今日は尺八以外の話題で・・・

と思いつつも、コンテナ工房で塗装をする。

新作の1尺6寸管331Eタイプの塗装ですな。

すぐに一宮市までいく用があったので、車のシートに差し込んで、塗料を乾燥させながら運転。

一宮で用を済ませた後、気になる建物の前を通りました。

鋸屋根です。

今、全国で急速のその姿を消しつつあります。

一宮は世界的にも有名な繊維産業の街でした。多くの工場を持ち、その大半が採光と広さを確保できる鋸屋根工場だったようです。

産業も衰退し、解体され、全国的にはマンションや駐車場になっていくのが時代の流れなのに、一宮にはまだ2000棟も残っているとの事。

なぜか私は、昭和までのこういった遺産(だと思う)に惹かれます。

つい車を停めました。

安藤毛織の

フ〇マテックス?

人気はなく工場は閉鎖されているようです。安藤毛織工場の門札あり。

一周してみると、学校のような立派な建物が敷地内にあります。

私も教育現場にいる時、多くの若者を繊維関係に就職させたことを覚えています。

勉強しながら働く環境の工場もありました。

 

ここは、地域の人の通路のようで通行しても良さそうだな。

延々と続く鋸屋根工場(跡?)

 

塀の中は私邸となっているようなので撮りませんでした。

調べてみても、あまり詳しいことは分かりませんが、かなり大手の毛織工場があり、その施設がそのまま残っているようです。

 

一宮の鋸屋根工場。いずれ消えていく建造物ですね。

素人には、ギャラリー、アトリエ、コンサート会場、博物館、他の工場への転用、貸倉庫・・

いろいろ考えてしまうのですが、実際には採算面や、管理面、耐震基準など難しい問題が多いのでしょうね。

実現は困難でしょうが、コンサート会場にそのまま貸し出すような所があれば

機械の間でも、何処でも演奏してみたいものです。

間違いなく、よい響きのはずです。

そして、多くの女工さんが働き、機械がフル稼働していた特別な空間ですし。

 

時間があれば、一宮市の鋸屋根めぐりしてみたいものです。

毛織物産地「尾州」のいま・むかし のこぎり屋根のある風景 vol.2 | おでかけ特集 | 【公式】一宮市の公式観光サイト IchinomiyaNAVI (138ss.com)

↑ここも気になります。