食事指導 | ヤマガラ家のシーズー日記

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愛犬(シーズー)との散歩や日々の出来事

足ツボのところで紹介された本に
 
葬られた「第二のマクガバン報告」 T・コリン・キャンベル他
 
があります。
上巻の副題は
 動物タンパク神話」の崩壊とチャイナ・プロジェクト となっています。
 
この本ではアメリカ国民が多く発症している糖尿病と肥満
それから起こる 他の重大な病気(心筋梗塞など)と食事の関連性を提議したものです。
 
その比較に、キャンベル博士以下が調査した昔の中国の食生活と発生している病気が記されています。
 
そして随所に日本の現状が訳者である松田麻美子教授によって付け足されています。
 
中国のデータは今の発展してくる前の1970年頃のものです。
 
それによるとアメリカで起きているような病気は
中国ではほとんど起きていない、ということなんです。
中国で起きている病気は
栄養不足と粗末な下水設備からくる不衛生なことから起きる病気が主だ、ということです。
 
そして現在行われている「治療」というものは
その、現在出ている不具合(高血圧であれば、降圧剤を、高コレステロールであれば、それを下げる)を
なおすものであって
根本を治すものではない、としています。
 
また、心臓の血管手術を行っても、手術自体が高額であるにもかかわらず大変危険なものだし、
術後 一時的に治っても、再発することが多い、としています。
 
なぜか?原因を取り除いていないからです。
血管の不具合はバイパス手術などで調整しても、
それができた原因は、そのままだからなんです。
 
中巻 あらゆる生活習慣病を改善する「人間と食の原則」には
61ページでは、心臓発作を起こした患者さんの血管写真が載っています。
「植物性食品中心の食事」開始前と
それの実践後、です。
明らかに壊れた、というか細くなった血管が
正常な血管に戻っています。
驚きです。
 
まだ下巻は全く読んでいませんが、全体を通して
動物性たんぱく質を摂ることによる弊害が書かれています。
そして、ホール<精白していない>フードの穀類と野菜を食べることが一番いいとしています。
 
キャンベル博士以外の方の実験報告も掲載されているので
驚くことばかりです。
 
この本は
今まで正しいと思っていた食事を否定するものであり
今までの視点からすると
「偏食」になるでしょう。
 
興味がわいた方は是非読んでみてください。