どうも皆さんサイバートヨッチトヨッチです。

久しぶりにねたが一つ出来たので投稿します。それは3Dプリンタ×路面電車です。

以前私がAutodeskのイベントでお会いした方から製作依頼を受けまして製作しました。製作する模型の真鍮キッとバージョンはこちら↓

この都電5000系を3Dデータにして出力します。依頼者は6000系を持っているが5000系も欲しく、モーターがあるのでボディーを作りたいとのことでした。

ちなみに寸法をとるためにお借りした都電6000系です↓

ここからドアの溝の深さや、窓枠などの幅といった寸法をおさえていきます。

試しにAutodesk Fusion360(無料で使えます。)でざっくり製作したのがこちら↓

車体としては屋根周りが一番手間がかかりそうだったので、依頼者と雰囲気の確認をしながら調整していきました。

レンダリング機能でイメージ画像を製作してみました。

と、ここで問題が発見されました。なんとこの赤矢印の部分ですが、エッジになってしまっている感じがします。しかも履歴機能で修正するとエラーが出たりと、修正に四苦八苦しました。そんなこんなで修正する順番を何度も変更してやっと丸い感じになりました。

     ↓

前面は決まったので、窓や雨樋などを作っていきます。この車両はほぼ前後左右同じなので、異なる部分を残して1/4だけ作成します。

そしてまとめてコピーして内側をくりぬいてコピーするとこんな感じになります。最後に窓を抜くのを忘れていたのでしっかりくり抜き、レンダリングして完成です。

 

そしてここからは鉄道模型を3Dプリンターで製作するコミュニティのCAD鉄さんの代表の方にお願いをして印刷してみました。(私もCAD鉄のメンバーだったりします)

 

CAD鉄さんの情報はここからゲットですぞ。

ワークショップなどもやっているので、参加してみましょう♪もちろん参加費は無料です。

Twitter

https://twitter.com/CADtetsu?lang=ja

Facebook

https://www.facebook.com/cadtetsu/?ref=br_rs

公式ページ

http://cadtetsu.com/

 

さて本題に戻りましょうか。

屋根は一緒に印刷すると、サポート材がつくので分けてます。と、ここで反りましたw

                   

Nゲージサイズだと問題は発生しなかったのですが、今回製作するのはHOゲージと、サイズが約二倍のため収縮の影響などが大きく出たのかもしれません。そこで、プラットフォーム定着シートを別に購入し、再度挑戦するといい感じに印刷できました。

溝なども再現されていて、予定通りの感じになりました。使用機材はダヴィンチ 1.0 ProでABSを材料とし、積層ピッチは0.2 mmです。

この状態で依頼者へ受け渡しをしました。この車両は「さいたま鉄道模型フェスタ2017」で依頼者のジオラマの横で展示されました。塗装と組み立て、ディテールアップは依頼者が行いこんな感じになりました↓

                       

                     

積層系なので積層跡が出るのはしょうがないです。と、なんとこのモデルを見た方が、光造形でやってみないかというお話をくださり、年明けに印刷してみることになりました。最後はどのような感じになるのか楽しみです。次回も期待して待っていてください!