おはようございます。
今日も清神社に参拝しました。
日中は暑いですが
朝夕は涼しいです。
田舎暮らしの数少ないメリットでしょうか・・・
さて
しばらく「年金」の話をしてみようかと思います。
私,実は,年金についてちょっと詳しいです。
それは,年金に関して危機感を持っていたから・・・
持っていた・・・
私,大学を卒業して青年海外協力隊に約3年
この間は年金を収めていませんでした。
で
就職したのは25歳の時
そして,公立学校の教員になったのが31歳の時
つまり,周囲の人よりもスタートが遅かった・・・
そのため,もらえる年金額は周囲の人たちよりも少なめ
ですから
制度を一生懸命勉強し
なんとか年金を増やす方法はないものか・・・
で
わかりました。
「経過的加算」
つまりは
支払っていなかった国民年金
例えば大学生であったとか
私のように長期間ボランティア活動をしていて
食べていくことはできたが年金までは払えなかった
とか
そんな場合。
ちなみに国民年金・・・
これは現在の制度では65歳から老齢基礎年金として受給できるのですが
この年金を納めるのは480月・・・40年です。
20歳から60歳というのが標準的なモデルです。
このくらいの年代というのがいわゆる生産年齢人口
つまりは就職して働いて,という期間ですね。
で
老齢基礎年金の期間が480月に満たない場合
60歳以降に二通りの方法があります。
一つは国民年金の任意加入
これは,厚生年金に入っていない場合のみ可能で
年金事務所で手続きをしてひと月16410円を納めるという方法です。
納めた分だけ加入月数が増えます。
もう一つが厚生年金の経過的加算です。
これは60歳以降厚生年金に入る形で働くことによって
働いて月数の分だけ厚生年金の「経過的加算」として
老齢基礎年金を納めていなかった分がもらえる
という制度です。
例えば私の場合
大学生+青年海外協力隊で国民年金(老齢基礎年金)を56月納めていませんでした。
56月・・・4年と8ヶ月ですね。
つまり,厚生年金に入る形で64歳8ヶ月まで働けば
老齢基礎年金の満額に満たない部分
56月分ですから年額約9万2千円(月額約7600円)を
厚生年金の経過的加算として65歳以降もらえる
というわけです。
私がこの制度を知ったとき
まるで目からうろこでした。
だって
若いころに勇躍海外に飛び
世界に夢をはせ
自分のやりたいことができた代償に年金の減額・・・
と思っていたところに
それを回復する方法があるというわけですからね。
ちなみに現在の制度では
納めていなかった国民年金の追納は2年後まで
若い方ならまずは追納を考えたほうが良いと思います。
皆様に良いことがありますように。