一般質問と答弁 まとめ① | 山田智子オフィシャルブログ Powered by Ameba

一般質問と答弁 まとめ①

昨日行いました私の一般質問の

質問内容と答弁をまとめました。

なお、正式な発言内容は後日アップされます、録画中継をご覧いただければと思います。

 

 

 

【「赤ちゃんの駅」施設の環境改善について

 

本市では、平成2411月から、乳幼児を抱える家庭の子育てを支援する取り組みの一環として、外出中に気軽に立ち寄り、授乳やおむつ交換等ができる施設「赤ちゃんの駅」を設置しています。
赤ちゃんの駅は、安心して外出・相談できる環境づくりを推進していくことを目的として実施しています。

先月5月時点で子育てサイト「ぽかぽかタウン」に掲載されている、赤ちゃんの駅登録件数は市内に49件あるとされており、内公共施設は24件です。

今回、利用する立場の目線で、この赤ちゃんの駅を見て回ったところ、公共施設に多くの問題点があったため、質問を致します。

 

1)各地域まちづくりセンターの赤ちゃんの駅について

 Q.

市内には14の地域まちづくりセンターがありますが、この14施設の内、赤ちゃんの駅として登録されているのは、10施設であり、笠縫・笠縫東・老上西・矢倉まちづくりセンターの4か所は、赤ちゃんの駅として登録されていません。特に笠縫まちづくりセンター、老上西まちづくりセンターでは、新しい施設で、授乳室やおむつ交換シートがありますが、赤ちゃんの駅として登録がなされていません。なぜ、同じ地域まちづくりセンターであるのに、登録されていないところがあるのか伺います。

 

A.

各地域まちづくりセンターの赤ちゃんの駅の登録状況について、施設内に授乳室およびおむつ交換シートを設置している老上西・笠縫の両まちづくりセンターにおいては、登録申請が漏れていたことから、直ちに手続きを進め、登録いたしたところである。また、笠縫東・矢倉の両まちづくりセンターについては、施設の老朽化等の状況により、登録を見送っておりましたが、再度、状況を確認し、問題がなかったので申請手続きを進めていく。

 

2)多目的トイレ等を赤ちゃんの駅としている理由について

 Q.

赤ちゃんの駅となっている10の地域まちづくりセンターは、多目的トイレや、女子トイレの中におむつ交換シートがある場所が、赤ちゃんの駅となっています。外出中に気軽に立ち寄り、授乳やおむつ交換等ができる施設が赤ちゃんの駅だという認識ですが、今の状況では、おむつ交換だけで、安心して外出し授乳等ができ、子育て相談ができるような環境ではないですが、所見を伺います。

A.

「赤ちゃんの駅」登録にあたっては、おむつ交換の場所または授乳の場所のいずれかが提供可能で、衛生面と安全面に配慮された施設であれば、赤ちゃんの駅として認めている。また、専用の施設がない場合でも、工夫により機能を満たしていれば認めており、少しでも多くの施設に登録していただくことで支援が広がることを期待している。 

 

3)授乳やおむつ交換等の環境が整っているにもかかわらず赤ちゃんの駅ではない公共施設について

Q.

逆に、授乳やおむつ交換等の環境が整っているにもかかわらず、赤ちゃんの駅の登録がされていない施設もあります。今年4月から供用開始した、草津川跡地のde愛広場と、ai彩広場には、トイレにおむつ交換スペースがあり、多目的トイレもありますし、さきほども申し上げましたが、笠縫まちづくりセンターと、老上西まちづくりセンターは、授乳室まで設けておられるにもかかわらず、先月5月の時点でなぜ赤ちゃんの駅として登録がされていないのでしょうか、事務手続きができていない可能性がありますが、それだけ赤ちゃんの駅に関して意識が低いような印象を受けますが、いかがでしょうか。

A.

ご指摘いただきありがとうござました。早速登録について整理させていただきました

 

 4)草津市立なごみの郷等の赤ちゃんの駅の改善について

 Q.

すべての施設の現場を見て歩きましたが、早急に改善が必要な施設がありました。まず、草津市立なごみの郷の施設内の赤ちゃんの駅ですが、

赤ちゃんの駅を設けておられる部屋が一つあるのですが、ドアを開けると物置状態になっていました。

         ↓

これでは、オムツを替えることもできませんし、授乳できるような部屋ではありません。

 老上西まちづくりセンターの授乳室は、キレイな授乳室の個室が設けてあるにもかかわらず、カギがかかっていました。話をきいたところ、ずっとカギをかけているとのことです。また、施設内の一番奥にあり、案内表示もなく大変分かりにくい場所にあります。

これでは赤ちゃんが泣いて授乳が必要な時にすぐに部屋にはいれません。せっかくある授乳室の意味がありません。

また、他の地域まちづくりセンターに設けてある、おむつ替えスペースを開けてみると、ゴミが間に入っているところもありました。

 草津市立水生植物公園みずの森は、館内の赤ちゃんの駅の、授乳スペース・おむつ替えスペースに問題はなかったのですが、駐車場のところにあるトイレのおむつ替えスペースに問題がありました。ほぼ外に設けられており、人目につく場所、雨風日差し、砂ぼこりがかかるような場所におむつ替えスペースがあり、不衛生で、問題があります。

 

 こどもを連れて外出しやすい環境を作るために、授乳室等のカギは常にあけておく、わかりやすい表示を施設に行う、部屋やおむつ交換スペースは、ゴミがないか、他に不必要な物が置かれていないかチェックする等、すぐ改善するべきではないかと考えます。私が把握したこれらの場所や、他にも同じような状況になっている場所があれば、早急なご対応が必要ではないでしょうか、ご所見を伺います。

 A.

各施設の管理について、それぞれで、利用者の安全確保や施設の適正な管理・運営のために、利用希望者の申し出により開錠を行うなどの運用を行っている施設もあり、各施設の清掃につきましても、一定対応されているものと認識している。 しかしながら、ご指摘いただきました施設も含め、再度チェックを行い、利用される方々の意見も聞きながら、より良い「赤ちゃんの駅」になるよう改善に向け調整する。 

再Q.

指摘した箇所については既に改善されたのか。

 

A.

確認を取り、既に改善した箇所もある。利用者の意見を聞きながら改善に向け調整を行ってい く。  

 

5)授乳室の数と質について

 Q.

さきほどから申し上げていますが、市内の赤ちゃんの駅は49カ所あり、内公共施設は 24個所です。授乳室があるところが全体的に少なく、またその授乳室の状態ですが、ぽかぽかタウンの授乳室は扇風機がありますが、窓のブラインドが壊れています。これから夏場になることと、赤ちゃんの体温は高く、授乳中はかなり暑くなるので、授乳室の空調等の環境を整える必要があります。

また、民間の施設では、粉ミルク調乳用のお湯の機械がありますが、公共施設にはありません。このような設備があれば、赤ちゃんの駅がさらに充実したスペースになるのではと考えます。

さらに、男性がおむつ交換や粉ミルクをあげる場合、民間施設では男性が授乳室に入れるところと、入れないところがあります。公共施設では、男性の授乳室の利用についてどのように考えておられるのかも含めて、もっと充実した授乳室等の環境整備や案内表示を行う必要があるのではと考えますが、ご所見を伺います。

A.

調乳用のお湯を提供する機械について、民間施設で設置されている場合があるが、公共施設では、民間施設と異なり、近くに対応できる職員がいる。このことから、機械によることなく、調乳用のお湯は、直接職員が提供しておりまして、利用者への安心感の提供や、子育てに温かい社会づくり・機運の醸成に繋がっているものと認識している。

 次に、授乳室等の環境整備であるが、公共施設という限られた空間の中で、授乳スペースやお むつ替えシートの提供については、それぞれの求めに応じた個室をその都度案内しておりまして、男性の授乳室の利用につきましては、使っていただきやすい表示と併せて、職員の温かい対応に心がけているところであるが、施設によって差があるとのことで、一層の 啓発に努めてまいる。

また、施設の案内表示については、それぞれの登録施設で提供できる内容について、利用者の立場に立った表示の見直しを行うとともに、利用される方の声を聞きながら、より良い案内ができるよう案内の方法を工夫してまいる。 

再Q.

調乳用のお湯は職員が提供するとのことだが、その都度職員に聞けばよいのか。

 

A.

利用に当たっての表示を工夫することを調整していく。  

再Q.

男性の利用についてはどのような啓発をするのか

A.

 分かりやすい案内表示が必要になってくるので、男性の方でも利用できる表示を考える。 

再Q.

今後男性でも授乳室を使えるようになるのか。

A.その方向で考えている。

 

6)子育て相談の実施について

 Q.

草津市「赤ちゃんの駅」推進事業実施ガイドラインで定められている登録基準には、①授乳の場の提供②おむつ交換の場の提供、①②の両方、もしくはいずれかが満たされていれば赤ちゃんの駅となり、③調乳用の湯の提供④情報提供の場の提供は、付帯条件となっています。④の情報提供の場の提供について、子育て情報などのチラシ配布や、子育て相談などは実際に行われたことがあるのでしょうか。どのような場合を想定されているのでしょうか。

 

A.

子育て相談の実施については、まず、子育て情報の提供としては、草津市子育てガイドブックやツインズフレンズ等事業のチラシなどの各種の子育て情報を適宜、提供しており、利用者に活用していただいている。また、子育て相談については、個室などの相談スペースを御準備いただけることを条件として、市から保育士や栄養士などの有資格者を派遣し、赤ちゃんの駅において子育て相談を実施している。平成28年度の実績としては、保育士による相談会を3回実施し、相談件数は34件、栄養士による相談会を15回実施し、相談件数は75件となっている。

 

 

再Q.

具体的にはどこで実施されたのか。

 

 

A.

なごみの郷、コミュニティ支援センター、つどいの広場など開催している。

 

7)今後の赤ちゃんの駅の方向性について

 

Q.

同じ赤ちゃんの駅マークがある施設でも、内容に差がありすぎるため、もっと明確に、何があるのか、ないのかを表示したほうが利用者はわかりやすいです。赤ちゃんの駅というからには、多目的トイレだけでは不十分であり、もっとなんでもそろっている必要があります。それに、赤ちゃんの駅と登録されていなくても、授乳室があれば利用しますし、そもそもの赤ちゃんの駅というものを利用者の立場に立って考え直して頂きたいですが、ご所見を伺います。

 

A.

赤ちゃんの駅については、「授乳の場の提供」または「おむつ交換の場の提供」の機能が備わっている場合に、赤ちゃんの駅として登録している。 市全体で子育てを支える温かな環境づくりのため、より多くの施設の登録を求めているものであり、施設によって、その設備自体に差が生じることもあるが、工夫によって十分にその機能を持つことができるものと考えている。 市としては、引き続き、赤ちゃんの駅の拡大に向け、調整してまいるとともに、その場所と機能についても、子育てアプリやくさつ子育てガイドブックなどを利用しながら、丁寧にお伝えしてまいりたいと考えている。また、施設の設備表示については、その機能等がよりわかりやすくなるよう工夫してまいる。

 

再Q.

授乳ができる赤ちゃんの駅の増加についての所見を伺う。

 

 

A.工夫によってできるものがたくさんあると考える。民間の施設だと奥にある畳の部屋の貸し出しや、洋服店であれば試着室など、民間も含めて数を増やしていく。