山口学研究センター採択研究プロジェクト
グローカルな視点で考える 山口県の歴史・文化・自然・産業
-H29年度成果報告会-
1) 日時:2018/ 1/27(土)13:00~15:30
2) 場所:山口大学教育学部 21番教室
3) 参加者:15名
主催)山口大学教育学部講師 楮原京子(かごはらきょうこ)先生
報告1)豊浦高等学校 郷土研究班3名
報告2)山口大学大学院創成科学研究科教授 今岡照喜先生
報告3)山口県立宇部西高等学校教諭 藤村泰夫先生
報告4)山口大学工学部学術資料展示館研究員 北風嵐先生、
一般)4名
サポータ)一般社団法人やまぐちGISひろば事務局 糸口栄一、堀敬史、弘中淳一、小川大貴(記)
4) 内容:
報告1)高校生による成果報告/豊浦高等学校学生
報告2)石鍋プロジェクトの成果報告/今岡先生
報告3)歴史マッププロジェクトの成果報告/藤村先生(写真左)、楮原先生(写真右)
報告4)鉱石プロジェクトの成果報告/北風先生
検討)今年度の振り返りと来年度に向けて
【感想】
山口学研究センターの採択研究プロジェクトである「グローカルな視点で考える山口県の歴史・文化・自然・産業」は今年度で2年目を迎え、GIS(地理情報システム)を使ったセミナーの開催やフィールドワークの実施など、より実践的なプロジェクトへと発展してきました。
山口県は元々、歴史・文化・自然・産業に富んだ地でありながら、人々の認知は低く、学校でも地域学習が進められていないのが現状です。そこでまずは実際に現地を踏査し、収集した情報をタブレットやGISを使って整理していくことから始めました。GISなどのメディアを使うことは、若い世代に興味を持ってもらうだけではなく、整理した内容をそのまま学習教材として横展開できることが魅力です。なかでも8月11日に開催されたフィールドワークでは、学生と教員が研究者の方と一緒に現地を歩くことで、研究者の知見を共有し、より正確で密度のある情報収集をすることができました。
今年度3回開催したワークショップでは、山口市文化財保護課の佐藤氏や毛利博物館の柴原さんに多くの収蔵品や資料、出土品を見せていただきました。その多くが経年劣化を避けられないものばかりで、永遠のものではありません。GISを使い、写真や動画、位置情報などで少しでも残していくことが山口県の財産を守ることにもつながると考えております。
今後もやまぐちGISひろばでは、GISの支援を通して山口学のサポートをしていく所存です。
【山口学のご紹介】
(http://www.yamaguchi-u.ac.jp/yamaguchigaku/project.html)
【H29年度開催グローカルワークショップのご紹介】
第3回グローカルワークショップ【歴史GISセミナー】(17/7/15)
(https://ameblo.jp/yamaguchi-gis-hiroba/entry-12294255776.html)
第3回グローカルワークショップ【フィールドワーク】(17/8/11)
(https://ameblo.jp/yamaguchi-gis-hiroba/entry-12303400601.html)
第4回グローカルワークショップ【歴史GISセミナー】(17/10/22)
(https://ameblo.jp/yamaguchi-gis-hiroba/entry-12327943119.html)
以上です。