東日本大震災の影響の為に延期しておりました「やまがた住まい塾」ですが、再開いたします。

そこで、再度塾生を募集します。スケジュールは以下になります。


 是非、オリエンテーションにご参加ください。参加無料で、事前申し込みも不要です(会場の席には限りがあります。ご了承ください)。家の燃費のこと、快適な家のこと、そして『やまがた住まい塾』ではどんなことをするのか、などをご説明します。参加するかどうかは、説明会を聞いてからご判断ください。また、勧誘等は一切ございませんので、ご安心してお越し下さい。


 第1講       はじめまして「暖ったか快適住宅とその燃費」(オリエンテーション・参加無料)

   6月26日(日)      午前10:00~12:30   山形ビッグウイング401会議室

     

    

 第2講        QPEXでわかる、「家の燃費」のあれこれ(第2講以降は入塾者対象)

   7月10日(日)     午前10:00~12:30   山形ビッグウイング3F第2特別会議室


 

 第3講        家を建てるなら、これだけはやっておこう!~断熱編~

   7月24日(日)     午前10:00~12:30   山形ビッグウイング403会議室



 第4講        家を建てるなら、これだけはやっておこう!~窓・設備編~

   8月 7日(日)     午前10:00~12:30   山形ビッグウイング403会議室



 第5講         QPEXで家の燃費を計算しよう!

   8月28日(日)      午前10:00~12:30      未定



  受講費は1家族 8,000円です(税込)。熱計算ソフトQPEX(5,000円)込の受講料です。

  入塾資格は、一般の方に限ります。建築関連業者の方はご遠慮ください。


  また、カリキュラム内容・会場・日程・時間等は、都合により変更する場合もございます。

    

          失敗しないために、納得する家づくりの為に一緒に学びませんか。


 


           まずは、お気軽にお問合わせください

  

お問合わせ先     やまがた住まい塾 実行委員会事務局

             〒990-2474  山形県山形市沼木121-55 (山形サッシ内)

                でんわ  023-645-0338

                 FAX    023-645-0337

              E-MAIL  yamagata.sumai109@gmail.com



 日本に住むわたし達は、日本国の法律を守らなくてはなりません。

こんな事、わざわざ書くまででもありませんね。法に違反すれば、何らかのペナルティーが科せられます。また、法によって、税金が増えたり、はたまた補助を受けたりと、家計にも影響が及びます。わたし達の生活は、国の法律と密接に関係していますね。



 さて、住宅にも様々な法律があります。その中でも代表格が「建築基準法」です。それでは、みなさんにお聞きします。

「建築基準法」を満たした住宅は、国の基準を満たした住宅だから「耐久性があり、安心安全な住まい」だ  と思いますか? 

「建築基準法」とは、この法律を満たした住宅以外は建築してはいけません、という法律なのです。言い方を変えれば「最低このレベルの家を建てて下さい」という法律です。最低の基準を提示している法律ですので、これを満たした住宅がみなさんが想い描いたイメージに沿う家だとは、必ずしも言えません。また、意外に思うかもしれませんが、この法律には「断熱」「気密」「結露防止」に関する基準はありません。



 この建築基準法に設定されていない「断熱」「気密」「結露防止」の基準を設けたのが「次世代省エネルギー基準(略 次世代基準)」と言えます。この基準はどの程度のレベルなのでしょうか?


 「気密」とは、住宅の隙間がどの程度在るかを示す値です。「次世代基準」では、基準値を示さず目標値を設定しているに留まっています。


 「結露防止」に関しては、施工方法について基本的な決まりを設けています。ただし、住宅の設計によって断熱・気密の施工方法は多様化しますので、詳細は住宅メーカーの判断に委ねることになっています。


 最後に「断熱」ですが、この基準値と「次世代」という言葉から発せられるイメージとでは、随分かけ離れていると思っています。以前、山形県村山地域の既存住宅の断熱性能と、暖房消費エネルギーの調査を行ったのですが、平均一世帯当たり暖房用灯油消費量が約1,000リットルでした。『やまがた住まい塾』で講議で使用するプランは、35坪で夫婦・こどの2人の4人家族の住宅。1階は間仕切りの無い20畳のLDK。2階は、6畳の子供部屋2間と、ウォークインクローゼット(4.5畳)のついた寝室(8畳)。この住宅を「次世代基準」で建てた場合、年間約1400リットルの灯油を暖房(全館暖房)で消費します。既存住宅は、断熱があまり効いていませんので、部屋を閉ざして使用する時だけ暖房するしかありません。しかし、断熱の効く「高断熱住宅」は室外に熱が逃げにくい為、小さな暖房機器で家全体を暖房できます。その際に消費するエネルギーは、既存の断熱性能の乏しい住宅より少なくなっていると、多くの人がイメージするのではないでしょうか。しかし、「次世代基準」は皆さんが想い描くイメージと隔たりがありそうです。


 法律は守られなくてはなりません、と冒頭に言いました。「次世代基準」も守られるように設定されているのかもしれません。「本当は、もっと高いレベルに持っていきたい。しかし、多くの住宅メーカーはそこまでのレベルまで至っていない。それならば、基準をもう少し低いレベルに設定して、多くの住宅メーカーが守れるようにしよう。」こんな思惑が国にあるのかもしれません。推測ですが・・・・・・。

理由はどうあれ、現段階の基準は皆さん寄りに造られてはいないようです。自分が手に入れる住宅がどのレベルかを知るには、国の基準を当てはめるのではなく、自ら調べる必要がありそうです。 

 3年前の2008年、原油価格が急騰しました。省エネルギーへの関心が高まりました。また、地球温暖化が更なる注目を集めました。その影響もあってか「脱化石燃料」の気運が高まり、「オール電化住宅」が急激に普及しました。

 また、住宅に対する制度も省エネルギー化へ舵を切りました。国の補助や金利優遇を受けられる制度が拡充しました。「長期優良住宅」「フラット35s」などです。これらは、国が決めた住宅の断熱性能の基準「次世代省エネルギー基準」を満たしていることが条件です。「次世代省エネルギー基準」とは、省エネ・CO2削減を目的として国策として取り組んでいます。その事もあり、多くの住宅メーカーが標準仕様と銘打って宣伝しています。しかし、国の推奨する基準「次世代省エネルギー基準」を満たした住宅は、必ずしもみなさんが想い描くような省エネ住宅にはなっていないようです。従来の住まいより、エネルギーを消費してしまうケースもあるようです。「家の燃費」を計算してみれば、一目瞭然になります。


 多くの方々は、国が推奨している基準を満たした住宅を省エネで快適だと思っておられるのではないでしょうか。住宅メーカばかりか、融資する銀行までもが勧める国の基準を疑えという方が、無理があるのかもしれません。そんな中・・・


   2011年3月11日  東日本大震災がおきました。


 山形の大部分は、運良く被災を免れましたが、大きな影響を受けました。今まで当たり前だったエネルギーの供給は滞り、多くの人が困惑しました。また、福島原子力発電事故は、今なお暗い影を落としています。原子力発電の今後について、日本のみならず世界がもう一度考え直さなくてはならないようです。 東日本大震災によって、自然災害の恐ろしさとエネルギーの大切さをわたし達は忘れることはないでしょう。

 

   そして、もう一度考え直してはみませんか? わたし達の「住まい」のことを・・・・・。


 エネルギー資源は、今後もますます重要度は増し、注目され続けるでしょう。わたし達の生活に密接に関係する物流・移動手段と、住居の暖房・給湯をエネルギーに依存している限り、無関心ではいられません。「国の基準だから」「頻繁に宣伝しているから」「みんな勧めるから」と、これからも大切なことを人任せで安心できるでしょうか?


 エネルギーが大切だからと言って、大枚を住宅にかれられる人は限られています。大震災を経験したわたし達に、大きな余裕はありません。しかし、「良き道具」と「知恵」はあります。QPEXは「良き道具」となって、みなさんの住まい造りに貢献してくれるでしょう。そして、この『やまがた住まい塾』で学んだ理論を糧に、みなさんの「知恵」で理想の住まいを実現して欲しいと切に願います。