熊本県立美術館で、

土方歳三資料館✖️肥後熊本藩の展覧会が

現在開催されていますが


土方愛さんのギャラリートークに合わせて

熊本行ったのは、3週間ほど前






ギャラリートークも大変な盛況で

また体験イベントも一瞬で満席になるような

楽しい企画が展開されており


展覧会の成功(まだ会期中ですが)に

心よりお祝い申し上げます。


これはひとえに、土方愛さんのこれまでの努力と

情熱と愛情を持った学芸員のチカラ


そして熊本県に理解を導いた方々の努力と思っております。


そして現在、静岡駅前にある高級料亭

浮月楼にて、ささやかながら

私が所蔵している、徳川家にまつわる品々の

展覧会を開催していただいており


今度は土方愛さんが、静岡までお越しくださいました。




徳川紋が入った

総絞りの振袖


普通、振袖には御紋を入れる事はありません。


しかし、戦後、華族としての生活基盤が失われた徳川家ではありましたが


徳川家からお嫁に出す


という事の大きさを理解していただくべく


徳川家のプライドを持って、

作らせた着物を展示しております。




また、自分は質素に暮らしつつも、

来客へのおもてなしに、心を込めるようにと

人間国宝今泉今右衛門窯による食器の揃えを

嫁入り道具として持たせられました。



徳川家の軽井沢での暮らしのアルバム




など。。。


歴史を語るだけでなく

心を通わせる事


単に知識の披露ではなく

歴史は人間が作ってきたもので、

その人間には心があり


それは今も歴史を繋いでいるということ。


そんな事が伝わるような、展示にと思いました。


この展示は、浮月楼で食事をした人のみに公開されています。


というコトで、藤村料理長による美味しいランチをいただきました。





浮月楼は丸い窓が特徴です。


浮月。。。


その昔、祖父母

徳川慶光・和子も訪れています。


昭和13年

浮月楼にて

静岡県知事 飯沼一省(かずみ)様ご夫妻と



丸い窓あります😃


知事の飯沼一省さまは


会津の飯盛山で自害した白虎隊唯一生き残り

飯沼貞吉さんの甥に当たります。


貞吉さんの弟、飯沼関弥さんとおっしゃり

会津松平家の家令(執事長のような立場)を務められておられました。


貞吉さんは生き残ったがゆえに、あまりに松平家に対して申し訳なく思い、松平家には戻らず、逓信省に入省し、たまに松平家には弟、関弥を訪れていました。


その関弥の息子、一省さんが、静岡県知事になり


静岡には昭和になっても、そんな松平家と徳川家の歴史物語が続いておりました。


浮月楼は、創業以来、こうして見守ってくださっていたんだなぁと


非常に心温まる場所です。


そこでの展示となり、非常に嬉しく思います。


12日のランチの会はすでに満席


13日の夕食も残席わずかとなりました。


ほんの10日間の告知でしたが、沢山の方のお申し込みに嬉しく思います。




皆様に心に生きた歴史がお届けできるよう

努めたいと思います。