小さい頃、絵本が大好きでした📕


繰り返し、繰り返し読んでいました。


白雪姫やシンデレラなどの

お姫様物語も大好きで


いつか私もお姫様になりたいと


夢を見ていた時もありました。


よく徳川家の人たちはどんな暮らしをしているかと

思われるのですが


父は一介のサラリーマンで

特に出世している人ではなく


母は専業主婦でしたので


昭和の時代のごくごく一般的な暮らしを

していました。


社宅に住み


高校入ったら、アルバイトをして

自分のお小遣いは自分でやりくりしていました。


しかし、母の幼い頃や

祖父母などは


家に自分のお付きのお手伝いさんがいたりする

生活でした。


敗戦により、生活が一変した華族。


大変に苦労しました。


日本中が苦労したと思います。


しかし今でも世の中では


徳川 = お金持ち


というイメージが根強く残っていますが


私の知る限り


徳川家の人でお金持ちの人は

見たことがありません。


その理由は、常に周りの目があり

少しでも贅沢するなら、怒られる

という文化があります。


逆に、然るべき所に出る時は

恥ずかしくない装い


というのがありますが


決して普段は触らせてもらえません。


自分の自由にはならない事が多かったです。


なので、私がお姫様👸に憧れていたのは

ごくごく普通の事でした。


綺麗なお洋服着て👚

ステキな靴をはいて👠

お出かけする🛍️


なんてステキなんでしょう😍


小学生の時


妃殿下の所履いていく靴👠がピカピカで嬉しくて

母にナイショでその靴を履いて散歩に出かけたら


母にバッタリ会ってしまい

一目散に逃げ出した記憶があります🏃‍♂️‍➡️


唯一のお姫様体験はその


高松宮御殿にお呼ばれされた時でした。


そういった記憶と今残されている資料を辿ると


童話のようなお姫様のような暮らしが

垣間見えます。


しかし、自分が育って来た中で、実際に経験してきた

表向きのプライドと実際の苦労


というのもあります。


インターネットで様々な情報が出てくる中で


私が心に誓ったのは


隠し事ない、正直な姿です。


本当に大切な事は、心の中に大事しまっておきたいし

他人に触れられたくないものです。


祖母にも、もっとお話し聞きたい。

と、ねだると逆に


そう話する事はないわよ。


って話してもらえなかったりしました。


百田尚樹さんの

永遠の0という小説で


血の繋がっていないお爺さんと亡くなった

お婆さんの実際の話が出てくるのは

やはり最後ですし


タイタニックの映画で

100才を超えた老婆の物語


簡単に語られる事ではありません。


祖父母や叔父もそうでした。


その姿を知っているからこそ

私が死ぬまでに、全てのパーツを

世の中に送り出すのが


徳川慶喜家の最後のお仕事のように思います。


徳川慶喜家の歴史物語


最後はどんな結末なるのか分かりませんが


これで良かった。


と思えるような最後になるようにと思っています。


妃殿下から遺品には

ハンドバッグや宝石がありますが


それは私にとっては、欲しくて買ったものではなく

心と共に受け継いだ品として


そこから始まる物語をお話出来たらと思います。


御殿のリビングに置いてあった

イタリア製のランプ