身近な自然観察 実生(みしょう)の緑(その3)

 寒さが一段増しましたが、「蘖(ひこばえ)と実生(みしょう)の緑」「蘖(ひこばえ)の緑(その2)」に続く、「なんとか黄色っぽい緑を保っている実生の木」の追加版です。その3ということにしました。2020/12/19

クワとセンダン
 私の地域では、「鳥が種を散布して分布を拡大する木の5強」と言えるのが、アカメガシワ、クワ、センダン、エノキ、ナンキンハゼです。そのうちの2種の実生が並んでこの季節に葉を保っていました。西側に生け垣、北西、南西には建物の壁があり、一番下のケヤキと同じで西~北西の冬の風による乾燥ストレスから守られているのかもしれません。
↓クワとセンダン 実生 12/17  

↓別の場所のたぶんセンダンの実生です。
↓たぶんセンダン実生 12/16 

↓一方、実のついている木では葉は全くありません。
↓センダンの実 12/14  

 

アカメガシワ
 5強の1つアカメガシワの実生も黄色い葉を保っています。建物が南東側にありますが、冬の風は防げません。
↓アカメガシワ実生 12/14 

 

ケヤキ
 前にも写真を載せたケヤキの実生ですが、寒さのランクアップにも耐えて未だに緑を保っています。すぐ西側に建物の壁、いくらか離れますが北西にも建物があり、日照が制約される一方で西~北西の風から守られ乾燥ストレスが緩和されるのかもしれません。
↓ケヤキ実生まだ緑 12/17 


 お読みいただきありがとうございました。