2020年に上物3000万で62坪の二世帯住宅を建てたました
注文住宅をお願いする時自分のこだわりポイントは一つだけコストパフォーマンスです。
ただパフォーマンスをどこに置くかが自分の価値観との折り合いになりました
今回は固定資産税を考えた注文住宅を書きたいと思います
我が家の優先順位は1位家の機能2位空間3位デザイン4位税金と大まかにこんな優先順位で設備を選択していきました
3位と4位は入れ替わることは多いいです
固定資産税回避のためだけに完成後にオプション工事を付けるやり方は我が家とお願いしたハウスメーカーは行っていません。
今も有効かわかりませんがカーテンレールや畳などは調査後にした方がいい。
というのはよく聞きました
節税テクニックとしてありますが私は固定資産調査時にに完成した方を見てもらった方が気持ちがいいからです
まず自分の捉えた固定資産税とは
①固定資産税は毎年一生払い続ける
30歳で建てたら無くなるまでずーーっと再建築評価額は減ることは無い
②自己満足は一時、税金は一生
③贅沢品に税金をたくさんかけよう(ちょっと意地悪な解釈です)
です
税金を考慮した場所
- 屋根
- 太陽光
- 床材
- 階段
- キッチン
- 洗面器
- 建具
- 和室
- 給湯設備
の9点です
固定資産税は評価点をつけて地域によって1点単価を付けていきます群馬県100点99円です
今回は分かり易く点ではなく円で書かせていただきます
1・屋根
瓦屋根は高い 瓦屋根は17090円/m2 建材型ソーラーパネル23930円/m2
一番安いのは合成樹脂波板 6900円/m2です。←物置でよく使われてます
アスファルトシングル9170円/m2←洋風建築でよく見ます
我が家は太陽光を載せるので金属板鋼板12250円です。神社で使われる銅板は 29450円
我が家の一寸屋根で作ったとすると家の屋根へーべーは144/m2
屋根瓦なら約250万 建材型ソーラー約345万 銅板 約430万 金属鋼板 約180万 シングル 約130万
一見アスファルトシングルは安いですがシングル屋根は確か4寸屋根以上が必要だったため施工面積は1寸屋根より広くなります
ex)銅板430万×経年年数(新築時0.8)×1.4%が税金額になります 銅板だと新築時48000円の税金です
25年経年数たつと0.2になりますので12000円にこれが生涯続きます
金属鋼板は180×0.8×1.4%で約20000円 25年後は5000円
これらの計算は家のほとんどのところでかかってきます
2・太陽光
これは1と重複します
建材型ソーラーパネルは約350万 税金は初年度は約40000円の税金がかかります
屋根としての断熱性能を考えた場合は金属鋼板に太陽光を把持させた作り方の方が性能は上がると思います
3・床材
タイル約11000円 合成樹脂床3580円 モルタル1600円 無垢床8340円 石材仕上げ48000円
合板フローリング5600円
以前投稿した新築の時にやってよかったこだわり抜いた妥協しないコスト削減その1にある写真2枚の床材は合計35m2あります
これを石材仕上げの場合評価額170万になります ただ我が家は合成樹脂床なので12万5000円
初年度税金は石材仕上げ19000円で樹脂床は1400円です
新築時の施工費は石材仕上げ概算100万円位でした。樹脂床は+5万くらいでした
樹脂床は溶接棒を使わないつなぎ合わせが質感が上がりおすすめです
4・階段
階段は税制上、質素にしても豪華にしても個数で計算するので贅沢するなここだ
鉄骨階段にしてもCLT階段にしても手すりをウッドワンにしても税金は変わりません個数です
我が家はスキップフロアがあるので1.5個の計算です
5・キッチン
システムキッチンは幅によって298000円に対して係数が変わります255cmを基準として300cmは1.15を掛けます180cmは0.8を掛けます。施工の程度も1.5~0.5の範囲で掛けます
施工の程度に関しては想像ですが上級グレードなものや1.5倍で公営住宅規格のものが0.5倍なのだと思います
ウォール収納を込みで考えていると思います。
我が家はペニンシュラ型キッチンで背面は収納なのですが規格品が80万だったので諦めました
その代わり長さ280cm奥行45cmのテーブルの様なものを2万で作っていただき後からその幅に遭う収納家具を買ったりDIYして作りました
これはコスト削減内装編で改めて写真付きで書きます
二世帯住宅なので父の部屋に三和カンパニーさんのミニモラスを置きましたが
ミニシステムキッチンなので約10万です。商品価格が10万程度なのに税金が10万かかるのは少し不満です
6・洗面器
我が家の洗面所は脱衣室・洗濯機と分けて幅150cmの独立洗面台です
洗面化粧台の基本金額は62730円です。そして幅に対して120cm以上は1.2倍 60cm以下は0.9倍です。それに施工の程度良い物は2.0倍 悪い物0.7倍です。
規格品の洗面化粧台をまねた機能で造作となると恐らく15万程度になると思います
一枚のメルクシパイン板で台を使っただけでベッセル式にした我が家は調査カテゴリーが洗面化粧台から洗面器程度というカテゴリーに代わり44600円に下がりました
初年度では造作洗面化粧台は1680円 25年後は420円です
我が家は500円 25年後は125円です
当然板を一枚作りつけただけなので将来の取り換え費用も床上給排水の一体型なので最小限で済むと思います
追加費用3万円で出来ました。規格品だと追加費用30~40万といったところです
7・建具
小さい家という事もあり緩やかにつながる空間を目指していたので建具は出来るだけ減らし大きな窓で数を減らしました
建具は上中下とわかれ上25300円 中18560円 並15190円 これに施工量の多少と程度をそれぞれかけていきます
我が家はパナソニックのベリティスシリーズ高さ240cmで中のランクでした
結果950000円 これは店舗部分の窓が一般的な家より3倍くらい多いため割高になってしまった感じがします
二階住居だけであれば15万程度だったのかと思います。全体量で計算されるため店舗と住居別々の数字はありませんでした
8・和室
和室は形によってびっくりするくらい高くなります
和室は畳が床材として7150円 これは無垢床よりは少し安い
本題はここからです本床(畳を少し持ち上げた場所)37万から3万5千 床脇30万~3万 付け書院20万~4万
これは品質が特・上・中・並 と別れサイズと仕上げによって係数が違います
あえて品質が中の和室を作ったと仮定すると評価額15万位だと思います(一般的には床板で畳を使った本床はしないと思うので固定資産評価からは抜きました)
和室建築の教養が私にないので数字としては評価額は少なく見積もっています
和室の最大評価額は88万円です(畳抜き)
我が家は小上がり和室を作りいわゆる付け書院や床板などをつけない只の畳部屋としたので7150円×の10m2(約5.5畳)の71500円です
和室最大値で計算すると初年度約1万600円です 25年後は約2700円です
我が家は初年度800円で25年後は200円です
これは導入時のコスト削減内装編で詳しく書く予定ですが
部屋に畳を合わせるとmm単位の調整が必要なオーダーメイドになりますので我が家は楽天で買った置き畳のサイズに合わせて和室を作っていただきました。それをするためにあえて小上がりにしました。空間にメリハリを入れる狙いもありましたが
9・給湯設備
エコキュートは約30万 エコジョーズは22万 です。
給湯設備は生活に直結するのでどちらがいいとは難しいです。税金だけで選ばない方がいいと思います
解体前の家で使っていた給湯器が買い替えてまだ3年だったためそれを付けなおして使いました
そのおかげでエコキュートは標準設備だったので建築費から25万引いてもらえました
あと土地が狭かったのでエコキュートの土地を削って壁付け給湯器を選択したのもあります
まとめ
素材で迷ったら税金が安い方。迷うくらいならそんなに興味はないんだろうと考えました
メルクシパインかウォールナットかオークかメープルかサクラかナラか樹種の特性までわからないならそれは色合わせの範囲で
悩んでるだけと自分に言い聞かせました。
固定資産税がどのくらい安くなったかおおよそ計算したら凡そ400万前後安くなりました
税金に当てはめると新築時で4万5千位で25年後は1.1万位年間の維持コストを下げることが出来ました
詳しく調べたい方は
総務省が固定資産評価pdfがネットで閲覧できるので是非調べてみてください
リンクを貼っときました
https://www.soumu.go.jp/main_content/000755427.pdf