『ものしりUFO事典』
(平野威馬雄)(日本文芸社)1979/1
<“宇宙友好協会(CBA)の歩み”から>
・CBAという円盤研究グループがあった。1958年そのグループの主宰者、松村雄亮が再三、宇宙人に会い、いろいろ会話を交わしたという。堂々たるリポートが表題のパンフレットに出ている。
・それは7月10日の夜、謎の微笑を残して消えた彼女自身であった。しばし口もきけず、茫然と立ち尽くしている松本に対し、彼女は、静かにうなずきながら誘導するごとく先に歩きだした。二人は野毛の喫茶店「ヨアテモ」で相対して座った。北欧系のある種の神秘をたたえた美しい顔からは、終始微笑が消えなかった。年の頃は21、2歳であろうか。ワンピースの上に首から下げた直径5センチほどの装飾品が絶えず七色に光り輝いていた。
・それから数日後、松村は、円盤に乗せられたり、宇宙人の長老が着陸したのを在日宇宙人40数名とともに迎え大変な問答をしている。
松村:「救われるとはどういう意味ですか」
長老:「あなた方が、考えるように肉体が生き残るというのではない。肉体は着物のようなものである。たとえ、肉体を失っても救われる人は他の天体に生まれ変わる。救われない人は、霊魂のまま宇宙をさまようでしょう」
『ヒューマノイド 空飛ぶ円盤搭乗者』
(平野威馬雄)(高文社)(1974年)
<南ブラジル、パラーニャ州、1963年>
・上空を巨大な飛行物体が悠々と飛び、(その形は洗面器のようで光った亜鉛の色をしていた)音もなく山火事の火焔と煙の中に降下し、何か見えない力に支えられているように、不動のまま地上4メートルの中空に止まった。
それは直径35メートル位、高さ8メートルぐらい。
そのまま約15分間くらい、中空にぶら下がるようにしていた。どうやら斥力に保護されているような感じであった。そして、驚いたことに、23人の背の高い、なかなかの男前の人物がその中から、出てきて、焼け木やいろいろな物を焼け跡から拾い上げた・・・石だの灰だの色々な物を。
<アルゼンチンとパラグアイの国境、フォルモーサ付近、チャラック>
・1965年飛行中の数個の円盤が目撃され、ついで、いずれも着陸するのが見られた。トーバ族の15人ほどのインディアンが、そこで三人の背の高い人間が光輪(ハロー)に包まれながら円盤から降りてきたのを見て、驚きのあまり、立ちすくんでしまった。三人の怪人は静かにインディアンたちの側に近寄って来た。インディアンたちは、てっきり神の使いか何かのように思いこんで、ひざまづき両手を高くあげ、祖先伝来の太陽崇拝の伝統どおり、うやうやしく頭を下げ拝むのであった。
<アルゼンチン、エントレ・リオスの近郊モンテグランデとマチアスの近くで起こった事件>(1965年)
「私は、一度円盤の中に案内された。乗員が4人いて、身長は少なくとも1メートルだった。もう1人、5人目のがいて、それは身長2メートル、ブロンドの髪の毛だった。それぞれの腕には金属製のプレートがついていて、それには、たくさんの灯がピカピカしていた。どうやら、エレクトロニックでの連絡用のためらしかった。その時、Sil(シル)の乗員たちは、彼に無理矢理に宇宙服を着せた。ところが、それを着たとたん、血液の循環に支障がおこったように苦しくなり、心臓の鼓動も激しくなったので、彼らは、急いで、それを脱がせてくれた。
<アルゼンチン、ブエノスアイレスの近郊クィルソス、1965年>
・パラシュートのような形をした物体が丘の側の木立をめがけて、天空から降下してくるのを見た。よく調べてみると、開拓地でクロミウム色をした卵型の円盤が金属の足で立っていた。そのトップの部分は透明で大部分は継ぎ目もジョイン(結合部)もなく、非常にすべすべだった。
・円盤のそばには、一人のブロンドの髪をした若者が立っていた。一枚の紙をひろげて、何かを熱心に調べている様子だった。プラスチックの潜水服を身に着け、小さなブーツをはき、右足には種類入れのケースがついていた。目撃者は気付かれずに円盤の近くまで行って、表から中をのぞいてみた。内部には、もう1人の男がパネルのところに腰掛けていた。
・ジャック・バレーという研究者は“ブロンドの髪の人間”に関するケースを重視した。
・メキシコ (メキシコシティ)(1965年8月22日)
彼は市からほど遠からぬところで、巨大な50メートル大の円盤の着陸しているのを見た。全体が、ステンレス・スティール製のようで、ピカピカ光っていた。そして、おびただしく濃密な白光を放っていた。
・円盤の乗員は、全く地球人と同じだったが、身長が2メートル10センチもあり、明るい髪と青い目、シームレスのワンピースをまとい見たところ、金属製のようで、地球ではみられないファイバーでできていた。
・学生の両パーティは「我々は、円盤内に招待された。そして、大学のグラウンドくらい広大な宇宙ステーションまで、3時間の旅をさせてもらった」と説明している。
・飛行中、両パーティとも円盤内は絶対の静けさで物音一つなく、彼ら宇宙人は、一言も発することなく、テレパシーによってたがいに意志を通じ合い、円盤内の色々な複雑な機械は、一つの手で繰られることなく、“思考の力”だけで操縦されていたという。
・巨大な宇宙ステーションに着くや、彼らは、そこには太陽系の各地から来た、人種も容姿も身長もことごとく相違した宇宙人たちが大勢待っていた。
・学生たちは、そこで、純ブラジル人家族たちに会った。彼らは、どうやら、故国でジャングルを歩いてるとき、行方不明になったままで、実はここに連れてこられたものらしかった。もちろん、円盤の連中に連れてこられたのだ。これだけのおびただしい、群衆なのにどこへ行っても、宇宙ステーションには絶対の沈黙と静寂があった。
・学生たちをここに連れて来た円盤人たちの言うには、(スペイン語で)「我々は、ガニメーデという星から来たのである。わがガニメーデ星は、水星位の大きさで、木星の第三の月である。我々は、君たち地球人よりも三千年も前から生きていて、スペイン語以外、実に多くの地球上の国語を自由に操れる。700国語以上知っている」とのことであった。
『空飛ぶ円盤のすべて』
(平野威馬雄)(高文社)(1969年)
<悪魔の船>
・古代のアイルランドの古文書を見入ると、非常に奇怪でまったく説明不可能な“空中船”(“悪魔の船”とよばれていた)に関する記述がたくさん出てくる。
・アイルランドの上空にはしばしば“悪魔の船”が飛んできた。「不思議な物語」(『スペキュラム・レガリ(物語)』には、古代アイルランド共和国、エールの英雄たちや王様の多くが残した勇ましい物語が書かれていた。
・ある日曜日の朝、クロエラ村でみんながミサに行っている間に、大変な事件が起こった。村の聖キナルス教会の真上の空から突然、錨が下がってきた。錨には綱がついていて、錨の爪の一つが教会を引っかけた。協会からは多くの人がどっと出てきた。そして空中に浮かぶ一艘の船を見た。それには人が乗っていた。
・ 錨綱をたらして、ゆうゆうと空中に浮かんでいる・・・はっとして目を見張った・・・・と、一人の男が船から飛び降り錨に飛びついた・・・・どうやら、錨を船からはずすつもりらしい。まるで水中を泳いでいるような格好で、空中をふわふわ浮かんでいる。群衆は詰め寄った。そしてその男を捕まえようとした。
・が、大僧正が『そんなことをしてはいけない』と制止した。ここで制止していなかったら、勢いにまかせて空からの訪問者を殺しかねなかった。男はいったん、捕らわれたが、すぐに許されて急ぎ船に逃げ帰った。ロープは切られ、船は見る見る空高く飛び去った。が、錨だけは教会にも起こされ、永く不思議な客の記念物として保存されている。
<円盤の背後にあるもの>
・ハロルド・T・ウィルキンス(古代から現代までの円盤来訪巨細記)
<インキュナビュラ(1500年以前に印刷された書物の総称)、その他に現れたUFO>
・中世、ローマ時代ラテン語で書かれた古代英国の年代記や西紀1500年前に印刷された、いわゆるインキュナビュラ(いずれもラテン語で書かれている)をひもといてみると、いたるところに奇妙な記述が見られるのである。
・読んでいるうちに、我々のこの地球では、すでに遠い昔、西紀1250年頃からたえず、宇宙からの訪問者があって、もうすっかり地球のことは観察され、調べ上げられているのだ・・・ということが分かる。
<エセリック・ダブルス(霊的な二重体)>
・天文台や観測所にいる天文学者には、絶対見ることのできないダーク・バデ(暗影)が太陽系内に存在していることを自分は確信している。それは感覚も知覚もある物体である。
・金星のごとく目に見える遊星はエセリック・ダブルス(霊的な二重体)を有していて、そこにはそれは亡霊でも肉体のない幽体でもなく、人間の形をした生きている物体で我々人間の肉眼では見えないが、我々人間界でレーダー・スコープといっているようなものによってしか捕捉できないものが存在している・・・と、私には思われるのである。
(ハロルド・T・ウィルキンス) 『攻勢にある円盤』
<プロイセンの赤い十字>
・18世紀から19世紀にかけて、あるいは、球型、凧型、輝いて枠のようなもの、回転する輪のようなもの、その他奇妙な形のものが空中や海中に現れ続けている。オーロラとも思えないし、彗星でもなし、もちろん流星や隕石ではない。英国王立協会ではそうした資料をたくさん収蔵している。
金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。(8)
『異星人遭遇事件百科』
(郡純) (太田出版)(1991年)
<牛の顔をした異星人>
・牛の顔をした異星人は、人間を下等動物としかみていない邪悪な心、醜悪な姿形を持っている。
(テレパシーによる情報)
1、我々は、牡牛座の2番目に大きな星に人口数万人におよぶ都市を持つ。宇宙で最も発生の古い種族の一つ。
2、地球には2万年以上前から飛来した。目的は種の絶滅を防ぐための交配実験である。そのころの地球には何百種属もの進化の系統を異にする異星人達が訪れていた。が、その後戦争による淘汰の結果、今は32種族に減ってしまった。
3、我々は、現在地球で交配実験を行っていない。飛来の目的は別にある。
4、我々は、母星以外に8つの基地を持つ。以前は木星にもあったが、いまは引きあげた。太陽系には基地はない。
5、現在宇宙で勢力を持つのはレティクル座を支配する小人の宇宙種族である。我々は、互いに敵対関係にある。彼らは我々が地球に出入りするのを快く思っていない。
6、我々と小人族は4千年以上前から戦火を交えてきたが、今は力の差がつきすぎ、争いはない。宇宙で異星人間の大規模な戦争が起きたのは720年前が最後である。
7、人間は<実験><手術><狩猟>の三種の目的によって分類される。我々の主たる関心は<狩猟>である。
8、宇宙の支配勢力は地球人に保護観察策をとっている。大方の種族はそれにしたがう。
9、地球人の宇宙進出は不信の目で見られている。が、それは地球人と異星人の間の戦争のきっかけにはならない。
10、地球人は異星人に敵対的な態度をとってはならない。それは破壊をもたらすだろう。
11、地球人はいずれ地球を脱出することになるが、脱出計画は小人族によって指導される。牡牛座人は小人族の地球権益独占に反対する。
<666=囚人番号説>
・666はレティクル座政府の定めた囚人番号です。
・人類の大祖先は、太古の昔、地球を訪れた、天王星にのがれた脱獄囚たちだった。キリストはその直系子孫だった。
・だが、残念なことに聖書には、そして登場する人類の大祖先たちが監獄の住人だったことを詳らかにする文言はただの一行もない。
<ヨハネ黙示録の666>
・666は地球人の間では、もともと神聖な数字とされていた。悪魔の数字に代わったのは“ヨハネ黙示録”の出現以後である。“ヨハネ黙示録”の作者はキリストの弟子ヨハネである。
・彼はキリストの死後、布教中にローマ皇帝ドミティアヌスに捕えられ、エーゲ海のパトモス島に流される。その地で神々の「啓示」にもとづく全22章からなる預言書を書き上げた。聖書には人類の歴史の中で多くの異星人が訪れたことが記されている。
<オーストラリアのメルボルンでレティクル座人が女子学生に明かした聖書の真実>
・美男子の人間とそっくりなレティクル座のゼータ星人が、2階の私の部屋の壁をただよいぬけてきた。
・男は濃い金髪にグリーンの目をしていた。人間と見分けがつかないくらいそっくり。
・「進化が遅れた」未開な星へ出かけて野蛮人の調査をするのが自分の仕事だが、姿形の異なる原始人の星では苦労する。恐怖心を与えないように視覚操作でカモフラージュするのは毎度のことだ、との話だった。
<キリストは天王星人の子孫?>
・神は天王星人です。彼らは自分の姿に似せて地球人を作りました。その子孫の一人がイエス・キリストだと主張。
・イエスの行った奇蹟は天王星人の超能力の名残りにすぎない。
・遠い昔、レティクル座人と天王星人との間で戦争がありました。戦場となったのは天王星です。戦闘はレティクル座人側の襲撃で始まりました。
・勝ったのはレティクル座人です。天王星を支配していたのは、レティクル座帝国から逃げ出した脱獄囚達の群れでした。
・ブロンド(金髪の異星人)が一時期レティクル座のゼータ星へ大量に移住した。
<星座の名前は知的生物の姿?>
・星座の名称はこれまで単純に「星の形」とのみ関連付けて語られてきたが、近年その常識に見直しの気運が高まっているのは周知の事実である。
・星座の名称の由来は星の配列を似た動物にあてはめたとされるが、はたしてスバル(牡牛座)やシリウス(狼犬座)の配列が牛や狼の形に見えましょうか?これは他の星座すべてにいえることだが、(中略)星座の名称とは、その星座における代表的な知的生物を表現しているのではあるまいか?そして牡牛座と狼犬座の知的生物は、その名称通り「牛」と「狼」のような風貌をし、しかも、古くから交流があり、互いに月を前哨基地にして地球にも頻繁に訪れていた、と考えれば聖書を含めた多くの古代文献の記述も矛盾なく納得できるのである。
・ただ、異星人は単一の種族ではなく、様々な母星からきていたという立場に立つと話が違ってくる。人間をはじめ生き物はすべて異星人による被造物、と考えることが可能になるのだ。
・人間、牛、馬、鳥すべての動物は異星人がみずからの姿に似せて創造した。太古の書においては相互の「交配実験」も行われたのかもしれない。
<世界中に残る動物の神々の伝統>
・牛や猿の顔を持つ神にまつわる伝説や神話は昔から数多い。しかもその多くが神の出身母星との関連で記録される特色を持つ。
・インドのバラモン教の最古の文書『リグ・ヴェーダ』では、神は「双神の牡牛」と表現される。しかも、神の出身母星は「牡牛座」(!)にあるとされる。
・聖書「エゼキエル書」では、エゼキエルの眼前に現れた神ケルビムの顔は「牛の顔」だったと記録されている。同じく「ヨハネ黙示録」でも、空の御座に座る神の一人は「牛の顔」とされ、「ヨブ記」で降臨した神の出身母星をプレアデス(牡牛座)だと記している。
・聖書外伝の「バルク黙示録」で、月と推定される「第一の天」に登場する神も「牛の顔」を持っていた。しかも神たちの中に「狼の顔」をした生き物が混じっていたという。
・またこれら“異形の神”と人間の先祖とのかかわりあいを示す伝説も多い。
アフリカに住むサンパ族に伝わる伝説では、人類が「神」から創造されしばらくの後、「牛の神」がやって来た。「牛の神」は、「狼の顔」をした神たちと戦をしながら、勢力を競い合った。神の子孫たちは地球人と交わって多くの子をなした。子のほとんどは死んでしまった。が、混血の試練に耐えて生き残った少数の者が、サンパ族の先祖になったという。
・またパプア・ニューギニアのヤニ族の神話では、はるか昔「翼のある」神が宇宙の彼方から現れ、鳥を創造した。翼のある神は、牛の神との戦いに敗れて地球を去った。が、混血の子供たちは、そのまま地球に残ったそうだ。
・神話は人類のルーツを探る者に無限の手がかりを提供する宝庫といえよう。
<レティキュランのネットワーク>
・異星人は観察活動を統合する組織としてネットワークの存在を明らかにした。
1、ネットワークは地球の各国政府の行動をモニターする。
2、ネットワークは被誘拐者などの地球人の直接観察に関するいかなる決定をも調整する。
3、ネットワークは、地球人が天体天文学に加わらない現状を憂慮する。地球各国政府の挑戦的、好戦的な姿勢が続く限り、地球の工業技術と今ある社会システムはやがて崩壊する運命にある。
4、ネットワークの宇宙船の地球大気圏外飛行は地球時間の50年前から始まった。
5、ネットワークの宇宙船の移動範囲はペガサス座のNGC7078(メシエ15)まで及ぶ。
6、ネットワークの本拠地はレティクル座である。
7、ネットワークは惑星の間に探査・交易ルートをはりめぐらし相互接触を通じて星間拠点や宇宙社会を築くことができる。
8、ネットワークの宇宙船のほとんどが磁気圏(地球を覆う高層大気圏)を通過して地球の大気圏に入る。
9、レティクル座のゼータ星の大気成分は地球と同じである。基礎物質は同じ物が存在する。
<衝撃を与えたクーパー氏の証言>
・元米海軍の情報部員のウィリアム・クーパーの証言には不正確な所がある。ラゾフスキー博士が、その正確さを保証するクーパー証言のMJ-12項目を、補足をまじえながらまとめてみよう。その内容は要約すると以下の骨子からなる。
1、1953年合衆国政府はロックフェラー財閥の秘密協力のもとに対UFO特別戦略セクションを設立した。
2、セクションの名称は、MJ-12。本部はメリーランド州某所。本部のコードネームは「カントリークラブ」である。
3、50年代半ばMJ-12は、る宇宙種族と極秘協定を結んだ。
4、極秘協定の相手方はオリオン座人。種族名は通称“ラージ・ノーズ・グレイ”である。
5、協定の内容は以下の通りである。
・異星人は地球上で生物実験をおこなう情報を許される。
・合衆国政府は実権を秘密裏に援助する。
・実験の対象は野生動物、家畜のみならず人間を含むものとする。
・合衆国政府は実験の援助とひきかえに異星人の先進的なテクノロジーの提供を受ける。UFOの推進原理も含まれる。
・異星人は生物実験および自らの存在を地球人に知られないために必要な措置をとる、(誘拐対象者の記憶の抹消措置を意味する)
・ラージ・ノーズ・グレイは、オリオン座のベータ星を母星とするいわゆるリゲリアン。地球には植民地の保護監査官のような立場。
<主な異星人の三タイプ>
1、オリオン座のベータ星から来ているリゲリアン。通称“グレイ”。身長約1.2メートル、頭部が大きく皮膚は灰色、目はアーモンド型で、両腕は膝の下まで達する。指は4本で2本は長い。指先がかぎ爪、水かきがついている。
2、レティクル座のゼータ星から来ているレティキュラン。通称“グレイ2”。見かけはグレイと似るが頭と目の形がもっと丸い。
3、プレアデス星団から来ている“ブロンド”。金髪で背が高く白人と同じ姿をした異星人。
・ラージノーズ・グレイはその昔レティキュランに滅ぼされた種族なんだ凶暴でレベルが低い。惑星連合政府ではおもに辺地の警備任務についている。
・惑星連合政府というのはレティクル座政府が5百年前に設立した宇宙最大の連合体だ。レティクル座人が実質上牛耳っている。
・米政府と「ラージ・ノーズ・グレイ」が戦争状態にあったことは一度もない。戦争状態は彼ら異星人達の間であったのだ。
『河童・天狗・神かくし』
(松谷みよ子)(ちくま文庫)2003/4
<河童の名称>
(北海道) コマヒキ、ミンツチ(アイヌ)
(東北地方) オシッコサマ、シーッコサマ、カッパ、カァパ、カァパコ、カッパァ、カワワラス、カッパァ、ガワダロウ、ザンビキワラシ、セッコウサマ、メドチ、メドツ、メットウチ
(関東地方) カッパ、カッパノコ、カワッパ、カダロー、ガタロ、カワワラワ、ネネコ、封(ホー)
(中部地方) エンコ、カッパ、ガッパ、カーランベ、カースッパ、カゴウソ、カワ(ラ)コゾー、カワボウズ、カワザル、カワババ、カワコゾ(ウ)、カーラボーズ、カワヤロウ、
カワツズミ、カーカンパ、カワッパ、
カワウソ、カワダ、カーラボン、カワラ、カワコボーズ、ガワロ、ガウロ、ガォロ、ガワエロ、ガワイロ、ガメ、ガワラ、ガワタロ、コボッチ、シジン、シイジン、スイシン、スイジン、スジンコ、セーシン、セージン、テガワラ、ドーツン、ドチロベ、ドチ、ドチガメ、ヌシ、ミズシワッパ、ワワッパ
(近畿地方) イ(ン)ガラボジ、ウンガラボーシ、エンコ、オンガラボーシ、カッパ、カワッパ、カワラ、カワソ、
カワタロ(-)、カワコ、カワコゾウ、カタロ、カワタラ、カシラ、カワンゴロ、カワコボシ、カワラコゾウ、カワロ、カンコロボシ、カワノトノ、ガタロ、ガワタロ、ガ(-)タロ(-)、ガァラ、ガウライ、
ガワッパ、ガイタロウ、ガロウ、ガロボシ、ガウラ(イ)、ガシャンボ、ガ(ッ)タラボ(-)シ、ガンタヲボシ、
ガイタルボーズ(カイダルボーズ)、ガラボシ、ゴウタロウ、ゴウタラ、ゴウラボ(ウ)シ、ゴウヲゴランボ、ゴボシ、ゴロボシ、シリヒキマンジュ、シリヌキ、シリコーボシ、スッポン、ドンガス、フンゴロボージ、
ヒョウスボウ、マロ、ヤマタロ、
<河童の名称>
<河童の名称は全国各地で色々>
(中国地方)
エンコ(ウ)、カワッパ、カワコ(―)、カウコ、カウゴ、カワソ、カワコボーズ、ガウロ、ガ(ッ)タロー、ガウコ、ゴンゴ、ゴーゴ、ゴンゴージ、テナガ、フチザル、川子大明神
(四国地方)
イドヌキ、エンコ(ウ)、カワウソ、カワラ、カタロー、カワランベ、カダロウ、ガタロ(-)、ガワタロ、ガワラ、ガァラ、ゴタロ、ゴタコ、ゴタラ、シバテン
(九州地方)
エンコ、オト、カワノト、カワノヌシ、カワノヒト、カワコ、カントン、カーダラ、カーボン、カワタロウ、カワンヒト、カワノト、カワノヌシ、カワノヒト、カワンチョロ、カワントロ、カワノトノ、カワントン、カワロ、カリコボ、カワッソ(ウ)、カワゾウ、カワッパ、カーッパ、ガーッパ、ガッコ、ガワッパ、ガーダラ、ガワタロ、ガンチョロ、ガワッパ、ガータロ(-)、ガントロ(-)、ガントン、ガーッポ、ガグレ、ガゴ、ガラッパ、ガワロ、ガラッポ、ガンバ、ガースッパ、ガーロ、ガタロ、
ガシタロ、ガワンタロ、ガワッパ、ガッタロ、ガァッパ、ガッパ、ガアラッパ、ガワンタ、コウラワロウ、
サンボシ、スイテング、スイテンボウズ、スジンドン、セコ、セコンボ、セココ、セセコ、セコボウ、ヒョ(ウ)スンボ、ヒョウボウ、ヒュ(ウ)スボ、ヒョイヒョイ、ヒュースベ、ヒョウス、ヒョウスヘ、ヘテゴロ、
ヘジコロ、ホグラ、ナサン、ミズシン、ミッツドン、ヤマワロ、ヤマンタロー、ヤマセコ、ヤマオロ、ヤマウロ、ワワッパ、ワラドン
(奄美大島)ガウル、ガワッパ、コーバチ、ケンムン(ケンモン)
(沖縄地方)カムロー、キジムン(キジムナー)、ブナガヤ
『河童を見た人びと』
(高橋貞子)(岩田書院)2003/6
<「河童を見た人びと」>
・「河童を見た人びと」の舞台は、岩手県下閉伊郡岩泉町です。岩泉町は、香川県一県に匹敵する日本一広い面積をもち、総面積の93%を林野が占めています。豊かな森と水を背景に、岩泉町の人々は河童ばなしを豊かに語り継いでいました。半世紀前の人々が見たり聞いたりした岩泉河童ばなしを掘り起こして、ひたむきに書き留めて羅列して一冊になりました。
<ミカン色の皿を被ったカッパを見た>
・昭和13年(1938)、キクさんたちは小学校の4年生でした。ある日、学校の帰途に舟木沢の滝の渕を覗きますと。美しいミカン色の皿が浮かんでいました。
よく見ると、ミカン色の皿の周りには、肌色に縁取られていました。やがてカッパが浮かび上がり、胸の辺りまで体を現しました。カッパは肩の落ちた撫肩の体形でした。
その体の色の美しいこと、表現の言葉がみつからないといいます。水に濡れていた所為と思いますが、サンマなどの光り魚のようだった、と言い表すのが一番近いでしょうと、キクさんは語りました。