ポケモン映画この夏の3作品について語る


蜉蝣の 如き8月 過ぎ去りて

ということで、今回は…

ポケモンオタクによる今夏のリバイバル上映3作品紹介(非公式)!

3作品とも劇場で観てきたよ!

もう、8月終わったけどね?


ひとつめ!

2002
『水の都の護神ラティアスとラティオス』
※同時上映 短編『ピカピカ星空キャンプ』

ポケモン映画5周年記念作品。

興行収入は振るわなかったものの、ファンの間では最高傑作との声もあり、数々の人気投票では常に1位に君臨。

アカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされたシリーズ唯一の作品。

ゲストキャラクター


ラティアス 林原めぐみ

ラティオス 江原正士


カノン 折笠富美子


ザンナー 神田うの(特別出演)

リオン 釈由美子(特別出演)


ロッシ 山寺宏一(特別出演)

実況 広川太一郎


ボンゴレ グッチ裕三(特別出演)

今作から舞台のモチーフを実際に海外で取材。

イタリア・ヴェネツィアをモチーフとしたアルトマーレが舞台。

作画に京都アニメーション、音楽にはcobaが参加しており、水の都の複雑的な美しさをアコーディオンの音色が彩る。

迷路の如き水路や街並みを序盤の水上レースで示唆、伏線を張る構成や脚本も妙である。


ラストのあのシーン、ラティアスかカノンか、

有識者の間で議論となっている。因みに私は前者。

そして、今回この問題についに終止符が打たれた。

それは、配布されるラティアスの技構成…


もう答えは明確。

そのラストシーンからの主題歌への入りも絶妙。

主題歌『ひとりぼっちじゃない』(作曲:coba 作詞·歌:宮沢和史)は名曲。


同時上映の短編『ピカピカ星空キャンプ』にはピチュー兄弟が登場!懐かしい。


ふたつめ!

2003
『七夜の願い星ジラーチ』
※同時上映『おどるポケモン秘密基地』


幼少、キッズステーションで観た以来。

幼少時には分からなかったテーマが幾つも隠されていて、感じる時の流れ、さらさらと。


舞台であるファウンスのモチーフは中国・武陵源。

ハリウッド映画『アバター』の撮影でも使われた。


アニメポケットモンスターシリーズはアドバンスジェネレーションへ、レギュラーキャラクターにハルカとマサトの姉弟が加わる。

本作はそのマサトを軸として幻のポケモン・ジラーチとの物語が展開される。

ゲストキャラクター


バトラー 山寺宏一(特別出演)

ダイアン 牧瀬里穂(特別出演)


ボギー パパイヤ鈴木(特別出演)


ジラーチ 鈴木富子

劇場版では珍しく、ロケット団がロケット団らしいことをする。

ジラーチが目覚めるのは1000年で7日間のみ。

マサトとジラーチの出会いが描かれるのだが、もちろん別れもある。たった7日間。でも、かけがえのない時間だっただろう。

幼い頃には気づかなかった様々なテーマ。人の欲望、ジラーチや宇宙と人の時間の対比。

壮大。


レコーディング当時13歳の林明日香による主題歌『小さきもの』に圧倒される。これもまた名曲。


個人的に、同時上映の『おどるポケモン秘密基地』も思わず踊りたくなる、かわいさコミカルさで好き。

ポケモンたちの振付はパパイヤ鈴木。


ジラーチ役を務めた鈴木富子は本作公開直前の7月7日に亡くなっており、本作が遺作となる。


みっつめ!

2007
『ディアルガVSパルキアVSダークライ』

ポケモン映画10周年記念作品。
「神々の戦い」1作目。以降、『ギラティナと氷空の花束シェイミ』『アルセウス超克の時空へ』の2作へとストーリーが繋がっている。
私が映画館で観た初のポケモン映画。
世代。ポケモンサンデーも観てたしね。
前売券買ってもらってデオキシス受け取って、DS握りしめて劇場でダークライ受け取ったなあ。

舞台であるアラモスタウンのモチーフはスペイン・バルセロナ。
そして、本作の鍵となる時空の塔のモチーフはとサグラダ・ファミリア。
塔全体が楽器となるのも本家同様。本家はいつ完成するのやら…。

ゲストキャラクター(特別出演)


アリス 加藤ローサ

トニオ 山本耕史


アルベルト男爵 山寺宏一

マキ 中川翔子

ダイ 秋山竜次(ロバート)

カツミ 山本博(ロバート)

ドダイトス 馬場裕之(ロバート)


ダークライ 石坂浩二

オープニングから泣ける。思い出補正恐るべし。

ゲーム本編のBGMが数曲アレンジで流れ、ダイパキッズには非常に刺さる。

いかにも悪そうなBGMで登場するダークライ。このBGMも余裕でいつでもどこでも脳内再生できる。悪い奴というのがミスリードで、本当はスゴくカッコよくてこれもまた泣ける。「ここはみんなの庭だ!」

クライマックスで流れるオラシオンでも泣ける。

ただ、なぜディアルガとパルキアは戦っていたのだろうか。


主題歌はサラ・ブライトマン『I WILL BE WITH YOU (WHERE THE LOST ONES GO) 』(邦題:『ビー・ウィズ・ユー ~いつもそばに~』)。


番外編!個人的に好きなポケモン映画ランキング!


1位 『ディアルガVSパルキアVSダークライ』

2位 『ココ』

3位 『水の都の護神ラティアスとラティオス』

4位 『ボルケニオンと機巧のマギアナ』

5位 『みんなの物語』


異論は認める。


ポケモン映画は多岐に渡り、観る年代によって異なった捉え方、感じ方がある。

ベタな展開も多いけどね!

みんなもポケモンゲットじゃぞ!



※画像はすべてポケモン映画公式サイトより