ペットを飼うということ | ヤマガラ家のシーズー日記

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愛犬(シーズー)との散歩や日々の出来事

昨日、実は悲しいことが2つありました。正反対の内容を1つのところに書くのが嫌だったので分けました。昨日が「のんびり・ほのぼの」だったので、今日は「シクシク・チクチク」の内容です。

朝コロンのトリミング前 私たちは当然のように散歩に出ました。いつもの公園に行ったわけですが、昨日は久々にトイレ掃除をしてくださっているおばさんに会いました。おばさんはとてもワンコが好きで、私たちの前に通ったシュナちゃんたちにおやつをあげていました。おばさんは仕事をしないといけないのに、ちょっと後から来た私たちにも「ヨシヨシ」をしてくれ、おやつをくださろうとしましたが、これは断りました。ルーシーはなでなでだけで嬉しいのです。そして、これ以上太ってはいけない状態ですから。
他の人がいなかったので、おばさんに「ワンコどうしてるんですか?」と尋ねました。そしたらおばさんは「私が殺した。」と言ったんです。おばさんは生まれつき1本足のない子を引き取っていました。そして一緒にお掃除に連れてきていました。でも最近は、ずっとその子を見かけなかったんです。
おばさんの話はこうでした。
おばさんの住んでいるアパートの大家さんの了承を得てワンコを飼い始めた。ところがアパートの他の住人から苦情が出た、というか、おばさんの話では「いやがらせ」をされた。おばさんはワンコと住めるアパートがないか探したがみつからなかった・・・しかたなく、この地域の処分場へ連れていった・・・5月のことだった。

ショックでした。どうして、この問題が起きたとき誰かに相談しなかったのか、と思いました。
夏の間 私はこのおばさんをみかけませんでした。暑いので散歩の時間が早くて、おばさんの掃除の時間とずれていたからです。おばさんはお友達に相談された、ということでしたが、もっとたくさんの人に声をかけてほしかったです。
おそらくおばさんは、アパートの他の人からの嫌がらせに耐えれず行動を早めたのだと思いますが、処分場に連れていってから、飼ってもいい、という人が2人ほど現れた、ということも言われていました。

私は、もし このことを知っていたら、もっといろいろできたのに、と思いました。おばさん一人では声をかけれた範囲は狭かったと思います。例えば獣医さんやトリマーさんのところにポスターを貼ったり、です。
できるだけ広く声をかけることができれば、助けることもできると思うのです。

もうひとつ悲しい話
コロンの子犬の頃のお友達は、コロンと同じように年をとって、みんなおじいちゃん・おばあちゃんになってきました。その中の1匹です。
夏の初めから、その子の下半身の毛は刈られていました。オス同士でコロンと仲が悪く、あまり近づくことがなかったので、皮膚の状態をよく見ることはありませんでした。昨日はルーシーだけだったので、かなり近づくことができました。
痒そうな その子の皮膚は、コロンのアカラスがひどくなったように見えました。そして下半身だけでなく、同じように顔まで広がっていました。治療をしていない、と想像できました。
コロンが治ってきただけに、その子の様子は悲しかったです。うちは夫くんが働いてくれているので治療費を払うことができ、十分な治療を受けることができました。7月に肝臓のことがわかってから、血液検査、肝臓の治療薬、10日間隔のアカラスの注射、さらに痒みを抑えるための皮膚病薬、薬用シャンプー代。できることはみんなすることができました。でも、この費用は年金暮らしではできないんだろう、と思いました。
この子の飼い主のおじいさんは、すでに自分があまり歩けなくなっていて、老人用スクーターのようなものに乗って公園へ来てみえます。ワンコもそれに乗ってきて、公園を少しだけ歩くだけです。昨日見たおじいさんは、あまり具合が良くないのか、鼻にチューブをつけている状態でした。おじいさんが、さらに具合が悪くなったら・・・
考えたくないです。

ヨーロッパではお年寄りのケアハウスで、それまで飼っていたペットと一緒にすごせるようです。日本でも、こんなシステムができて欲しいです。みんな年をとっていきます。どうしたら、そういうシステムが社会に育っていけるのか、と思います。