高野苺先生「orange」が4月12日発売の第7巻で完結した。

松本はその舞台、いわゆる聖地巡礼である。


4月23日土曜日 新宿

8時ちょうどのあずさ5号


10:37松本駅を降り、中町通りをぶらり。
江戸時代から残る蔵、蔵、蔵。
松本での一口目は…
ジョン・レノンも愛したソフトクリーム!

ロイヤルスウィートバニラ

極めて濃厚なのにしつこくない甘さ

やはり私も哺乳類なのだと実感した。
まさに、“Let It Be”(?)


1時間ほど並び昼食、名店・そばきりみよ田さん。
とうじそば!馬刺し!おやき!すべて初めて!!
これでもか、と信州名物を堪能した。


四柱神社

天之御中主神

高皇産霊神

神皇産霊神

天照大神

4柱の神が祀られている


国宝・松本城へ。

天守閣の内部にも入りたかったが、時間の都合で割愛。
市内には人力車もあるので、時間のある時にゆっくり見たい。
かつては、この城を中心に街が形成されたのだと思うと、感慨深いものがある。


漸くバスの登場。誤ったバスに搭乗。
松本市内のバス路線はとても複雑であるとはいえ…
泣く泣く途中下車、長く急な坂道を30、40分歩く。

やっとの思いで到着した城山公園展望台は周囲300度が開けていて、まるで松本の箱庭を自身の手にしたかのよう。

一見の価値あり。

🍊翔が菜穂にヘアピンをプレゼントした場所🍊


街の中心・ナワテ通りに戻り(徒歩)、気になっていたグルメ。

ふるさとさんのたいやきあんこウインナー!!
2個食べた!わんぱく〜

どこ見てんだ、コイツ

ウインナー入りのたいやきは初。
パリパリの素朴な生地と塩気の強いウインナーが相性抜群。
たいやきアイスも食べたかったなぁ…
16:00を回っていたし、胃袋も考慮して。


歩いてあがたの森公園へ。

ここは旧制松本高等学校で、校舎も現存している。
そんな学校の面影には目もくれず、東屋とベンチをパシャリ。
 
 
🍊第一巻表紙!ベンチ!完全に一致?!
※「orange」原画展ホームページより🍊


最後の目的地、これを見たかった!

これもまた徒歩、上り坂。
18:28の日没に間に合うよう途中走る。
弘法山古墳の桜…!
あれ、9割9分9厘散ってる………
日中は汗が背中を伝うほど日が照り暑かったのに、雲が空を覆っていた。
それでも、見えた西の空のオレンジ

🍊先日発売された最終7巻において、4月23日に弘法山で集まる約束がなされていた
お花見しよう、とか、イケメンが待ってる、とかあったんだけどなぁ
これが今回の一番の動機🍊


今度は正しいバスに乗ることができ、19:00松本駅着。

名物・山賊焼き(まだ胃にたいやきがいたので、ハーフサイズを注文)を頬張る。
サクサク、パリパリの衣にジューシーで柔らかな鶏肉、パンチのあるニンニクの風味(写真撮影し損ねた)!

何とかギリギリで20:10の新宿行き終電のあずさに間に合った…


結果、10kmほど歩いた松本。

いわゆる聖地巡礼、初めてだったのだが、非常に趣があって楽しかった。とても一日では回り切れない。

桜も、ぼんぼんも、紅葉も、雪も見てみたい。

松本には博物館や美術館、温泉、歴史の遺構もあるため、宿泊も含めた数日間の観光を推奨する。

(レンタカーやレンタサイクルの利用も強く推奨する。)


「orange」は高校1年生時アニメが放送され、全13回録画して、欠かさず観た。

後に、配信サービスを用いて実写映画も観た。

それ以来、殆どご無沙汰だったが、春、有楽町にて原画展が開催される事を知り、何か運命のようなものを感じた。


そして、原作をまとめ買いした。

当時の記憶が蘇った。

愛しさを感じて、微笑んだ。

苦しさを憶えて、泣いた。

私も楽しかった思い出や変えられない後悔を思い出した。


「26歳になった私には、後悔している事がたくさんあります」


高校二年生の春 10年後の自分から 一通の手紙が届いたー。 長野県松本市を舞台にした、眩しいほどの青春SFラブストーリー。


高校二年生の春、 菜穂の元に10年後の自分から1通の手紙が届いた。


そこには、これから起こる未来の出来事と、自分とは同じ 「後悔」 を繰り返さないためにとるべき行動が書かれていた。


初めはイタズラかと思ったが、書かれている事 が次々と起こるので次第に手紙を信じるようになっていく菜穂。


そしてこの手紙の目的が、 同級生の翔を事故死から救うためだと知り、菜穂は翔を失わないために、自分を変えて未来を変えようと努力していく。


「失わない未来」 のために、臆病な自分を変えていくー!!


※公式サイトより引用


是非、高野苺先生「orange」全7巻と、松本をよろしくお願いします。


つぎは何処に行こうか?
最後までご覧頂きありがとうございました♪

2022年4月23日 山賀裕斗