最近のインバウンドで

日本には沢山の外国人の方々が観光に来られています。


私が小さい頃は

外国人を見かけると


ガイジン!ガイジン!!


と珍しげに指を差した子たちがいました。


今やそれは差別用語、差別行動とされています。


ガイジンが差別用語になるとは。。。


ガイコクジンって言って欲しい


と言われた事がありました。


日本語なのに、しかも差別的な意味が

私の中に無いにも関わらず


外国の方に、日本語の使い方の事を言われるのは

違和感がありました。


ガイジンって

Foreign people だよ。


わざわざ

foreign country people 


って言わないかんの?


というディベートさえもした事があります。


しかし、子供がボクたちを差して

ガイジン


とはやしたてるだろ?

あれがイヤなんだ。


そんな時に使われる言葉を

普段蔓延っている事が

居心地悪くなる。


と。。。


なるほど。。。


ボキャブラリーの印象は人それぞれでもありますし


また、自然と不快な思いをさせていたりもします。


日本は、鎖国時代も長く

そういったコンプライアンスの意識が低いかも知れません。


小さい頃にあった


だっこちゃん人形とか

チビクロサンボ


の差別的な意味が当時は分かりませんでした。


しかし時間をかけ多様性国家となりつつある中


お互いを尊重する

敬意を持つ事の重要性


その感覚は

8年イギリス生活で理解出来るようになりました。


土方愛さんもニュージーランドにいらした時がありました。


国際感覚と

日本の歴史、家族の歴史を踏まえた上で


今回、インドに本社を置く

タタ・コンサルタンシー・サービシズ

からの講演依頼があり


ラストショーグンと

ラストサムライの子孫による

対談講演会を開催していただく事になりました。


しかも!2人とも女性という

ある意味、現代に沿った形でもあるのでは?とも思います。


タタグループは

1868年、明治元年に創業され


その100年後の

1968年にIコンサルタント業務、IT部門である

タタ・コンサルタンシー・サービシズが

創業


世界154ヵ国、61.5万人が働く大企業です。


実は1968年は私の生まれ年で

そんなご縁があったとは知らずでしたが


56年という歴史と歳月を

生き証人として表現出来る事も

光栄ながら、今回の講演も

一つの意義に感じていたりします。


会社にお伺いしたら

まずは展望台に連れてってくださり

何と景色の良い事!!👀🗼



土方歳三家のご子孫

土方愛さん(真ん中)と

タタ・コンサルタンシー・サービシズの

今回のモデレーター 水谷さん(左)


まるで、トレンディドラマ(?)に出てくるようなシーンで

歴史コンビ、大フィーバーです😆🎉


会議室も超ハイテクで

何と!プリンターが会社に1台しか無いという!?


ペーパーレス社会が進んでいて

私たちのマインドそのものが既にクラシックかも。


講演会も、外国籍の方も多く見受けられ

同時通訳が入り

英語と日本語で進められました。


日本の歴史を海外に!という大きな一歩となった

講演会だったと思います。







徳川慶喜が清書した


人の一生は重荷を負いて

遠き道をゆくが如し


急ぐべからず


不自由を常とおもわば不足なし


心に望みおこらば

困窮したる時を思い出すべし


堪忍は無事長久の基

怒りは敵と思え


勝つことばかり知りて

負くる事を知らざれば

害その身に至る


及ばざるは過ぎたるより

勝れり


という東照宮遺訓の場面ですね。


歴史が好きな方も多く

皆様、非常に熱心に聞いてくださり


また、最前列では

パソコンを名実共に

ラップトップで


一生懸命、記録しておられる方もいたりと


皆さまが大変興味を持って聞いてくださり

愛さんも私も、非常に嬉しく思いました。


私たちの講演がお役に立つならば

どこにでも喜んで馳せ参じます。


愛さんから語られる武士道は

新渡戸稲造氏の本と共通し

文字だけでなく、血の通ったお話となったり


家族の歴史を日本の歴史にする真っ只中の私の話


他人が語る、知識としての歴史とは

また違った姿です。


あと30年もすれば、私たちの口から

伝えるのも難しくなるのではと思います。


しかし、生きている間だけは

これから、何百年、何千年という未来を見据えて

頑張りたいと思います。


先日の学会講演、企業講演と

大変、有意義な会に呼んでいただき

心から感謝しております。


日本の歴史を世界へ🌎


お互いを知る事は、正しい発展の道に繋がると思っています。