一般質問と答弁 まとめ② | 山田智子オフィシャルブログ Powered by Ameba

一般質問と答弁 まとめ②

【風しん予防接種について】



1)風しん抗体検査無料実施の状況について


抗体を持たない妊娠中の女性が風しんにかかると、産まれてくる赤ちゃんに、難聴や心疾患、白内障や緑内障といった障害、いわゆる先天性風しん症候群が発症する可能性があります。

厚生労働省でも、風しんの感染予防の普及・啓発活動を行っており、現在、多くの自治体では先天性風しん症候群の予防のために、主として妊娠を希望する女性を対象に、風しんの抗体検査(免疫の状態を調べるための血液検査)を無料で実施しており、滋賀県でも無料で検査が行われています。

特に、これから妊娠を希望する女性の方で、予防接種を受けているか不明な方、風しんにかかったことが確実でない方は、この機会に風しんの抗体検査をご検討頂きたいと思うのですが、先月1118日の読売新聞によりますと、昨年度、東京都は、千代田区を除く全区市町村が、無料の風しんの免疫検査を集計した結果、20歳代の女性5533人のうち2090人(38%)、30歳代では8252人のうち2209人(27%)で、風疹の免疫が不十分だったことがあきらかになりました。

風疹の定期予防接種は現在、小学校入学前に2回受けることになっています。しかし、今年度中に26~53歳となる女性は定期接種が1回で、十分な免疫がない可能性があります。また、制度変更に伴い、16~25歳は中高生時代に2回目の接種を受けることになっていたが、受けそびれたケースがあるとみられています。

東京都の20歳代30歳代の女性で風しんの免疫が不十分だったことを考えますと、草津市でも同じような状況である可能性が考えられます。

草津市内での風しんの抗体検査の無料実施状況や、受診率の状況等、どのぐらい力をいれ、進めておられるのか、お伺い致します。





風しんの抗体検査につきましては、滋賀県が妊娠を希望する女性や同居の家族等を対象に抗体検査の無料実施をしています。県からの報告によりますと、平成26年度に抗体検査を受けられた草津市民は235人で、そのうち十分な免疫を持っていない方は49人、平成27年度では10月末現在で草津市民は142人で、そのうち十分な免疫を持っていない方は33人でした。本市では、転入者や婚姻届出時に、市民課の窓口で、県が作成しました風しん予防リーフレットを配布し、風しんについての知識や予防接種の必要性、県での無料の風しん抗体検査等の周知を行っています。また、健康増進課においても、県での風しん抗体検査のリーフレットを設置し、啓発に努めているところです。



2)ワクチンの接種状況について


本市では、「先天性風しん症候群」の発生を予防するために、風しんワクチン、またはMR(麻しん風しん混合ワクチン)の予防接種費用を助成し、安心して出産・育児ができるよう子育て支援の充実を図っておられます。助成内容は、1人一回限り、接種費用の7割で上限7000円とされています。

 本市では、安心して出産・育児ができるよう子育て支援の充実を図っておられることから、風しんの免疫が不十分である可能性の高い、20歳代、30歳代の女性、とりわけ妊娠を希望する方に、さらなる予防接種の費用の助成を行えるように周知・啓発を強化して頂きたいのですが、現状の接種状況をお伺い致します。



 

ワクチンの接種状況についてですが、滋賀県内では、本市をはじめ5市町が風疹の抗体価が低い人に予防接種費助成を実施しています。平成27年度の草津市風しん予防接種費助成

金交付申請者は、10月末現在で、19人です。内訳は、妊娠を希望する女性が15人、妊娠を希望する女性の同居家族が4人です。また、妊娠を希望する女性のうち20歳代が7人、

30歳代が7人、40歳代が1人でした。本市の予防接種費助成制度につきましては、保

健所での風しん抗体検査時に周知をしていただいています。また、草津および栗東市内の予防接種実施医療機関には、「草津市風しん予防接種費助成制度について」のポスターの掲示を依頼し、その他にもホームページ、広報による啓発を行っております。今後は滋賀県の風しん抗体検査委託医療機関にも周知していただくなど連携をはかり、より一層啓発に努めてまいります。



 

現在、放送中の産婦人科 を舞台にした作品で「コウノドリ」というドラマがありますが、厚生労働省ではドラマとタイアップし、妊婦が風疹になるリスクや、風疹の予防啓発と予防接種への関心を高めようと呼びかけています。予防接種さえすれば、先天性風しん症候群は防げます。妊娠中は風疹の予防接種ができませんので、無料の抗体検査を行い、予防接種を受けて頂けるような周知啓発をさらにお願いしたいと思います。





滋賀県HP 風疹抗体検査について

草津市 風しん予防接種の助成について






【シティセールスについて】



1)草津市公認マスコットキャラクターたび丸について 

 自治体や商店街、地域の観光協会など、全国のゆるキャラが集まり、1年に1度、ネットの投票でグランプリを決める、ゆるキャラグランプリ2015に、草津市公認マスコットキャラクターたび丸が今年もエントリーしていました。グランプリにむけ、8月17日から11月16日までの間、投票の周知や草津市のPRに力をいれてこられ、去る11月21日~23日に決選投票が行われました。草津市からは、まち活マッチや、クゥとかいななどのゆるキャラもエントリーされていましたが、今回たび丸は多くの票を獲得し、昨年よりも大躍進する結果となりました。全国へ草津市のことをもっと広めようと取り組んでいる、たび丸のシティセールスの効果は、どれくらい出ているのでしょうか。

 


「たび丸」につきましては、昨年度に、草津市公認マスコットキャラクターと正式に位置付け、本年度は、積極的に市内外に向けたPR 活動を展開しているところでございます。その一環として、ゆるキャラグランプリ2015にエントリーし、各種イベントに参加をしたり、JR 草津駅、南草津駅の御協力を得て街頭啓発をするなど投票を呼びかけてまいりました。

シティセールスは、市民の皆様がふるさと草津に対する誇りと愛着「シビックプライド」を持てるようにすること、草津を愛する思いを、市民自らが発信していくことを目指しておりますことから、「たび丸」への投票をきっかけにして、市民の皆様がシティセールスに関心を持っていただき、自ら取り組むきっかけのひとつとなれば、市民の手による本市の魅力の発信に繋がるものと考えております。

なお、本年の最終結果は、1727 体中242 位と、昨年の865 位から大躍進を遂げており、この結果はシティセールスの効果の現れであると考えております。





2)LINEスタンプについて 

 先月11月5日に、たび丸のLINEクリエイターズスタンプが販売されています。40種類のたび丸スタンプで、税込120円であり、たび丸や草津市の認知度アップや拡散につなげることを目的とされ、草津市シティセールス活動認定事業の取組みの一環として作製されました。

 販売から約1か月が経ちましたが、販売の状況と、スタンプの効果はどのように感じておられるのか伺います。




「たび丸」のLINE スタンプにつきましては、官民連携で、草津の魅力を創出し、市民や市外の人に対して、その魅力を発信することを目的とする、草津市シティセールス活動として認定しているところでごさいます。販売開始から約1ヶ月経ちましたが、販売数は、毎月末に確定し、翌月10 日以降に判明する予定となっているため、現時点では把握できておりませんが、利用しやすいと御好評の声をいただいております。

LINE は今や、電話やメールにも勝る新たなコミュニケーション手段として普及しており、スタンプは、新たな感情表現のツールとして、広く受け入れられておりますことから、このようなスタンプが広く利用されることは、より印象的な本市のイメージづけとして、効果的にシティセールスに寄与するものと考えております。











3)今後の草津市のシティセールスの方向性について

 Q

たび丸の活躍が目立つと感じた、今年度のシティセールスですが、今後のシティセールスは何に力を入れ、どのような取組をされていくのでしょうか。




今後のシティセールスにつきましては、魅力あるまちづくりを進める取り組みを、効果的かつ戦略的に事業展開するため、引き続き、公認マスコットキャラクター「たび丸」のPR を強化するとともに、KUSATSU BOOSTERSメンバーによる情報発信へのさらなるご協力を依頼してまいりたいと考えております。

また、行政と民間が協働して、「草津ならでは」にこだわった魅力を創出し、市内外に、魅力を発信する取り組みや、本市の認知度や都市イメージの向上につながる事業を、シティセールス活動認定事業としてさらに活用し、積極的な市民参加を促進してまいりたいと考えております。

なお、平成28 年度は、「草津市シティセールス戦略基本プラン」の中間年にあたりますことから、後期に向けたさらなる展開を検討してまいります。



再Q

今年度のクサツブースターズの活動はどのようなものであったのか。




 KUSATSUBOOSTERSについては、宿場まつりや地域イベントへの参加をお願いするとともに草津のイメージアップへの協力をお願いしている。