるか、有効であるか、

学校、防災士さんと一緒に体験することができたこと、大変有益であり、幸せでした。

 

今後は、このGISに付随する諸々の情報教育が重要になってくるように思いました。

(クラウドの仕組み、オープンデータ・写真等の著作権、GISプログラミング等)。

情報教育は数年後の高校受験科目にもなるようで、今後注目ですね。

 

この活動を継続的できるよう、関係各所と調整し、進めて行きたいと思います。

大道中学校教員・生徒関係者のみなさま、大道地区防災士協議会のみなさま、

このような機会をありがとうございました。