ポケモン映画この夏の3作品について語る
蜉蝣の 如き8月 過ぎ去りて
ということで、今回は…
ポケモンオタクによる今夏のリバイバル上映3作品紹介(非公式)!
3作品とも劇場で観てきたよ!
もう、8月終わったけどね?
ひとつめ!
ポケモン映画5周年記念作品。
興行収入は振るわなかったものの、ファンの間では最高傑作との声もあり、数々の人気投票では常に1位に君臨。
アカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされたシリーズ唯一の作品。
ゲストキャラクター
ラティアス 林原めぐみ
ラティオス 江原正士
カノン 折笠富美子
ザンナー 神田うの(特別出演)
リオン 釈由美子(特別出演)
ロッシ 山寺宏一(特別出演)
実況 広川太一郎
ボンゴレ グッチ裕三(特別出演)
今作から舞台のモチーフを実際に海外で取材。
イタリア・ヴェネツィアをモチーフとしたアルトマーレが舞台。
作画に京都アニメーション、音楽にはcobaが参加しており、水の都の複雑的な美しさをアコーディオンの音色が彩る。
迷路の如き水路や街並みを序盤の水上レースで示唆、伏線を張る構成や脚本も妙である。
ラストのあのシーン、ラティアスかカノンか、
有識者の間で議論となっている。因みに私は前者。
そして、今回この問題についに終止符が打たれた。
それは、配布されるラティアスの技構成…
そのラストシーンからの主題歌への入りも絶妙。
主題歌『ひとりぼっちじゃない』(作曲:coba 作詞·歌:宮沢和史)は名曲。
同時上映の短編『ピカピカ星空キャンプ』にはピチュー兄弟が登場!懐かしい。
ふたつめ!
幼少、キッズステーションで観た以来。
幼少時には分からなかったテーマが幾つも隠されていて、感じる時の流れ、さらさらと。
舞台であるファウンスのモチーフは中国・武陵源。
ハリウッド映画『アバター』の撮影でも使われた。
アニメポケットモンスターシリーズはアドバンスジェネレーションへ、レギュラーキャラクターにハルカとマサトの姉弟が加わる。
本作はそのマサトを軸として幻のポケモン・ジラーチとの物語が展開される。
ゲストキャラクター
バトラー 山寺宏一(特別出演)
ダイアン 牧瀬里穂(特別出演)
ボギー パパイヤ鈴木(特別出演)
ジラーチ 鈴木富子
劇場版では珍しく、ロケット団がロケット団らしいことをする。
ジラーチが目覚めるのは1000年で7日間のみ。
マサトとジラーチの出会いが描かれるのだが、もちろん別れもある。たった7日間。でも、かけがえのない時間だっただろう。
幼い頃には気づかなかった様々なテーマ。人の欲望、ジラーチや宇宙と人の時間の対比。
壮大。
レコーディング当時13歳の林明日香による主題歌『小さきもの』に圧倒される。これもまた名曲。
個人的に、同時上映の『おどるポケモン秘密基地』も思わず踊りたくなる、かわいさコミカルさで好き。
ポケモンたちの振付はパパイヤ鈴木。
ジラーチ役を務めた鈴木富子は本作公開直前の7月7日に亡くなっており、本作が遺作となる。
みっつめ!
ゲストキャラクター(特別出演)
アリス 加藤ローサ
トニオ 山本耕史
アルベルト男爵 山寺宏一
マキ 中川翔子
ダイ 秋山竜次(ロバート)
カツミ 山本博(ロバート)
ドダイトス 馬場裕之(ロバート)
ダークライ 石坂浩二
オープニングから泣ける。思い出補正恐るべし。
ゲーム本編のBGMが数曲アレンジで流れ、ダイパキッズには非常に刺さる。
いかにも悪そうなBGMで登場するダークライ。このBGMも余裕でいつでもどこでも脳内再生できる。悪い奴というのがミスリードで、本当はスゴくカッコよくてこれもまた泣ける。「ここはみんなの庭だ!」
クライマックスで流れるオラシオンでも泣ける。
ただ、なぜディアルガとパルキアは戦っていたのだろうか。
主題歌はサラ・ブライトマン『I WILL BE WITH YOU (WHERE THE LOST ONES GO) 』(邦題:『ビー・ウィズ・ユー ~いつもそばに~』)。
番外編!個人的に好きなポケモン映画ランキング!
1位 『ディアルガVSパルキアVSダークライ』
2位 『ココ』
3位 『水の都の護神ラティアスとラティオス』
4位 『ボルケニオンと機巧のマギアナ』
5位 『みんなの物語』
異論は認める。
ポケモン映画は多岐に渡り、観る年代によって異なった捉え方、感じ方がある。
ベタな展開も多いけどね!
みんなもポケモンゲットじゃぞ!
※画像はすべてポケモン映画公式サイトより