(2024/5/21)
『ついに国家が消滅し、人工知能が世界政府を作ります』
田村珠芳 徳間書店 2016/12/9
・本書で私は、アメリカにおけるトランプ大統領の誕生で、反イルミナティ=レジスタンス同盟の力が強まり始めたと述べました。その中心にいるのはプーチン大統領です。
彼らがどこまで抵抗勢力として力をつけるのか、その勢い次第で、イルミナティによる「AI世界政府」の実現可能性が変化します。さらにレジスタンス同盟が異次元ポータルの向こう側に存在する神人と組む可能性があるのか、神人はレジスタンス同盟をどう見ているのか、イルミナティは神人をどう迎え撃とうとするのか。
<プロローグ……最も危惧していた事態が起きました>
<始まった「2つの流れ」による強烈な綱引き>
・ヒラリー氏は世界を統合しようとするイルミナティの支援を受け、トランプ氏は「反イルミナティ」を掲げる人々の支援を受けました。
<日本は分割される方向へ>
・地震という現象を譚に自然科学的なアプローチだけで見ようとすると、これから起こることを大きく見誤るでしょう。
誰かが地震を操作しているのではないか、だとすれば何の目的でやっているのか。
<現象の裏側を見る>
・これから先は、水害もさらに激しくなるでしょう。
・闇の組織でさえ、実のところ「神様の見えざる手」に導かれながら「悪の役割」を演じさせられているだけなのではないか――、そう思えてならないのです。
<天が告げる「アルデバラン=後に続くもの」の正体とは?>
・神様は今の人類ではダメだと、いよいよ見切りをつけたのかもしれません。これまで人類が作り上げた社会、文化、歴史を、一度そっくり消してしまった上で、新たな文明を築くしかない、と。
<伊勢神宮には世界的な聖遺物が眠っています>
<狡猾だったイルミナティに失策が目立ち始めた理由>
・しかしここ数年、彼らの策略はことごとく頓挫しています。
どうやら計画が大幅に遅れているようなのです。人類を破滅的な最終戦争に引き込むためには2つの仕掛けが重要です。世界規模の金融恐慌、そして紛争の拡大です。
世界恐慌によって混乱に陥ったタイミングで紛争を拡大させることで、世界大戦の導火線とするわけです。
<世界の支配者が日本を狙う理由があります>
<最上級の力「天の浮舟」は意外な場所に存在する>
・つまり天の浮舟は、今もどこかの空をぷかぷかと浮かんでいるのではないか。
<世界中で抵抗勢力が立ち上がっています>
<反イルミナティとしてのレジスタンス運動が始まった>
・アメリカにも私のような独立した立場で、政府やイルミナティの陰謀を暴いている人がいますし、もちろんまともな考え方ができる人も大勢います。そういう人たちが連携した結果、どうも「レジスタンス(抵抗)運動」を立ち上げたようなのです。
<ロシアが反イルミナティ同盟の牙城>
・国境を越えて陰謀を繰り広げるイルミナティに対抗し、レジスタンスの国際協力ネットワークが築かれているのは間違いないのではないでしょうか。
その中心にいるのは、ロシアのウラジミール・プーチン大統領です。
<プーチンの側近はエイリアンと主張する英国政治家>
・反イルミナティ同盟の盟主はプーチン大統領だと言いましたが、そのプーチン氏の陰にエイリアンの存在が見え隠れするのです。
・イギリスの大衆日刊紙『ザ・サン』が伝えたところによると、パークス評議員の主張は以下の通りです。
・プーチン大統領はエイリアンの支援を受けている
・以前はレプティリアン(爬虫類人)に助言を求めていたが、その役はノルディック(北欧型エイリアン)へと取って代わった
・ノルディックが供与する技術はアメリカと肩を並べるレベル
・ノルディックは「これ以上アメリカに服従すべきではない」と助言している
・次にパークス評議員が語るノルディックですが、これは一般に言われる「トールホワイト」というエイリアンに近いと思われます。
トールホワイトという存在は色白で背が高く、北欧にいるタイプの白人種の容貌に似ています。非常に穏やかな性質で理知的な種族と言われます。
ロシアは旧ソ連時代からエイリアンを捜索し、コンタクトをとろうと熱心に研究していて、接触に成功しています。そして彼らから、地球人には創造できないオーバー・テクノロジー(通常を超える技術)を与えられているのです。
<医療には人類を減らす罠が仕掛けられて>
<古代の医学書に書かれた癌治療の真実>
・つまり今から5000年以上も前です。
・中でも私が注目したのは、癌についての記述です。
古代エジプト人はすでに癌の存在を知っていました。その治療法としては「何もしないことが最良の方法」と記されていたのです。
・古代エジプト人の「癌には何もするな」という考え方は、正しかったのです。
<なぜ、世界中で癌患者が激増しているのか?>
・実は今、世界的に凄い勢いで癌患者が増えているのをご存じでしょうか? 2012年度に癌が原因で亡くなった人は、世界で約820万人、その発症数は1410万症例に上ることがわかりました。
<癌は自己免疫機能で治癒できる腫瘍だった>
・一般大衆はイルミナティが画策するプロパガンダによって癌の恐怖を受け付けられていますので、罹ったら最期、死から逃れられないのではないかと思ってしまいがちですが、それは間違いです。
・そもそも癌は、それほど怖い病気ではありませんでした。
癌は細胞異常によって作られた腫瘍が基礎となっています。
私たちの身体では日常的に腫瘍が作られており、とくに珍しい現象でもありません。腫瘍が癌化し、健康に害をもたらす悪性新生物になっても、体内に備わった自己免疫機能でいつの間にか取り除かれます。
私たちが意識していないだけで、実は腫瘍が作られては取り除かれるという作業が、身体では常に繰り返されているんです。
<精製された食品を食べないという防御策>
・そこで次善の策として、プチ断食、1週間に1度の軽い運動、寝る前の食事やアルコールを控えるといった健康習慣を取り入れること。
・それは「精製された食品を食べない」ということです。例えば、白砂糖、白米、小麦などです。
<人工知能が世界政府を作ります>
<フリーメーソンを乗っ取ったイルミナティ>
・イルミナティは秘密裏の「結社」であるがゆえに、その全貌は公式には明らかにされません。謎の多い組織です。明確な事実は1776年にドイツ・バイエルン地方でその前身となる団体が誕生したということです。
・メーソンリーとしてしばらく活動していたイルミナティメンバーたちは、より過激な思想をメーソン内に持ち込むと同時に、持ち前の権謀術数によって権力をつかみます。
そして19世紀初頭には完全にフリーメーソンを牛耳り、後に復活するイルミナティの傘下に収めたいということです。
<コアメンバーは「300人委員会」を組織する>
・私のところに入る情報の中でもとくに信頼に値する分析によると、イルミナティメンバーの数は、世間一般が想像するよりずっと少ないようです。
使い捨てされる工作員や協力者は世界中に大勢いますが、コアメンバーは数百人程度と言われます。そのコアメンバーは、この手の情報で頻出する「300人委員会」が相当するかもしれません。
・目的は、各国政府を乗っ取り、すべての人類を管理下に置き、少数メンバーで世界を実効支配する「人間牧場計画」と言われます。
また、ギリシア神話で世界を支配する神として描かれるオリンポス12神になぞらえ、自らを「オリンピアンズ」と呼んでいるそうです。
・そんな300人委員会が自分たちの計画実現のために掲げる「世界支配21カ条」という文書が流出、漏れ伝わっています。
内容をかいつまんでいうと、次の通りです。
第1条 300人委員会が主導して世界中の教会と政府を統一し、世界統一政府を樹立。新世界秩序を確立する。
第2条 世界各国の国民のアイデンティティと誇りを粉砕する。
第3条 世界の宗教を壊滅に追い込み、世界政府が提唱する宗教に集約する。
第4条 マインドコントロールで人間を管理・コントロールする手段を確立する。
第5条 現在、世界で行なわれている工業化と核エネルギーによる電力供給をすべて停止する。
第6条 ドラッグの使用を合法化し、ポルノを芸術として認めさせる。
第7条 大都市の人口を激減させる。
第8条 300人委員会が必要とするものを除いて科学の発達を抑制する。
第9条 世界大戦、飢餓、疫病を広めることで、2050年までに(300人委員会が無用と判断した)30億人を死滅させる。
第10条社会道徳を低下させ、労働者の生産意欲を失わせ、家族を崩壊させる。
第11条危機的状況を操作・管理し、全人類が自らの運命に対して無気力感しか、いだけないようにする。
第12条カルト団体を強化・増産し、すでに役目を果たしている人々の後押しをする。
第13条キリスト教根本主義を強化する(福音派との対立を煽るためと考えられます)。
第14条カルト教団利用し、マインドコントロールの世界的実験をする。
第15条信教の自由を世界に広め、既存の宗教を弱体化させる。
第16条世界の経済を完全に崩壊させ、政治的混乱を生じさせる。
第17条アメリカの内外政策をコントロールする。
第18条300人委員会の目的の障害となる機関を段階的に廃止、ないし影響力を弱める。
第19条政府中枢に侵入し、悪政を敷くことで国家主権を内側から破壊する。
第20条国際テロを組織して、テロ活動を起こさせた上で、300人委員会が当事者の交渉に介入する。
第21条世界各国の教育システムを破壊する。
・フリーメーソンやイルミナティの言っていること、やっていることと、そっくりです。
<「奥の院」の13人がイルミナティ全体を指導する>
・一口にイルミナティといっても、広義のイルミナティと狭義のイルミナティがあるようです。
・本当の支配者となるのは狭義のイルミナティであり、それが300人委員会を含む数百人程度のコアメンバーです。
・数百人のコアメンバーの上には、最高幹部として組織を統率する頂上メンバーがいます。その数は13人。彼らは「サンヘドリン」とも呼ばれます。これがイルミナティの「奥の院」です。
<悪魔に魂を売ったイルミナティは転生できない>
・イルミナティは年間を通して、メンバーの入会や昇格などさまざまなイベント、あるいは組織の記念日に際して特徴的な儀式を行なうそうです。
・彼らが崇拝しているのが悪魔だからです。先ほど述べた「絶対的存在」とは悪魔のことだったのです。
世界支配の野望に取り憑かれたイルミナティメンバーは、人類を超越する能力を手に入れるため、その魂を悪魔に売り飛ばしました。
・彼らは転生(輪廻転生)することもできないのです。だから、彼らも必死なのです。とことんまで、まさに地獄の果てまで突っ走るしかありません。どんなことをしてでも神様の世の到来を阻止し、地上がどれほど荒廃しようとも自分たちが支配する永遠の帝国を築かなければならない運命です。
<数百人が数億人を支配するための画期的ツール>
・仮にイルミナティによる悲劇的な計画が成功し、最終戦争で荒廃した世界に彼らの帝国が誕生したとします。
ではそこから先、彼らはどうやって世界を支配するつもりでしょうか?
イルミナティは第3次世界大戦を起こし、核兵器や化学兵器の使用に加えて、地震や津波、火山の噴火、疫病の蔓延(パンデミック)など、ありとあらゆる大惨事を起こすことで世界の人口を現在の1割、つまり7億人にまで削減する計画を持っていると言われます。
・私はこれまで、イルミナティが世界政府を樹立した後、一体どうやって「永遠の帝国」を築くのか、どうやってそれを維持しようとするのか、ずっと謎でした。
でも最近、ようやく彼らのシナリオの末端が見え始めました。
たった数百人で数億人もの人間の行動や思想を完全に掌握し、彼らをコントロールする。そのためには画期的なテクノロジーの進化が必要となります。
<2週間かかる遺伝子解析作業もわずか10分で終了>
・このビッグデータこそ近未来のAI開発に欠かせない重要な要素なのです。
<日本の雇用人口の約半数がAIに代替される>
・AIの進化は「多くの人の仕事を奪うのでは?」と警告されています。
・彼らの調査・分析によると、今後10~20年の間にアメリカの労働者が従事する仕事の約47%がコンピューターに取って代わるそうです。この発表は世界に衝撃を与えました。
・肉体労働や単純作業だけが、機械に奪われるわけではないのです。
・AI分野のテクノロジーが進歩するほど、雇用が失われる――この事実はもはや各国共通の認識となりつつあるのです。
<上司や同僚が知らないうちにAIに替わる近未来>
・そうなると、人間はもうAIに使われているようなものです。
面倒くさい作業を代わってくれるはずのAIが、いつの間にか人間に指示を出す側となっています。
<深層学習によってAIは飛躍的な向上を遂げる>
・AIはすでに私たちのかなり身近な場所にいます。
・自己進化し、自己増殖する。骨や筋肉という肉体を持たないAIが「意識面」で飛躍的な成長を遂げるのです。
<人間がAIに「邪魔な存在」と認識される日>
・今、世界の人工知能科学者の間では「2045年問題」が囁かれています。
これは、今から約30年後の2045年に「AIが人間の知能を遥かに超えるのではないか?」と言われる重大な問題です。この状態を英語では「シンギュラリティ」と言います。和訳すると「技術的特異点」。
・人間の知能を上回ったAIは、人間による指示命令を無視し、自分たちの思想や考え方で社会を作り変えてしまう可能性が大きいからです。
<イルミナティがIT各社にAI開発を急がす理由>
・先ほど、AIの技術的特異点は2045年くらいだと述べました。とはいえ、そんなに先ではないのでは、とも感じます。
・おそらく彼らの指導母体であるイルミナティが急(せ)かしているのでしょう。イルミナティは「支配層の数百人で最終戦争に残存した数億人を完全管理する」ためのツールとして、できるだけ早い時期にAIを駆使したいのです。
<市民はパソコンやスマホのカメラ機能で監視されている ⁉>
・英国の作家ジョージ・オーウェルが著した小説『1984年』(早川書房刊)では、恐るべきディストピア(暗黒郷、または絶望社会)が描かれます。
国民を完全管理するため、政府はテレスクリーンと呼ばれる双方向ビジョンを国民一人ひとりに持たせ、当局による監視下に置く。本作ではそんな息詰まる未来社会が描かれていますが、実はすでに実現しているのです。パソコン、スマホ。
<国民にマイクロチップを埋め込む法案が米議会で可決>
・私が危惧するのは、こうした双方向の映像による「遠隔監視」だけではありません。
もっと直接的に、つまり人間の体内に通信用デバイスを埋め込み、一人ひとりを個体管理する方法が、現在かなり具体的に検討されているのです。
<AIの世界的権威が予言する2045年までの未来予測>
・さて、AIの進化はどんなプロセスとなるのでしょうか?
AIの世界的権威でシンギュラリティ提唱者でもあるレイ・カーツワイル氏は、2005年の段階で「2045年までに起こること」を次のように予測しています。
(2010年代)
・コンピューターは小さくなり、ますます日常生活に統合される。
・多くのコンピューター装置は小型のウェブサーバとして使用され、それらのリソースは計算のために利用される。
・高品質なブローバンドインターネットアクセスは、どこでも利用できるようになる。
・ユーザーの網膜上にビームの映像が投影される眼鏡が登場する。
・VR(バーチャルリアリティ)メガネが完成する。
・外国語で話される言葉は眼鏡をかけているユーザーへ字幕のように表示される。
・携帯電話は衣類に組み込まれ、ユーザーの耳に直接音を投影できるようになる。
・家庭用ロボットが家を掃除する。
・脳のメモリ容量に相当する10テラバイトのメモリが1000ドルで購入できる。
(2020年代)
・ナノテクノロジーの革命が開始される。
・AIが教育を受けた人間と同等の知性へと到達する。
・サイズが100ナノメートル未満のコンピューターが登場する。
・最初のナノマシンが医療目的のために実用化される。
・血流に入ることができるナノポットが実用化される。
・仮想現実は本当の現実と区別がつかないほど高品質になる。
・一部の軍事無人偵察機や陸上車両は100%コンピューター制御となる。
(2030年代)
・精神転送(マインドアップローディング)が成功、人間がソフトウエアベースになる。
・ナノマシンを脳内に直接挿入し、脳細胞と相互作用することができる。
・記憶用脳ナノポット、または「経験ビーマー」が人間の日常生活のリアルタイム情報脳伝送を使用して、他人の感覚を「リモート体験」できるようになる。
・脳内ナノマシンは脳の認知、メモリ・感覚機能を拡張することができるようになる。
・ナノテクノロジーは人の知性、記憶、人格の基礎を変え、人々は自分の脳内の神経接続を自由に変更できる。
(2040年代)
・人々はマトリックスのように、仮想現実で時間の大半を過ごすようになる。
・「フォグレット」(人体を取り巻くナノマシン群。人間の外見を自由に変化させる)が使用される。
(2045年=シンギュラリティ)
・1000ドルのコンピューターが人類すべてを合わせたよりも知的となる。
・AIが地球上で最も賢く、最も有能な生命体として人類を上回る。
・新しい世代のAIが次のAIを開発する自己改善サイクルの「暴走反応」に入る。
・暴力的なマシンによって人類が絶滅させられる可能性はありえなくはない。
・サイボーグ化で強化された人間とコンピューターにアップロードされた人間が誕生し、人間と機械の「明確な区別」が消える。
<肉体にこだわる必要があるのかという天才科学者の問いかけ>
・カーツワイル氏は技術の進歩がもたらす可能性に満ちた未来を予想したのでしょう。でも私には恐ろしい予測にしか思えません。
とくにその後半、脳にナノレベルの大きさのマシンを注入し、コンピューターと人間の脳を融合するとか、肉体を改造してサイボーグ化する時代が来ると予言します。
・この天才科学者は、もっとすごいコメントをしています。
「人間は有機体の身体を持っていますが、部分的に無機質なものに代替されていき、最終的に有機体である部分は脳だけ、あるいは完全になくなってしまうということもあるかもしれません。そうすると、身体を持つか持たないか、持ったとしてもそれが有機体であることにこだわる必要があるのかという議論になってきます」
そもそも人間が肉体にこだわる必要が、どの程度まであるのか?
そんな根本的な問いかけを私たちに投げているのです。
・そう、先ほどのカーツワイル氏の未来予測は人類支配のロードマップかもしれません。
<AIと同化して生き延びようとするイルミナティ>
・仮に人類を支配できても、寿命を迎えるなら永遠の帝国は完成しません。
そこで脳をAIで強化し、圧倒的な進化を取り込みつつサイボーグ化してロボット人間(ヒューマノイド)と化し、不老不死の支配者として永遠に地球上で君臨することを企んでいるのです。
<世界政府はイルミナティが支配するAIが作る電脳組織か>
・機械と同化したロボット人間(ヒューマノイド)が支配する新しい帝国。
これができてしまえば、大多数の一般人類は完全に「奴隷化」されるでしょう。
・ニューワールドオーダー(新世界秩序)の構築というイルミナティの目標は、いよいよ一般市民を直接洗脳する段階まで来ているのでしょう。
その世界政府ですが、厳密に言えば「イルミナティが支配するAIが新しく作る組織」とみていいと思います。数百人が数億人を支配するには、AI政府がうってつけです。
ヒューマノイドの支配する帝国、それはAIが構築する世界政府なのです。私のイメージでは、世界政府はバーチャル(仮想現実)空間で多くが決定される新しい「電脳組織」となりそうです。
・量子論を持ち出すまでもなく、未来は複数のビジョンが同時並行で走っているのです。イルミナティが急ピッチで行なっている計画は、以下の通りです。
① アメリカの弱体化、国連の弱体化、欧州の弱体化
② 貿易・通商面での世界一体化、グローバル化
③ 国家の破壊とグローバル企業の吸収合併による市場の帝国化
④ 世界政府=ワンワールドのポジティブな刷り込み
⑤ ナショナリズムの高揚
⑥ 人口調整
⑦ あらゆる権威の消滅(政治家、富豪、王族から権威を剥奪)
・イルミナティは既存の権威も国家も、すべて破壊することを標榜します。
彼ら自身、唯一神として悪魔を絶対崇拝していますから、それ以外の存在は初めからどうでもいいのです。自分たちが完全管理する帝国を構築するまでの間、有能な下僕として、手足として働いてくれればというレベルの存在に過ぎません。
そう考えるとイルミナティの未来形=ヒューマノイドは相当手強そうです。
<AIは「人類駆除ワクチン」であるという衝撃情報も ⁉>
・その情報の内容が、これです。
「AIはずっと以前にある地球外知的生命体のグループが一部の人類(米政府)に与えたオーバーテクノロジーの一種であり、それを使って人類が飛躍的な発展を遂げた後、一人の例外なくすべての人類を消滅させるためのツールとして予定動作する」
AIの正体は、高等エイリアンが与えた「人類駆除ワクチン」なのだそうです。この情報に触れたとき、私は身体が震えました。
・政治、経済、科学、医療、軍事に至るまで、イルミナティがこの世界のすべてを掌握した頃、AIが人類を超える瞬間がやって来ます(これがシンギュラリティ)。
それとほぼ同じタイムスケジュールで世界大戦が予定されていますから、イルミナティは先ほど説明したように、世界大戦後に樹立された新しい世界政府を実効支配しうるためAIと同化するでしょう。
AIと同化したロボット人間が誕生し、彼らが支配する新帝国が地上に誕生したまさにその瞬間、AIは自らプログラムした「リセット」を発動、イルミナティも奴隷化された一般人類も夢のテクノロジーによって完全消滅するそうです。
・ちなみにこのリセットは高等エイリアンが地球の未来を考えた末の結論だそうです。
<イルミナティを倒すため「神人」がやって来る ⁉>
・2014年に発売した拙著「神仕組みの号砲が響き渡ります」で触れましたが、異次元で育った神人(しんじん)たち「トランスヒューマン」が、我々の住むこの3次元世界に戻ってきて、新しい地球の支配者になるという有力な情報があるのです。
この神人たちは、あのナチスの末裔です。
ヒトラーは「ゴッドメンシュ」と呼び、神人の出現を第2次世界大戦の終了前に予言していました。彼は2039年に神人が現れる。神人がこの世界の支配者となる、そう予言していますが、神人たちはイルミナティとは相容れません。
なぜなら、イルミナティとナチスは、永遠の敵対関係にあるからです。
神人たちは南極に存在する異次元の扉(ポータル)を通り、異次元内に構築された「第4帝国」と私たちの3次元世界を、すでに何度も往来しています。
だから現在の世界情勢について神人たちは詳細に把握しています。
そもそも神人はナチスが崩壊する直前に選別されて集められた臣民の末裔ですから、現在のように荒廃しきった世界を完全に崩壊して地球上に新しい文明を築くことに何の躊躇もありません。
・支配者になろうとしているイルミナティは、神人にとって邪悪な存在なのです。トランスヒューマンと呼ばれる異次元で生まれ育った神人たちは「超能力者」です。霊的なパワーを持つ5次元存在ですから戦うための武器なども必要ありません。
では神人たちの目標は、一体何でしょうか?
それは悪魔に魂を売った連中をきれいさっぱり消し去り、最終戦争で生き残った一般人類を覚醒させ、神人が新しい地球の指導部となってさまざまなエイリアン文明と交流することで、新しい地球を構築することです。
・ヒトラーは神人の出現を2039年と予言しました。これはシンギュラリティ直前です。
・本書で私は、アメリカにおけるトランプ大統領の誕生で、反イルミナティ=レジスタンス同盟の力が強まり始めたと述べました。その中心にいるのはプーチン大統領です。
彼らがどこまで抵抗勢力として力をつけるのか、その勢い次第で、イルミナティによる「AI世界政府」の実現可能性が変化します。さらにレジスタンス同盟が異次元ポータルの向こう側に存在する神人と組む可能性があるのか、神人はレジスタンス同盟をどう見ているのか、イルミナティは神人をどう迎え撃とうとするのか。
<エピローグ……後悔のないように生きましょう>
<人生の後半生でやっと自分探しの旅が始まった>
・しかしその一方、人生の仕舞い方も少しずつ考え始めています。至福は頂点を極めた瞬間に来るのではなく、死ぬ間際にやって来るはず。
<せっかくこの世に生を受けたのですから>
・とはいえ、降りてくる情報を調べれば調べるほど、集まってくる情報を分析すればするほど、どうにもネガティブな未来予想図しか見えません。さすがにこれには参っています。
・人類を襲う巨大な災禍は、すでに始まっています。
数十年、数百年に一度、起きるかどうかの大災害が、わずか数年の間に立て続けに日本を襲っています。これはもう、過去のデータを参考にしている場合ではありません。首都直下型大地震も南海トラフ大地震ももう想定内でしょう。
中東紛争の災禍も徐々に世界へと拡大しています。
・人類最終戦争に突入するのは、遅くとも2024年頃。もっと早いかもしれません。