<緑のガリトラップ>
<喜びのダンス、ホップ、スキップ、トロット>
・大地が四つの季節をめぐる1年のある特定の日々、リトル・ピープルたちが躍る、いにしえの豊穣を祝う魅惑的なダンスが見られることがある。
・すべてではないが、古い異教信仰の多くが、リトル・ピープルの世界に由来しているといえるだろう。
<谷間や渓谷、低地>
<いたずら好きの大騒ぎ>
・シェイクスピアが「夏の夜の夢」を書いた時、かれはクム・プカつまり、パックの棲む谷から、インスピレーションを得たのかもしれない。この谷はウェールズ地方のブレコン山地にある魔法の谷で、自然の精霊(エサソン、プカなど)が棲むという。
<ホロウ・ヒルの扉>
<小丘のまわりで>
・スコットランドやイングランド、ウェールズの古い小丘や古墳や、アイルランドのラース[古代アイルランドの土塁に囲まれた円形のとりで]も、リトル・ピープルと密接な関係がある。
・ダンスが終わると、リトル・ピープルたちは魔法の扉を通って、すばやく地下の世界に戻ってゆく。その扉は、最後のひとりが通り過ぎると、あっという間に閉じてしまう。
<星の女王>
<魔法の国の女王、マッブ>
・この世のものとは思えないほど美しい、この妖精の女王の姿を見た人間はほとんどいない。リトル・ピープルの一族にはそれぞれ女王がいるが、マッブはそのなかでもすべてのリトル・ピープルのシンボルとなっている。
・真の詩人は、その多くがもうひとつの世界を視る能力を授かっており、ブレイクやシェリーも、その幻想的な作品で妖精の女王を描いている。実際、マッブの客人として多くの詩人が妖精の国を訪れた。
・マッブをたずねた幸運な人間は他にもいる。13世紀の吟遊詩人トーマスや、騎士タム・リンもそのひとりである。ふたりともその名をとった妖精を主題としたスコットランドの古い物語歌謡の主人公である。
<霧のたちこめた草地>
<レプラホーンの笑いが響く>
・リトル・ピープルのなかでも、とくに広く知られているものといえば、アイルランドやスコットランド、ウェールズ、イングランド北部に出没する、レプラホーンをおいて他にはいない。
・レプラホーンは3センチから45センチほどの身長で、緑色の服に3つのとんがりのある帽子をかぶっている。
<ぬかるんだ沼地>
<フィーリッシュ・ファイアからリング・オブ・パワーまで>
・もっともよく知られているリトル・ピープルの一族のうち、世界中でもっとも一般的に見られるのが、玉虫色に輝き、燐光を発するボールや、光のオーブとしてあらわれるものたちだ。
<畑や農場を跳ね回る者>
<労苦と土壌>
・農作業を手伝うブラウニーほど、人間との結びつきが強いリトル・ピープルはいない。
・もっとも有名なブラウニーは、物語歌謡にうたわれており、「エイケン・ドラム」という童謡のなかに語り継がれている。
<暖炉への敬意>
<幸運の精霊をなだめる>
・リトル・ピープルを引きつけて家にとどめておくための第一のルールは、暖炉をきれいに保つことだ。
<魔法の庭>
<植物と花>
・妖精たちは無垢を愛し、思いやりをもって、誇り高く子供たちを守る者である。だから、彼らの分身ともいえる幼い子供たちの前に頻繁に姿をあらわすのは不思議なことではない。
<ごきげんよう>
<もうひとつの世界へ>
・妖精をひとめ見たいと願っている人は、クローバー探しから始めるとよいだろう。
<リトル・ピープル辞典>
(アイルランド海の守り神 IRISH SEA WATER GUARDIANS マン島)
・水の守護妖精、あるいは海の精。男の妖精と女の妖精がいて、美しく小さくて体長が数センチほどしかない。海の神マナナーンに仕えている。
(アイルランドのエルフ IRISH ELVES アイルランド)
・羽をもたない妖精の総称。
(アンクー ANKOU コーンウォール、ウェールズ、アイルランド)
・黒いローブで顔をおおい、亡くなったばかりの人間の魂を集める。死神、時の翁とも呼ばれる。
(アンシーリー・コート UNSEELIE COURT スコットランド)
・神の祝福を受けていない不気味で邪悪な妖精。すべての邪悪な妖精たちがアンシーリー・コートに属している。ときに空を飛び、人をさらい、奴隷にする。
(アンスロポジャイ ANTHROPOPHAGI イングランド)
・イングランドの昔話によると、これらの「人喰い族」には頭がなく、鼠蹊部に小さな脳がある。そして目は肩に、口は胸にあるという。
(インプ IMP )
・悪戯好きな妖精、小さな悪魔。中世ではおなじみの魔女(ウィッチ)の別称ともなる。
(ウィルベースト UILEBHEIST シェットランド諸島、オークニー諸島)
・島周辺の海の番人。たくさんの頭をもつ海の怪獣や海竜の姿であらわれる。
(ウーマン・オブ・ザ・ミスト WOMAN OF THE MIST イングランド)
・霧の女。道端で小枝を拾っている老女の姿であらわれ、霧の中へと消えていくという。
(ウェイランド・スミス WAYLAND SMITH イングランド)
・鍛冶屋のウェイランドの意。ウェイランドの鍛冶場に棲むエルフの王だといわれている。
(ウリシュク URISKS スコットランド)
・しわくちゃでやせこけており、半身が人間、半身がヤギの姿をしている。
(エサソン ELLYLLONS コーンウォールズ、ウェールズ)
・エルフのような小さな生き物。アーサー王伝説に登場する湖の貴婦人の領地を守っている。
(エルフ ELVES)
・エルフは世界中に存在するが、イングランドのエルフは丸々と太って友好的な、小さな妖精だ。
・スコットランドではもう少し大きくて、人間ほどの身長があり、妖精の国エルフェイムからやってきては、人間をさらったり家畜の牛を殺したりするという。
(オベロン OBERON)
・アーサー王伝説に登場する、妖精の王。シェイクスピアの「夏の夜の夢」でも触れられている。恐ろしいドワーフであるトロンがハンサムな王に変身したものといわれる。
(親指トム TOM THUMB )
・親指トムは元々はアーサー王伝説の一部であった。子供のいない夫婦が、魔法使いマーリンを訪ねた。すると彼はこの女性はまもなく身ごもるが、その子供は親指の大きさ以上には成長しないと予言した。少年は4分も経たないうちに、大人に成長した。
(ガンカナハ GANCANAGH アイルランド)
・めったに見られない、男の妖精、エルフである。黒い瞳をもつ。人気のない淋しい場所で待ちかまえては、人間の女性をかどわかす。女性は彼を恋いこがれ、やがて傷心のため、死んでしまう。
(グラシャン GLASHAN マン島)
・マン島の家つき妖精で、衣服は身につけておらず、力が強い。とくに、農家の手伝いをする。男の妖精で、ときに人間の女性に狼藉をはたらく。
(グラシュティン GLASHTIN マン島、アウター・ヘブリディーズ諸島)
・彼らは姿を変えることができるゴブリンで、ハンサムな人間の男性の姿であらわれて、若い女性に催眠術をかけ海へと誘う。そして、彼女をむさぼり食ってしまうのだ。
(グリーンコーティ GREENCOATIES リンカンシャー)
・妖精のなかでも、緑の肌をしている、あるいは緑色の衣服を着ている者たち。
(グリーン・マン GREEN MAN )
・緑の男。緑色の自然の精で、その口から伸びる葉や枝で頭部がおおわれている姿で描かれる。
(グリフォン GRYPHONS ウェールズ)
・馬の頭と山羊の体をもつウェールズ地方の妖精で、すべての人間の言語を話すことができる。
(コリガン CORRIGANS コーンウォール)
・古代ガリアの9人の聖なるドルイド僧の末裔である。女性で立石の周辺の泉の番人だ。彼女たちは、春になると水晶のゴブレットで詩と叡智の秘密を飲み干す。
(サリーランディ SALEERANDES ウェールズ)
・ウェールズの、鱗におおわれた妖精。2本足のトカゲのように見える。姿は恐ろしげだが、人間には決して害を与えない。
(シー SIDHE アイルランド、スコットランド)
・アイルランドやスコットランドのゲール語で妖精を指す。
・可愛い少女をさらって彼らの結婚式でブライドメイドにしたり、赤子をさらって、代わりに妖精の子を置いてくる取替え子をしたりする。
・本来は、SIDHEとは神々を表す言葉だったが、のちに魔女(ウィッチ)や精霊、超自然的な存在を指す言葉になった。彼らが棲むといわれている埋葬塚や古墳の別称でもある。
(シーオーグ SHEOGUES アイルランド)
・うっとりするような美しい音楽を奏で、音楽家や詩人にインスピレーションを与えたり、人間を沼地へと誘いこんだりする。たいていは友好的だが、子供をさらって妖精の子と取り替えてしまうことで知られている。この子供は1年しか生きられない。
(ショック SHOCKS イングランド)
・姿を変えることができる邪悪な妖精、幽霊。
・ロバの頭をした人間にもなり、意地悪く噛みつくこともある。
(スプライト SPRITES)
・すべての精霊、魂、幽霊を指す。妖精の総称としても使われ、とくに目に見えない者、あるいは、現実には存在しがたいと思われる者を指す言葉。
(スプリガン SPRIGGANS コーンウォール)
・しわだらけの顔をした小さな妖精で、夜に活動する。緑色の服に赤い帽子をかぶっている。人間か巨人の幽霊だともいわれている。
・人間の赤子をさらって、ぞっとするような妖精の子と取り替える。
(セルキー SELKIES スコットランド、オークニー諸島)
・マーピープル(人魚)に似た海の妖精で、アザラシの姿であらわれる。彼らはアザラシの皮を脱ぐことができ、美しい女性やハンサムな男性の姿で、海岸にやってきてはダンスを踊る。人間界に棲む者もいて、彼らの世界で一緒に暮らそうと誘われると、たいていはその意志には逆らえない。シルキーとの呼ばれる。
(タイルス・テーグ TWLWYTH TEG ウェールズ)
・白い衣をまとった、金髪の妖精で、地下、あるいは水中にある魔法の庭に棲む。そこから何かをとろうとしても消えてしまう。彼らを支配するには、グイディオン王とグエンヒドゥ女王だ。彼らは星に棲み、夜になるとあらわれる。暖炉に暖かい火をくべて、歓迎してくれる家に贈り物をすることがある。お金を妖精のコインと交換して、それを使おうとすると、消えてしまうといわれている。
(タラン TARANS スコットランド)
・イングランドのスパンキーと同じく、天国に行けなくて、地上を永遠にさまよう洗礼を受けていない子供の魂である。
(ディンシェンハス DINNSHENCHHAS アイルランド)
・姿を変えることができるドワーフで、アイルランドの妖精の女王アーネに仕える。家畜の牛を守っており、男性に乱暴されたり傷つけられたりした女性の恨みをはらす。
(ドビー DOBIE イングランド)
・イングランド北部の、親切で役に立つが、あまり賢くないブラウニー、または家つき妖精。
(ドリュアス DRYADS ケルト諸国)
・彼らがドルイド僧に木の魔術や予言の力、アストラル・トラベルなどの秘密を教えた。「ドルイドの妖精」とも呼ばれる。
(ナックラヴィー NUCKLELAVEES スコットランド)
・たいてい、半身が人間、半身が馬で、髪や皮膚がない。
(ノーム GNOMES)
・鳥が空中を飛ぶように、大地を通り抜けることができ、千年ほど生きながらえる。
(ノッキー・ボー KNOCKY-BOH イングランド)
・ポガートやポルターガイストともいい、家の壁や木製パネルの裏側で、ドンドンと物をたたいたり、ガラガタと音をたてたりする。
(ノップ KNOPS ウェストミッドランド)
・恐ろしい魔の馬。おそらくキリスト教の「死者の日」(11月2日)の行事の由来となった。
(ハイター/ハイター・スプライト HYTERS / HYTER SPRITES リンカシャー、イースト・アングリア)
・小さな、緑の瞳をもつ妖精で、姿を変えることができる。鳥の姿であらわれることが多い。
(バガ― BUGGARS)
・姿を変えることができる危険なゴブリン。アストラル界に棲んでいる。
(パック PUCK イングランド)
・ポークともいう。悪戯好きな森の国の妖精。道化師の姿に描かれるが、笛を吹いて人間にダンスを踊らせる。ときに馬の姿であらわれて、人間をだましてその背に乗せる。また、子供や鷲、ロバに変身し、パンの神のように、半身が人間で半身が山羊の姿であらわれ、笛を吹くこともある。
(バン・イン BEAN-FIONN アイルランド)
・湖や小川、河川などに棲む「白婦人」。好んで子供を水の中に引きずりこみ、おぼれさせる。
(バン・シー BEAN-SIDHE アイルランド)
・妖精丘の女、平和の女を意味する。人間と同じくらいの大きさで、白い衣をまとい、頭巾でおおわれた頭から、まっすぐな長い髪を垂らしている。
・その声は夜になると聴こえてきて、死の前兆だと考えられている。
(バン・ティー BEAN-TIGHE アイルランド)
・家の仕事をしてくれる妖精。年老いた小柄な農婦のような姿で、とても親切だ。スコットランドのブラウニーのように暖炉に棲む(とくに、ケルト人の祖とされるミレシア人の子孫を好む)。
(ピクシー PIXIES)
・とがった耳、とがった鼻、弓型の眉をした小さな妖精で、薄くて輝く羽をもち、緑色の衣服を着て、毒キノコやキツネノテブクロの帽子をかぶっている。
・おそらく、スコットランドの先住民ピクト人と関係がある。
(ファー・ダリッグ FIR DARRIG アイルランド、スコットランド)
・醜く太っていて、毛深い危険な妖精で、ふつうは赤色のみすぼらしい衣服を着ている。
(フィノゼリー PHYNNODDEREE マン島)
・マン島の毛深い妖精、ブラウニーで、腕が長く、信じられないほど力が強い。
(フイル・ヴォルグ FIR BOLG アイルランド)
・沼地に棲んでいた者たちで、トゥアサ・デ・ダナーンに敗北するまでは、アイルランドを支配していた。アイルランドにおける最初の妖精族。巨人の姿で描かれることもあるが、ふつうは1メートルほどで赤い服を着ている。
(フィン・フォーク FIN FOLK スコットランド、コーンウォール、ウェールズ)
・フィンの民の意。人の形をした妖精で害を与えないが、人を避けている。伝説によると、スコットランドの湖の底へと導かれた少数の選ばれた者たちで、彼らの王国フィンフォーカヒームを建てたという。草でおおわれた理想郷。
(ヒンキー・パンク HINKY=PUNK サマセット、デヴォン)
・一本足で明かりをもち、沼地へと導くという。コーンウォールで見られるハンンキー・パンキーに似ている。
(フーア FUATH アイルランド、スコットランド)
・水の妖精で、たいていは邪悪である。人間に似ていて、緑色の衣服を着ているが、体は黄色い毛でおおわれている。ときに、人間を配偶者とする。
(プーカ PHOOKA アイルランド)
・アイルランドのホブゴブリンで、さまざまな姿であらわれる。半身が人間、半身が馬の姿、ボロをまとった老人の姿、山羊や馬、犬、牡牛、鷲の姿など。農作業や粉挽きを手伝ってくれるが、旅人に悪戯をしかけたり、ジャガイモや赤子を盗んだりする。
(ブーガノド BWGANOD ウェールズ)
・ウェールズのゴブリンで、どんな動物にも人間の姿にも変身できる。ただし、夕暮れのほんの少しの時間にかぎられる。危険でもなければ、人間に害を与えることもない。
(プーク POUQUES チェンネル諸島)
・イングランドのバックと同じもので、悪魔とつながりがある。身長は低く、力があって、毛深くて醜く、長い腕をしている。
(フェアリー FAIRY)
・妖精の意。
(フェイ・ブーランジュ FÄEU BOULANGER ガーンジー)
・火の玉のかたちであらわれる。
(フェッチ FETCH イングランド、スコットランド)
・生霊。自分とうりふたつの妖精。自分の生霊に出くわすと、それは死の前触れだといわれている。ドイツのドッペルゲンガーに似ている。
(フェリシュ FERISH マン島)
・農作物の収穫を手伝ってくれる、家つき妖精。人間の赤子をさらっては、妖精の子と取替えるともいわれている。
(ブラウニー BROWNIE スコットランド)
・リトル・マン、家つきブラウニーとも呼ばれる。
・また、よい意味ですこし不器用なスコットランドのドビーを別にすれば、彼らの一族には高い知性がある。英国ではホブ、デンマークではディース、ロシアではドモヴォーイ、北アフリカではユンボ―、中国ではカオ・プム・ファイと呼ばれている。
(プラント・リス・ドゥヴェン PLANT RHYS DWFEN ウェールズ)
・リス・ザ・ディープの一族。正直で親切な、小さく愛らしい妖精で、魔法のハーブのせいで目には見えないリス・ドヴェンが治める国に棲んでいる。半分は人間の血が入っていて、とても正直でやさしい。相場でもうけて豊かに暮らしている。
(ホワイト・レディ WHITE LADY)
・白婦人。幽霊、妖精ともいわれる。この幻影のような精霊は世界中で地霊として知られ、泉や井戸、河川、橋の番人である。アーサー王伝説に登場する王妃グヴィネヴィア(Guinevere)と同義語で、もとの形でGwenhwyvarは、白い幽霊を意味する。
(マーメイド MERMAIDS スコットランド、イングランド、アイルランド)
・人魚。マーマン、マーピープルとも。
(魔女 (ウィッチ)WITCH)
・ときにハグとも妖精ともされる。魔法の力やハーブや薬についての神秘的な知識を持つという。呪文を唱えれば、ほうきやサワギクの茎にまたがって、空を飛ぶことができる。
(マッブ MAB ウェールズ、イングランド)
・ウェールズの妖精の女王、女神であるエサソンとして、もっともよく知られている。
(モルガン・ル・フェ MORGAN LE FAY)
・アーサー王伝説によると、アヴァロンの支配者である。美しく力の強い水の妖精で、どんな動物や鳥にでも姿を変えることができる。今にも息絶えそうなアーサー王を船でアヴァロンに連れ帰った。
(ヤレリー・ブラウン YALLERY BROWN イースト・アングリア)
・妖精のなかでも、おそらくもっとも性質が悪い。
(ライネック WRYNECK ランカシャー、イングランド)
・悪魔よりも性質が悪いといわれる、悪の精霊、妖精。
(レディ・オブ・ザ・レイク LADY OF THE LAKE)
・湖の貴婦人。ヴィヴィアンヌ、ニミュー、ニニアンと呼ばれることもある。アーサー王伝説では、美しい水の妖精で、母親からランスロットをさらって、水中の王国でたくましい男に育てた。そして魔法の剣アロンダイトを与えた。
(ロビン・グッドフェロー ROBIN GOODFELLOW イングランド)
・人間の男性の頭、山羊の体をしている。
(ロビン・フッド ROBIN HOOD イングランド)
・森の中に棲み緑色の服を着ている。富める者から盗み、貧しきを助ける。実在の人物だと考えられることもあるが、自然の精であろう。
『世界の伝説と不思議の図鑑』
サラ・バートレット エクスナレッジ 2015/2/25
<UFOホットスポット>
・UFOの目撃情報がいちばん多いのはアメリカ南西部だが、そこから遠く離れたオーストラリアのバラゴラン谷やチリのサン・クレメンテといった場所でもUFOは空を飛んでいる。
<レンデンシャムの森 (サフォーク州・イギリス・イングランド>
・未解明のUFO事件のなかで史上最も有名なものの1つだ。
<ウォーミンスター (ウィルトシャー・イギリス・イングランド)>
・この閑静な町を襲った不気味な揺れは、相次ぐUFO目撃談の予兆だった。
<バーウィン山脈 (スノードニア・イギリス・ウェールズ)>
・1970年代、ウェ-ルズの僻村の住民たちは、自分たちが見たものはUFOだったと確信した。
<デッヒモントの森 (リヴィングストン・イギリス・スコットランド)>
・森林管理人が巨大な球体と接近遭遇したという。この話には一抹の真実が含まれている、と考える人は多い。
<ニュルンベルグ (バイエルン州・ドイツ)>
・1561年のある朝、このドイツ北部の町では、上空で星々が戦争を始めたかのようだった。
・何千もの十字型や円筒型、球型の物体が空を飛び回っていたという。
<ワロン地域 (ベルギー)>
・1990年、2機の超音速ジェット戦闘機F16が、ベルギー上空を飛ぶ宇宙船らしき物体を追尾した。
<イスタンブール (トルコ)>
・マルマラ海の上空に現れた円盤状の物体は、音もなくじっと浮かんでいたかと思うと、高速で空を横切っていった。
<ヘスダーレン (セールトレネラー県・ノルウェー)>
・このノルウェーの渓谷地帯に頻繁に現れる奇妙な光球は、強硬なUFO懐疑論者をも悩ませる。
<シャグハーバー (ノバスコシア州・カナダ)>
・海の上空に奇妙な光が見えたあと、正体不明の光る飛行物体が出現した。
<モーリー島 ワシントン州・アメリカ>
・1947年6月、UFO事件の目撃者が「黒ずくめの男」に口止めされたと語った。
<フラットウッズ (ウェストヴァージニア州・ブラクストン郡・アメリカ)>
・彼らは、赤い顔とオレンジ色の目をした身長5mの巨大な怪物に出くわした。
<セドナ (アリゾナ州・アメリカ)>
・アリゾナの砂漠にあるパワースポットは、さまざまなニューエイジ信奉者のみならず、UFOをも引き寄せる。
・異常に強力な磁場やボルテックスと呼ばれるエネルギー波動が渦巻くスポット、さまざまな「パワー」で知られるこの地は、神秘主義やスピリチュアルなものに興味のある観光客に評判だが、UFOを見たいという住民や観光客も多い。
・2012年1月、鮮緑色の大きな物体が南から飛んできて、ナヴァホ・ホピ居留地の方角へ高速で去っていくのがカメラでとらえられた。同月、まったく同じ形状の飛行物体が、シークレットキャニオン付近でも目撃された。このような目撃例は2~5万年前からあったのだろう。
・UFOが最も頻繁に現れるのは、ベルロック上空だというのがもっぱらの噂である。ベルロックはセドナの南にある奇妙な形をした岩山で、特に宇宙人が集中して現れるとか、「高次元の」エネルギーを有しているとか言われている。日中にはレンズ雲(空飛ぶ円盤の形に似たレンズ型の積雲)が頻繁に見られるが、地元では、宇宙船が大気圏内に突入するとこの種の雲ができると言われている。多くのUFOファンが、セドナは宇宙船の発着所だと信じている。
<ガルフブリーズ (フロリダ州・アメリカ)>
・12月2日、ウォルターズに再び宇宙人が接触してきたという。今度は自宅の裏庭に、大きな黒い目を持つ小さな生物がいた。
・小さな町ガルフブリーズが、宇宙人との遭遇体験で世間の注目を浴びた。
<クリーヴランド (オハイオ州・アメリカ)>
・クリーヴランドで謎の球体が目撃されたが、この街にとってUFOの出現はこれが初めてではなかった。
<アメリカ南西部の5大UFOホットスポット>
① テキサス州マーファ:「マーファライト」という怪光現象で有名だ。
② テキサス州レブェルランド:まばゆい光を放つ葉巻型の物体が向かってきた。
③ テキサス州バイニーウッズ:ダイヤモンド型のUFOに遭遇。
④ アリゾナ州ターキースプリングス:宇宙人に誘拐された。
⑤ テキサス州スティーヴンヴィル:UFOの大きさはフットボール場ほどだったという情報もあれば、全長1.6kmはあったという情報もあった。軍用機がUFOの編隊を追跡していたと多くの人が証言している。
<ロズウェル ニューメキシコ州・アメリカ>
・アメリカ史上最大の物議を醸したUFO事件は、ニューメキシコを襲った嵐から始まった。ロズウェルは、UFO事件で世界的に有名になった。
・空飛ぶ円盤のニュースは世界中の注目を集めた。今でも、ロズウェル事件は米政府による最大の隠蔽事件だと考える人たちが数多くいる。
<ソコロ (ニューメキシコ州・アメリカ)>
・目撃者たちは、卵型の宇宙船を見たと話した。